浮気を責めるのは逆効果~「泥沼化はドラマ化」

前回、女は名探偵であり男の浮気や嘘を見破るという内容や事例を話してきたが
女が「コイツは“黒”だ」と思う瞬間
男の嘘や浮気を見抜く女は名探偵
では、自分のパートナーの怪しいという兆候がみえたり、浮気が発覚したらどうするか? どう行動するか? が問題となってくる。

先日、たまたまランチ会で盛り上がっている30~40代くらいの女性グループに遭遇した。レストランで賑やかに話している彼女たち、笑い声が響きなんとも元気がいい。楽しそうである。

「なんかさ~いざ、手放すとなると惜しくなるものよね」
「そうそう、今までほっといたのに誰かがそれを横取りしたり拾おうとするとなんだか急にもったいなくなる(笑)」
「玩具やぬいぐるみと一緒よ。はじめは楽しくていつもそれで遊んでても、しまいには飽きてきてそれを使わなくなる。でもイザそれを『誰かにあげる』となると躊躇しちゃう……」
「その玩具を人に一時的に貸してあげるっていうのもイヤ?」
「タダじゃ絶対イヤよね~」
「レンタル料取れればね」
「そうそう、押入れにしまってあるものを整理すると、気づくものってあるじゃない?とっといても絶対使わないくせに、迷った挙句また同じ所に置いといたり、しまっといたりして……結局捨てれなかったりする」
「あ~あるある!」

私は耳がダンボになった。これは、ただの「片付け上手になる方法」とか「素敵な奥様の収納術」についてとか、ブームの「断舎離」についての話ではない!

奥様達は使ってないものを“ダンナ”に例えているのである。詳しくいうならば、普段は気にならない気にしないような旦那でもイザ、浮気したり愛人がいたらポイできるか? という内容である。
最近は放置しておいたダンナでさえもその場合だけは惜しくなる。一応手元には置いておきたいのか……。
日頃邪険にしていた旦那樣を愛人に向かって「もうコレ要らないからアンタにあげるわ」とは言いたくない、言わないということなのだ。
使わないもの、使っていないものだとしても、タダでは差し出さない。それを貸すもの捨てるのもイヤという話である。

これはヤキモチや嫉妬などという可愛いものではなく、愛だの恋だのという甘いものではなく「女のプライド」であり「意地」でもある。

私の知り合いに旦那の浮気が発覚して大騒ぎしたケースがあるが、浮気うんぬんの前からかなり冷えきった夫婦生活だった。
いても、いなくても、気にしない……気にならない、というような冷めた存在。
空気みたいな存在などというけれど、空気はなければ死んでしまうが、この夫婦はお互い居ても居なくても支障はないという間柄だったのだ。(※互いに依存しなければならない環境ではない状態。子供が小さいとか、経済的にも問題なかった)

しかし、旦那に愛人がいることがバレて……いや、この旦那は奥さんにバレても構わないと思っていたのだろう。バレたらバレた時のこと、と開き直っていたのだろう。だって奥さんに連絡もせず、自宅に平気で帰らない夜が幾度もあったのだから。

アリバイ工作もせず、奥さんに嘘もつく気もなかったということだ。奥さんが朝帰りの旦那の取り調べをすると彼はあっさり白状した。「吐け!」と言わなくとも簡単に自白した。

「別れて欲しい」
「だってもうだいぶ前から俺たちダメだったじゃないか?」
「こんな形だけの夫婦、意味が無い……」
と旦那から離婚話を持ち上げられた。

しかし、今まで干渉してこなかった奥さんは豹変した。感情をむきだしにした。
旦那を罵り、暴言を履き、駄々をこね、泣き崩れ……。
「冗談じゃないわ」
「私は絶対別れない」
「この裏切り者!」
私は可哀相な被害者であり、不貞行為をしたあなたは加害者であると訴えた。自分だけ幸せになろうとする利己的な男、私だけ置いてきぼり、私を見捨てるなんて許せない。
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この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニスト 大手ポータルサイトにて数々のコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題は得意。文章セミナー、婚活セミナー講師も務める

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