「紅の豚」から学ぶモテキ! カッコいい男は「カッコ悪い」

筆者がジブリで一番好きな作品は「紅の豚」である。自分にはまだまだできないであろうあの大人の恋愛に憧れてやまないからだ。
つい最近、テレビのロードショーでやっている紅の豚を見てちょっとした議論になった。

「なんで豚なのにモテるんだろう?」

答えは一つ。豚、ポルコ・ロッソがカッコいいから。なぜかっこよく見えてしまうんだろう?

「紅の豚」とは?


舞台は、第一次大戦後、世界恐慌による不況にあえぐイタリア・アドリア海である。ファシズムにより国が傾いていく中、アドリア海では世界情勢など気にせず、空賊と呼ばれる空中海賊たちが暴れていた。
その空賊を相手に空を飛ぶ豚こそ、最高のテクニックを誇るパイロットであり賞金稼ぎであるポルコ・ロッソだ。

ライバルになるカーチスや、ポルコに想いを馳せていく若き職人フィオ、旧友のジーナとの恋。
スピード感あふれるストーリーはイタリアを舞台にしているだけあって美しく、深い。

かつては英雄であったにもかかわらず、「大人の事情」でお尋ね者でありつづけるポルコ。

ファシストを掲げる空軍に戻るより豚のままでいるほうがいいと言うポルコにかつての戦友は言う。
「冒険飛行家の時代は終わったんだ。国家とか民族とか、くだらないスポンサーをしょって飛ぶしかないんだよ」

人は弱くて流されやすい。自分には不本意でも受け入れなくてはいけないことが世の中にはたくさんある。
しかし、ポルコは世間的に追いやられていようが自分の信念を曲げない。

ライバルに負けて戦闘艇は大破、追われる身、無人島暮らし。

正直カッコ悪い。なにニートみたいな生活してるんだ!って思うかもしれない。

でも「カッコ悪い」からこそ「カッコいい」のだ。

世間体ではカッコ悪くても、子供のように自分を曲げず、名誉とプライドのために生きることを大事にしてるポルコはそんじょそこらの男よりずっとカッコいい。人にできないことをやってのけることが世間では風当たりが冷たくても自分の芯を貫くその様は、女の本能をくすぐるからだ。

「紅の豚」でいう「カッコ悪さ」は自分にとって生きにくい状況に追われてもそれに屈せず戦い抜く、“媚びない姿勢”だと思う。正しいと言われてることに反しても自分の世界観を貫くのは容易ではない。

「カッコ悪い男たち」にハッパをかける女たちも気が強くて美しい。ポルコの旧友であり彼に想いを寄せるジーナが一番筆者は好きである。彼女の名ゼリフを、自分の紹介文にするほど私はイタリアの女だ。ちなみに筆者の国籍は日本人である。

美しい女たちを虜にしてやまないのが「カッコ悪い男」なのだ。あなたの周りにもいないだろうか?カッコ悪いことばっかりしてるのに目が離せない男は。もしかしたらその男は「モテキ」に入っている「カッコイイ」男かもしれない。

筆者の好きな人が少しの間、地方の実家に帰ることになり駅の改札まで見送りに行ったことがある。改札に入る際に「寂しくなっちゃうね」というと、「心ってどこにあるか知ってる? 人と人の間にあるんだよ。だから離れても心は一つだよ」と意味不明なセリフをどや顔で吐き、改札をカッコよく通り抜けようとしたら、チャージ不足で通れず。

カッコ悪すぎる。

でもバツが悪そうな笑顔でチャージしに戻ってくる彼が愛しくて仕方なかった。ちなみに私の好きな人はチャージ後、まったく同じセリフをまた吐いてしきり直した猛者である。

カッコ悪いところを見せられる人は強い人なのだ。貴方の周りにそんなカッコ悪い人がいたら、彼は「モテキ」に突入しているに違いないだろう。
そして「賭け」られる男ができたらあなたもイタリア女だ。
(エルメス)

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