男性に告ぐ! モテるためにはオシャレより大切なことがある

前回のコラムで「オシャレすぎる男性って引かない?」ということを書いた。自分磨きに余念のない姿を見せられると、ちょっと引いてしまう。そういったことは、人知れずするものだ。特に男性にはそうして欲しいという、女性からの願いでもある。

男性のオシャレは、ほどほどが良い。ちょっとスキがあるくらいのほうが、好感が持てる。むしろ、オシャレが目立つよりも、もっと大切なものが男性の魅力としてあるのではないか。

本物のゴルファーの素敵さ


以前、ゴルフスクールのコンペで、ハンデ1の男性Aさんと回る羽目になったことがある。本来コースに出てはいけないほどのスコアだった私は、ラウンド前から萎縮してしまい、最初から散々なプレーだった。

前に進まないので、更に焦りが生じ、同じ組のプレーヤーに多大な迷惑をかけた。Aさんはきっと、そんな私のプレーをやきもきしながら見ていたはずだが、表情のひとつも変えずにプレーしていた。

ハーフが半分ほど過ぎた頃、ティーショットのときにはじめてAさんがさりげなくアドバイスをしてくれた。「たぶん、体とティーの間隔をもう少し近くすると当たると思いますよ」
上から目線でなく、やさしい一言をかけてくださったおかげで、私は少し冷静さを取り戻した。

ラウンドが終わって、集合場所の椅子に腰掛けていると、偶然となりにAさんが居た。穏やかな声で「ゴルフ以外にスポーツをやっていますか」と話しかけてくれた。私も、Aさんが週末はアマチュアの大会に出てプレーしていることなどを伺って、ますますそのお人柄に惹かれていった。

オシャレよりも大切なものは


それきりで、その後一度もお会いしたことはないのだが、素敵な男性として、今も心の中にずっと残っている。Aさんのゴルフウエアは、思い出すことが出来ないほどシンプルだった。

いまどきは、ゴルフ場にも石川遼くんかというほどのファッションに身を包んだシャレた男性がたくさん来ている。でも、そんな華やかなウエアよりも、Aさんの紳士的であたたかな表情や声が今も忘れられない。

自分の腕前をひけらかすことなく、最後までスポーツマンらしいさわやかなプレーを見せてくれた。不甲斐ない自分に落ち込んでいる私に、その日のラウンド以外の話題を振って、短い時間を楽しく過ごさせてくれた。本物のゴルファーであり、自分のことよりも周りの人をよく観察して、気を配ってくれるAさんのような人は、ファッション雑誌に出てくるような華やかな服装に身を包まずとも、接した人の記憶の中に生き続ける。

世の中の男性には、ぜひ「一本筋の通った生き方」を見せて欲しいと思うのだ。

男のオシャレは、その「生き方を盛るための器」くらいに考えて欲しい。「男の矜持」を持たずにオシャレが先行してしまうような男性を、女性は見抜いているはずだ。
(初音/初音と綾乃)
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