イマドキ女子学生の結婚観

先日、大学四年生になった女子学生と会ってお食事をしながら話をした。

Tちゃんは、学業優秀で性格も申し分ない。天然ボケがかなり入っているのだが、可愛さのあまりに、周囲の人たちがサポートしてくれて、今日までつつがなく生きてきた。

女流歌人・与謝野晶子は
その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな

という短歌を詠んでいる。

未来もあり、肉体も美貌も盛りである女性の、若さを誇る気持ちが眩しい。この歌を口ずさむと、アラサーとか熟女とかがあっという間に霞んでしまう。二十歳前後の女性の輝きは、どんな美容技術をもってしても太刀打ちできない。

Tちゃんは、流行の服が巷にたくさん溢れているのに、いたって地味だ。髪飾りのバラが後姿をほんのり彩っている。

でも、二十代前半の溌溂としたエネルギーに満ちていて、話していると元気をもらっているような気になる。

イマドキ女子大生の結婚観とは?


大学院に進学して、もう少し勉強をしたいという彼女にはまだ早いかと思ったが、「イマドキの大学生の結婚観」について、話を聞いてみた。

R子ちゃん自身はこれから就職するので、まだ結婚ということに漠然としたイメージかないようだ。

「でも、私の友人の中には、将来バリバリ働きたいから、早く子どもを生んでしまいたいという人がかなりいます。結婚も、卒業と同時にくらいの勢いで」

若者の早婚化が静かに進行しているとは聞いていたが、ここまで来ているのかと少々驚いた。

早婚のメリット


私が大学生の頃は、人生楽しいことが回りに満ちていて、仕事も遊びも目いっぱい経験してから、30歳前後で結婚するというのが理想だった。遊んでおかなければ損、といった風潮だったのだ。

そんな年長者を、イマドキの若者はよく観察しているのだろう。

確かに、私の親戚や知り合いには、色々経験しすぎて、人を見すぎて、婚期を逃した人が何人もいる。経験豊富で目が肥えると、なまじっかな相手とは一緒にいられない。

若者の「子どもを生む」という明確な目標。「家庭を持とう」という責任感。もちろん、自分の幸せの為なのだろうが、社会的に見ても、立派だ。私など、恥じ入るばかりだ。

自分の人生設計を考えると、早いうちに結婚するのは賢明な選択だと、今は心から思う。

長寿社会の結婚とは?


そんな若者に、老婆心ながら一言。

高齢化が進む先進国。日本人の平均寿命は女性が86.39歳、男性は79.64歳だ。大学を卒業してすぐに結婚すると、夫と56年余り連れ添うことになる。25歳で結婚しても、大きな病気や不慮の事故等にあわない限り、金婚式は確実だ。

どんなに好きな相手でも、50年連れ添うとなると、意見や価値観の食い違いが元でいさかいが起きることもある。

いや、何気ない生活習慣の違いにうんざりして、同じ屋根の下に住むことも嫌気がさすこともある。毎日のことだから、こちらのほうが厄介かもしれない。

このような状況に耐えること。あるいは、改善していく努力をすること。これを乗り越えないと、真の「夫婦」にはなれない。「味わいのある夫婦」になるためには、長い年月をともに生きるのだという「自覚」や「覚悟」は必要だ。

逆に考えれば、ちょっとしたことで短気を起して、結婚を解消したり、新しい人生を始めたりするのはもったいない。

パートナーは、自分の「私有物」ではない。程よい距離、適度な思いやり。そんなエッセンスを注ぎながら、つかず離れず「金婚式」目指して歩んでいって欲しい。

若者の「早婚」にエールを送りたい気持ちだ。
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