結婚しそうなあなたへ「自分を置いて遊びに行く彼を許せない?」

J也は体育大学を卒業したスポーツ万能選手。特に野球が好きで、シーズン中は毎週のように試合に出掛ける。

そんな彼が大好きな野球の試合に、ひとりの女性を連れてくるようになった。守ってよし、打ってよしの素晴らしいプレーを、彼女に見せたかったのだろう。程なくして二人は結婚し、しばらくするとJ也は1児の親になった。

ある日彼はこんなことを口にした。

「試合に出掛けようとすると『そういうことするわけ?』ってすごく怖いんだよ。そりゃあ、自分だけ家で子どもの世話をしているのは大変だろうから、気持ちも分かるよ。でもさぁ、あんまり言われるとうんざりだよ。こんなことなら結婚しなきゃ良かった」

男のエゴととられても仕方がない発言だ。
でも、J也の気持ちも分からないではない。婚約時代は、試合の後の飲み会にも、彼女を連れて参加した。仕事をして、お給料を稼ぎ、妻と子どもを養っている。自宅に帰れば夕食作りを担当することもある。

たまの休日、好きな野球をする時間くらい欲しい。そんなT也のささやかな息抜きを、結婚前は優しかった妻が許さない。

「女は強いよ!」

J也のため息が耳に残っている。

50歳過ぎたら女性の天下


彼の肩を持つつもりはない。でも、妻の将来を考えたとき、ここは作戦として考えたほうが後々のためだと思う。女性の人生は長い。30歳で結婚したとして子どもが成人すると50歳。親の介護もあるだろうが、平均年齢を考えると、そこから30年は女性の天下だ。

自分の姉妹や長年の友達と旅行や食事にあちらこちら出掛ける。趣味のヨガやスポーツジム通いも楽しむ。そんなあなたの足かせになるのが、老いてきた夫だとしたら……。

友達づきあいもあまりなく、仕事中心にしてきた夫が家にいるようになると、妻は外出もままならなくなる。これは大変な恐怖だ。ご飯の支度をし、行き先を告げ、夕方には自宅に戻らなければならない。その間、夫は家でじっと妻の帰りを待っている、なんていう状況にあなたは耐えられるだろうか?

結婚生活は「トータル」で考える


結婚したての頃は、「結婚生活の全容」が分からない。それが当たり前だ。だから最初から「家族だ」という既定事実があると思ってしまって、それゆえに夫との距離をあれこれと取り違えてしまい、結果的にうまくいかなくなることもある。

結婚生活は「トータル」で考える。

家族といえども、いつも二人が同じ状況や心境や立場にあるわけではない。外での仕事が忙しい夫は、家庭のことを考えるゆとりなどない。自分の親の病気のことで奔走している妻は、夫が心の悩みがあることに気づかない。

家族がみな同じ方向を向いているということのほうが、結婚生活においては少ないと考えたほうがよいだろう。家庭を壊してしまうほどの放蕩は別として、好きなことに夢中になっている夫を遊ばせてあげるのも、妻の見識かもしれない。

あなたが第二の青春を迎える頃、大手を振って毎日を楽しむためにも。そのときにあなたの夫は気づくだろう。好きなことをするために休日外出する自分を、妻がどのような気持ちで送り出していたかを。

あなたも気づくだろう。あれこれ詮索され不満を言われて出掛けなければならなかった夫の気持ちを。

30年後に気づくことがある。それが夫婦であることの面白さであり奥深さではないか。
(初音/初音と綾乃)
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