結婚を決めるあなたへ「家庭内経済のイニシアチブは誰が握るのか?」

「結婚」とは、愛のある二人が新しい家庭を持ち、幸せを築くこと。

同時に、それぞれの経済活動をしていた男女が一緒になることでもあります。この「家庭内経済」をどのように管理運営していくのかということは、結婚にとって大事な要素です。

いや、結婚式や新婚旅行よりも、重要な部分なのです。

結婚後の家計はオープンに!?


ゼクシィネットの調査によると、「結婚後二人のお金を完全にまとめる」というカップルが50パーセントにのぼりました。

結婚前からお金の管理について二人で話し合っているカップルが案外多いことに驚きました。更に、「生活費のみまとめる」ではなく、お互いのお金について完全にオープンなカップルが多いのも意外でした。

確かにお金について不透明な部分があると、お互いへの信頼感が揺らぐのかもしれません。

「男が外で働き、お金を稼いでくる」「妻は、そのお金をやりくりして家計を成り立たせる」という図式は過去のもの。

女性も外で働くのが一般的になった今だからこそ「二人のお金をまとめる」という発想が生まれるわけなのですね。

でも「専業主婦」という生き方が、かえって若い女性たちの憧れになっているという昨今、夫の稼ぎで家計を成り立たせる家庭も依然としてあるわけです。

その場合、夫が家計を握るとしたら……

専業主婦R子さんの悲劇


R子さんは、父の強い勧めに従ってお見合いで結婚し、二人の子どもを持ちました。夫は判で押したように毎日同じ時間に帰宅し、R子さんは夫の生活に合わせて、家事や子育てをよくこなしていました。

さしたる趣味もなく、会社と家庭の往復をつづける夫は、自分の帰宅時にR子さんが少しでも遅れると、不機嫌になります。友人と出掛けて帰宅時間に遅れると、寒空の下、家から閉め出されたことが幾度もあるそうです。いわゆる、DVに近い振る舞いで妻を束縛し、自分の意のままに支配しようとする夫なのです。

父親に無条件に従う母をずっと見てきた娘は、もっと自由に自分の意思で生きて欲しいと歯がゆく思っていました。

見かねた娘が、もっとお母さんには自分の意思で生きて欲しいと訴えたのですが、未だその状況は変わっていません。

なぜ、R子さんは別居するなり、家を出るなりしなかったのでしょうか?

夫が家計のすべてを握る場合の落とし穴


R子さんの父は、「女は結婚したら家庭に入る」という古風な考えをもっていました。彼女もまた、そんな父の考えに疑問も抱かずに現在の夫と結婚しました。

ですから、彼女は夫が自分を支配しようとしても、良き妻として認めてもらおうと必死で夫の要求に従って生きてきたのです。

見かねた友人が、自由を手に入れるために別居するなりして距離を置くことを勧めました。

でも、R子さんには出来なかった。

夫が家計のすべてを握っていたので、彼女が自由になるお金はまったくなかったのです。
「へそくり」をしようとしたとしても、買ったもののレシートと引き換えにお金を渡されるので、貯めようがありません。

女性が自立できる家計のありかたを目指そう


専業主婦になる場合には、特に「結婚後、どちらがどのように家計を預かるのか」ということについて、あらかじめよく話し合っておくことです。

気づいたら、夫にお金を握られていて自由に使えるお金がないということになりかねません。

万が一のときに、自分が自立できる手立てを必ず確保しておく。DVのように力で支配されるようなことが起きたときに、夫の下を逃れて自分で生きるだけの経済力は、どうしても必要です。

最低、住む場所を確保できるだけの蓄えを持っていれば、新しい人生もスタートできます。

幸せな結婚生活を夢見る時期だからこそ、将来のこともしっかりと考えておいてくださいね。
(初音/初音と綾乃)
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