結婚相手を探しているあなたへ 「同じ価値観」ってどういうこと?

「結婚特集」の雑誌に、30歳の既婚男性がコメントを寄せていた。妻との結婚を決意した理由として、

「同じ価値観や考え方だから、自分も“素”でいられてラク。親友のような感じ」

と述べている。

結婚相手の理想として、この「同じ価値観」という言葉はよく引き合いに出される。もちろん私もこのような言葉をよく使うほうだ。

「同じ価値観」ってどういうこと?


でも、よくよく考えてみると、この「同じ価値観」というのはいったいどのようなことなのか? 合コンやお見合いでは、初対面の人と接点を持つきっかけとして「趣味」についての話が定番だ。

「そうですか、旅行がご趣味なのですね。どのようなところに行かれましたか?」
そんなところから話が盛り上がることも、ままある。それでも「同じ価値観」ということとはイコールではない。実は、よくわからないことなのだ。

妻に断りもせず仕事をやめた夫


知人のEさんは、実家が関西で手広く色々な商売や事業を営んでいた。小さい頃から、その手伝いをしながら育った。当然、良いことばかりではなく、何度も事業をつぶしては新たに興すという変化を目の当たりにしながら、そんな実家の環境から抜け出したくて、東京に来て結婚をした。熱烈な夫のアプローチを受けて。

商社に勤めていた夫は、子どもが生まれても家に帰って来ないほど仕事に明け暮れていた。子どもが生まれてまもなく、突然夫がEさんに何も相談をせず会社を辞めて、飲食関係の仕事を興した。

店舗を借りたり仕入れをしたりと、お金に羽が生えたように消え、子どもを抱えながらEさんも働いた。

仕事が安定してくると、夫は守りに入るどころか、新しい事業を興し、趣味のバスケットボールのチームまで作って活動を始めた。

今も、店舗を拡大し、夫は好きな道を歩み続けている。

それでも夫婦でいられる理由


「勝手に仕事をやめてきたときは、正直離婚しようと思ったわ。財産なんかも無い。ひどいときは、財布の中に数百円というときもあったのよ。でもね、私は実家が商売していて、いろんな浮き沈みを経験してきたから、窮地に立たされたら自分で何とか働いて生きていけると思っている。だから、踏みとどまれたの」

確かに、サラリーマン家庭に育った私なら、彼女の旦那様のような生き方にはついていけないと思ってしまう。

「それにね、実はわたしも変化のない生き方はつまらないのよ。お金が入ったら、全部使ってしまう。その代わり、無くなったら、自分で何とかする。そうして、住みたいところに住んで、行きたいところにも行く。夫と似ているのよね」

あなたは何を大事にして生きているのか


もし、私が安定を求める人間だったら、Eさんの夫が仕事をやめた時点で、彼を激しくなじっていただろう。「どういうつもりなの!」と。生き馬の目を抜く飲食業の厳しさに、妻である自分自身が耐えられず、病気になってしまうかもしれない。

Eさんは、夫に依存せず、それぞれがやりたいことを思う存分出来る環境を許容している。安定より変化を求める生き方をしたいと思っている。

結局はあなた自身が「自分は何を大事にしているか」ということをはっきりと見極めること。それが結婚相手を探すためには重要なのだ。いわゆる「価値観」ということだ。

そこが近ければ、ふたりで一緒に歩んでいける。

「自分を知る」ことで、おのずと長い結婚生活を共にできるかどうかは見えてくる。

そんな人と少しでも接点を持てたら、あなたが発している「同じ価値観」というサインは相手に届くはず。勇気を持って、アプローチしてみて欲しい。
(初音/初音と綾乃)

関連記事

今、あなたにオススメ