「今は結婚できない」と言われたら、別れるべきですか?

「結婚ないかもなら、別れですか?」という投稿が寄せられました。トピ主さんは、1年付き合った同じ歳(33歳)の恋人から、「今は自信がないので結婚できない。だから、他に良い人がいたら、君がそちらに行くのは止められない」と告げられた、とのこと。「いずれ結婚して子供を持つことを夢見ていた」というトピ主さんは、大きなショックを受け、将来のことを考えると、彼のことが大好きでも別れるべきなのか、悩んでしまう……という投稿です。

1) 結婚を「先延ばし」にする、その本音は?


結婚するか、別れるか。ある程度の年齢以上のカップルには、特殊な事情がない限り、この選択をするタイミングが必ずやってきます。最初から、結婚前提でスタートさせた付き合いでなければ、結婚は、(1)「この相手」とするのか、そして(2)「いつ」するのか、という2点において、両者の意向が合致しなければ、なかなか実現に至れません。

相手の結婚の意志が分からないときは、直接、「私(僕)と結婚したいと思ってくれている?」と聞いてみるのが、一番の方法です。もしここで、「君(あなた)とはできないと思っている」とか、「まだ決めかねている」という答えがきたら、これは本音である可能性が高いでしょう。はっきり「君とはできない」と言われた場合、相手の気持ちを変えようと頑張ることもできますが、その先で結婚に至るのは、かなり難しいかもしれません。「まだ決めかねている」という場合は、その理由(例:だらしない性格が嫌、など)を聞き、改善の余地があれば、努力次第ではいずれ相手の気持ちが変わる可能性もなくはないでしょう。

厄介なのは、「そりゃあね、いずれは、とは思うけれど……」といった曖昧な答えのとき。相手との「結婚」の意志はなくても、「彼女(彼氏)としては手放したくない」と思っているような場合は、答えを曖昧にして、本音を言わないことが多くなるからです。こうした反応をされた場合は、こちらも覚悟を決めて聞かねばなりませんが、それについては、第3章でご紹介いたします。

2) “今は”結婚できない、その理由に納得できる?


さて、トピ主さんのように、「結婚が“今は”できない(=時期の問題)」と言われたら、通常、多くの方は、「結婚相手として考えてくれているのなら、しばらくは待とう」と考えるものです。この場合、相手が「今は」と言う理由を考えてみましょう。例えば、会社の状況が危ない、離別や死別などがあって落ち込んでいる、今年が自分のキャリアの山場である……等々、「今、結婚できない」ことに具体的な理由がある場合も、確かにあります。この場合、急かしすぎると逆効果になることが多いので、「相手を信じ、しばらく待とう」という態度で待つことがおすすめです。理由が分からない場合は、一度だけ真剣に聞いてみるのもよいと思います。以前の記事でも触れましたが、例えば「来年、異動しそうなので、その前かな」とか、「独立のタイミングかなぁ」といったように、具体的なプランを答えてくれた場合は、相手も真面目に考えてくれているはず。その後も良好な関係が続くようであれば、いずれ結婚に至る可能性は高いでしょう。

しかし、特に理由もないのに、何度尋ねても、「今は無理」「来年以降かな〜」などと、結婚を先延ばしにする場合は、残念ながら、「結婚の意志がない」のが本音である場合も。「結婚したい」と考えるなら、この相手とは離れたほうが賢明かもしれません。こうした人は、そのうち、「これ以上は、誤摩化せそうにないな……」と察したタイミングで、「君とはやっぱり結婚できない」と告げてくるでしょう。

3) 覚悟を決めて、真剣に「結婚の時期」を聞いてみよう


さて、相手に「結婚の時期」や「意志」を尋ねるときには、(1)自分なりに覚悟を決めてから、(2)真剣に聞いてみる、この2点をぜひ心がけていてください。基本的に、相手の本音を聞きたいときには、こちらからも「真剣さ」をぶつけることが必要です。結婚の話題に触れることは、皆さん不安もあるので、つい、真正面から聞くのを避け、会話の端々から汲み取ろうとしたり、冗談めかして聞いてみたり……と、“様子伺い”をしてしまいがちです。しかし、これでは相手の本音を引き出せないことが多いのです。トピ主さんも、付き合い当初の彼の言葉を、勝手に「結婚したいという意志」だと思っていた、と語っていますね。

また、「自分なりに覚悟を決めてから」という点ですが、相手に意志を尋ねる前に、こちらの意志を決めておく、ということです。具体的には、自分はなぜ「今」結婚したいのか、自分の人生に何故、その相手が必要だと思っているのか、結婚や出産についてどう思っているのか……といった点について、じっくり考え、自分なりの意志を確認してから、相手にも聞いてみる。いつになく真剣に考えている態度が伝われば、相手も「これは本気で対応しなくては……」と察しますし、万が一、相手に「結婚したくない」本音があれば、それを引き出すこともできやすいからです。さらに、こちらに「結婚できないから別れる」という覚悟ができていれば、「別れか結婚か」という選択について、相手にも本気で考えてもらうことができます。こちらがそう決断すると、相手が「やっぱり別れたくはない!」とプロポーズしてきた……というのも、実際によくあるケースです。

4) 今の自分にとっての「最良の選択」を


トピ主さんは、賢明な答えは分かっていても、それでも彼が大好きだから、と悩んでいます。恋愛も人生と同じで、「現実」は、自分の理想や願望どおりにはいかないことも多いです。そのなかで、できるだけ納得できるような道を、自分なりに選択して進んでいくしかないのですね。さて、トピ主さんは、とりあえず今までどおり彼と過ごしながら考えてみる、とのことですが、納得できていない問題を、そのまま棚上げしておく……というのは、人生においても、あまり良くないですよね? 彼ははっきり今の意志を表明しているわけですから、このままだと、ますます「あぁ、この子は結婚しなくてもいいのだな」と思ってしまうかもしれません。

なので、まずは「結婚できなくても、彼といることが大切」なのか、「結婚しない人生は選びたくない」のか、しばらく彼とは会わずに、じっくり一人で考えてみることをおすすめします。そして、自分の今の色々な気持ちや、結婚について思うこと、その選択の先にどんな将来が考えられるか……等々を、できれば文章に書き出してみましょう。これらを書いておくことは、後になって見返したときに、「私はこう思ったから、ああ行動したんだな」と、自身の過去の選択を肯定、納得することにも役立ちます。願望と現実の両方から考えて、今の自分にとって、できるだけ「最良の選択」をしていくことが大切です。

もちろん、考え抜いて選んだ道でも、そこでどんなに頑張っても、望まない結果が訪れるかもしれません。しかし、自分で悩んで決めてそうしたことならば、辛くても、「あのときは、ああするのが一番だと思った」、「自分から別れるなんてできないくらい、大好きだったんだ」と思える部分もあるはずです。そうして過去の自分を肯定し、反省や学習もし、またその先の人生も良いものにできるよう、頑張っていくだけですね。
恋愛での決断は、どうするのも究極には自由。誰に何と言われても、好きなら好きで構わないのですが、ただ、うまくいかなくても、「自分で選んだことだから!」と胸を張れるようでいて下さいね。トピ主さんにとって、最良の選択ができますように。微力ながら応援しています。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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