スマートな奢り方・奢られ方をイタリアに学べ!?

最近ヨーロッパの家族旅行で、このメニューはこんな値段!と「気づく」ことが多い。今までご馳走になっていたので改めて物価を知った、と書くと「アクセサリーは自分で買うものと知った」とか書いた女優を思い出すが(笑)、女優や特別な立場でなくても、海外では女性がご馳走になるケースが多い。

もちろんお国柄もある。学生時代から足掛け13年、住んだり行き来しているイタリア、女友達や息子との食事の際の支払いはほぼノータッチだ。最初から男性が「ここは自分がもつよ!」と言う時はそれを尊重するのがイタリアだし、支払おうすると既に“誰か”が払っていることも多い。相手が誰だか分かればもちろん御礼をするが、横のテーブルで話していた見知らぬ人が、そのまま支払い帰っていると、こちらは御礼を言付けることしかできない。

「なんてイタリアの男性はスマートなの!」と遊びに来た女友達はよく感激していた。確かにそう思うことが多いイタリア生活。良いレストランでは女性のメニューに値段はない。「ご馳走」が前提だが男性に気は使いたい、しかし値段はないため女性の力量も試される。相場を知らないと男性のメンツが立たなかったり、逆に真っ青にさせてしまったり……。お金うんぬんでなく、女性を想う気持ちが溢れ、女性をHappyにさせる要素が沢山あった。例えば夕方の街やバールにはバラの花束売りがいて、バラ一輪などさりげなくプレゼントができるシチュエーション。ジェラート屋のオーダーでは申し合わせたようにハート型のフルーツが大盛り! 「愛は頭でなく心で表せ」とはいかにも伊達男の友人も言っていた。そんな気持ちがご馳走の仕方にも表れていた。

同じラテンでもフランスでは「支払額によっては女性が身体を許す解釈になるから気を使う」と在住歴30年の友人。男女平等や女性の社会進出・少子化対策がイタリアとは格段に違う国、なんだか納得。更に同じラテンでも東欧ルーマニアはまた違う。女性が大切にされる点はラテンだが旧共産主義ゆえか、男性(又はお金を出す側)が優位でありたいのか、さりげなさが足りないことが多い。皆で割り勘にしようとしていると「じゃ、コレで」と仰々しくゴールドカードを出したり、キャッシャーで支払いを済ませた後「そのくらいご馳走してあげるのに」とつぶやいたり。遅いわよ~! と思った いじわるな私は「じゃあ、今からでも是非!」と言うと少々驚いていたが、その後の支払い方法がスマートでなく、こちらも面倒に。(ご馳走いただいたのに偉そうですみません) 
 
スマートな奢り方、是非ともイタリア人に学んで欲しく、女性もまた、スマートな奢られ方を心得るべきだ。よく会計前のお手洗いのタイミングと言うが、女性が支払う場合でも、こっそり男性にお金を渡し支払いの場では一歩引くとか、男性の面子を立てると良いらしい。

そうよね、男性は常に「かっこよく」「見栄を張って」いたいものなのかも!そんな風に思っていたが、ここ最近の日本人男性との残念な例:
(1)食事の予算を聞かれた。ご馳走になるならラーメン、自分で出すならこの位と伝えたら、結局後者に。ちなみに仕事打合せ時もやっぱり割り勘。
(2)「***円でいいよ」と割り勘より少なめ提示だったので御礼を言うが、会計では合計額の領収書を請求。みんなで食べてもいつも領収書を欲しがる人。
(3)ファーストフード店のコーヒー、小銭を1、2……ときっかり。
(1)~(3)の方々は絶対男女平等!などポリシーを持っているのかしら。

女性が奢られて当然、とは、ここ日本では思っていません。ただ、100円のジュースでもご馳走してもらうと、嬉しい!となるのは女性同士・先輩後輩でも一緒。要は、気持ちですよね。また支払いの男女差は当然? ダメ? 男性は女性より飲むけれど、女性は男性より食べるとか、確かにそうかもしれないが、そんなことこだわらないで欲しい、とは我がまま? 男性としての心意気が皆無な人にはちょっと残念。もちろん素敵で紳士にご馳走して下さる日本人男性も沢山います!!でもそういう人がイタリアに比べて少なすぎて目だってしまう……。

今パートナーや結婚相手に望むもので必ず「経済力」が入っています。同じ会社で同じ歳でほとんどお給料が変わらない彼女にご馳走ばかりしているとお金がなくなるような場合、できる女性は別のところでちゃんと気を使うはずです!経済力とか大きなものでなくても、ちょっと+α、ちょっと女性を喜ばせたい、そんな気持ちとゆとりがあると、見返りではありませんが、きっと男性にも嬉しいことがたくさんあると思いますよ。
(川上・L・れい子)
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