イマドキ女子高生の選択・後編 「専業主婦」の夢は叶えられるのか?

イマドキ女子高生の「専業主婦」願望について書きましたが、そんな女子高生の思いは、果たして叶えられるのでしょうか?

既婚男性の本音


ある女性雑誌の「結婚特集」に、既婚男性4人の覆面トークが載っていました。それぞれの男性が、どんな理由で結婚を決意したのか、興味深い記事でした。

驚いたことに、全員妻が仕事をしていて、しかも男性は全員「妻が働くことに賛成」を唱えていました。妊娠中の妻もいるのですが、出産後は職場復帰を応援するとのコメント。

「奥さんも働いていたほうが、お互い自分の世界が広がるから」という理由もありましたが、「自分の給料だけでは子育てが不安」という発言が、現実を物語っているように思いました。

「経済的な不安」を抱える未婚男性


2010年の内閣府の調査によると、20代から30代の既婚者の年収は、300万円未満が約9パーセント、300万~400万円が26パーセントと、約3倍になるそうです。

つまり、男性のほうに300万円以上の年収があるかどうかが、結婚の分かれ目なのです。

しかも、300万円だと、上記の男性のように、自分の給料だけでは子育てもままならないという不安があるから、妻にも働いてほしいという男性は多いことが予想されます。

子育て世代の男性の収入分布を見ると、15年前には、年収500万~699万円の人が全体の約25パーセントを占めていたのです。2007年の調査では、年収300万~499万円の人が約18パーセントで、一番多いという結果。

低成長時代で、所得も低く抑えられ、30代男性の半数以上が「経済的に満足な生活が送れるか」どうかに、強い不安を抱いているのです。

「共働き」か「専業主婦」のプロか?


私自身は、「主婦の仕事」は決して終わりが無く、個人の能力差も反映される「創造的」な仕事だと思っています。

自分自身、仕事を理由に家が整頓されていなかったり、料理に手抜きが増えたりと、「丁寧に暮らしを営む」という結婚生活の原点がおろそかになってしまうのが、とても不甲斐ないと感じています。

ですから、「専業主婦」というプロになることを女性の生き方として選択する。それは素晴らしいことだと思います。

ただ、そんな女子高生たちの夢が、この「低成長時代」の経済が原因で叶えられないとしたら……

昔と違って、仕事と家庭を両立とまではいかなくても、何とか成り立たせることが可能なら、共働きの結婚を選択するのか。

あるいは、あくまで「専業主婦」というプロを目指す結婚を選択するのか。

思い通りにはいかないかも知れないけれど、彼女たちが「結婚」に夢を持てるような社会であることを祈るばかりです。

さて、あなたは?
(初音/初音と綾乃)
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