年収600万以上なのに、モテないのはなぜ?

大手小町に、「数%しかいないとか言われる独身600上収入だが全くもてない」という投稿が寄せられました。トピ主さんは30代前半の男性。婚活をしばらく続けているものの、なかなか上手くいかない状況。比較的高収入の層に入っているし、いちおう一流大学卒だし、貯金もあるし、自分としてもそう悪くない条件だと思うが、モテない。やはりイケメンでないとダメなのか、オジさんの顔に近づいてきたからか、トークがダメなのか、田舎の長男というのがダメなのか……等々、色々と悩んでいる様子です。

「モテない理由」を見つけるのが婚活の目的ではない


頑張っても、恋愛や婚活がうまくいかないとき、ガッカリしたり、空しくなったりするのは当然のこと。条件が良いのでオファーは多いというトピ主さんですが、デートを重ねるうちに断られてしまい、「ああ、やっぱりまたダメだった」と意気消沈する。そんな繰り返しが続けば、次第に「自分はなぜモテないのか、自分の何がダメなのか」という、自分の「ダメなところ探し」をし始めてしまうのも、十分理解できます。なぜ自分がモテないのか分からないと悩んだ結果、「もう一生、独身でもいいかな」などと、結婚への士気も下がってしまっている状況です。

恋愛に限らず、何かに成功しないとき、「反省」は確かに大事です。何が悪かったのか振り返り、改善に努めるのは、次こそはと成功するためです。しかし恋愛は、仕事や勉強などに比べると、万人に共通する成功法則がなく、相手に好かれようと無理をしすぎても仕方ない部分はあります。無理して自分を変えて付き合っても、長続きしないはず。トークスキルを磨くとか、清潔にするとか、一般的な“女子ウケ”は多少ありますが、常識以上に、自分を変える必要はないと思います。トピ主さんも、これ以上「自分のダメ出し」をするのはやめましょう。1人の女性とデートするたび、1つ自分のモテない理由を見つけてしまう、そんなことが続けば、誰だって「もう止めてしまおうか」と思うでしょう。しかしやめてしまえば、元も子もありません。本来の目的は1人の相手を見つけることで、自分のモテない理由を見出すことではないはず。

失恋の理由を考える際に2通りのタイプがあることは以前の記事でもご紹介しましたが、もともと反省しがちな性格ならば、必要以上に原因を自分のなかに探らず(=『内的統制型』と言います)、「性格が合わなかっただけだな」とか「埃っぽい部屋を見ただけで嫌なんて、元々彼女も乗り気ではなかったんだろう!」などと、自分以外に理由を見出して、気持ちに踏ん切りをつけるのがオススメです(=『外的統制型』)。

「負け惜しみ」も言って、士気を保とう!


突然ですが、 “Sour Grapes”という英単語をご存知でしょうか。直訳すると、酸っぱい葡萄、ということになりますが、実際には「負け惜しみ」という意味で使われています。イソップ童話にある話で、葡萄を取ろうとして、しかし手が届かず、食べられなかったキツネが、「どうせ、あの葡萄は酸っぱいに違いない」と負け惜しみを言った……ということに由来しています。負け惜しみを言うのは確かに格好悪いですが、心理学的に考えれば、これを言うことで、自分の精神状態を快適に保てる、という利点もあるのです。「あの彼女と付き合いたかった」という本音があり、しかし、叶わぬことに執着し続けることは、心理的に非常に不快な状態(=『認知的不協和』と呼びます)なので、たとえは悪いですが、「あの長い爪じゃ料理はできないな、振られて良かったわ」などと、何らか負け惜しみを言うことにより、本人は心を良い状態に戻せるのですね。

トピ主さんの「もう結婚しなくてもいいかな」という今の感情も、もしかして、本音ではなく“Sour Grapes”かもしれませんね。今まで幾つか取れない葡萄があったとしても、手の届く葡萄を探せばいいだけ、そんな風に考えてみてはいかがでしょうか。自分では気づいていなくても、葡萄の取り方も、きっと1つ前よりは少し上達しているはず。悔しいときは、キツネのように「負け惜しみ」も言えばいいのです。勿論、誰にでもまき散らしていては、非難を買ってしまうので、自分自身で思ったり、日記に綴ったり、もしくは、それも受け止めてくれるような親しい友人にはどんどん聞いてもらいましょう。そうして、再び婚活に対して前向きな気持ちを取り戻し、せひ1人を見つけるまで頑張っていきましょう。
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この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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