花火よりも浴衣姿が見たい? 浴衣美人は男の憧れであり妄想である

夏の風物詩、「花火大会」がある。

花火大会でも友達や家族と観に行くのではなく、気になる異性と行く場合これまた夏のどでかいイベント! 花火のごとく恋も愛も……そう、打ち上げたいわけである。「花火デート」は二人の距離を縮め、盛り上がるかっこうのイベントであると同時に大失敗する要素も……。
ひと夏どころか花火大会のその日に散る恋もある。

なんといっても花火大会といえば“浴衣”。

男性は花火よりも女子の浴衣姿が見たいがために花火大会に誘っているのでは?と思うぐらい女子の浴衣に憧れと期待を抱いている。

なんたって、日常と違う彼女が見られる。しかも、浴衣というと色っぽさや女っぽさ、しとやかさをイメージする。普段、ジーパンやパンツ姿ばかりの彼女に見慣れているとしたらこのギャップにノックダウンされるし、ウハウハ状態になるのは間違いない。

私の周りの男たちも女性のアップ姿に絶大な支持をしており、うなじフェチも多い。
(うなじが嫌いな男などいるのか?)

また女性側にとってもアピール出来る絶好の機会でもある。男性には自分が女であることを意識させ、目覚めさせ、普段とは違う私を魅せることが可能。浴衣はまさに仕掛け花火と同じ役目なのである。
男性は浴衣の女性が好きだというアンケート結果も出ている。
……総合恋愛応援サイト『恋のビタミン』が行ったアンケート「花火大会や縁日デートで浴衣を、女性に着てほしい?」によると、「着てほしい」と答えた男性は、なんと84%
だが、この浴衣のせいでいろいろとままならないことも出てくるのである。
だいたい普段着慣れていないものをこの日のためだけに着るのだから……。

● 気になってた男性に花火大会に誘われ、ドキドキワクワク。押入れから浴衣を引っ張り出し何年かぶりに浴衣を着ることに。しかしその当日ギリになって下駄がないことが発覚!しかももう待ち合わせ時間にも間に合わない……。仕方なく待ち合わせ場所に浴衣にビーサンの組み合わせで行くと私の足元を見た瞬間に彼の笑顔が消えた。

● 履きなれない下駄のせいで足が痛くなり、鼻緒で指がすれ途中で歩けなくなり最悪。靴擦れならぬ下駄ズレ?しかも絆創膏も持ってなくて……。
彼が暑い中、花火大会の会場から遠いコンビニまで走って買いにいってくれたのはいいが顔はムッとしていた。

● ビールを飲むとトイレに行きたくなるもの。とうとう我慢できずにトイレへ。浴衣でトイレは初めてでしかも仮設トイレは和式のみ。しゃがんだら浴衣を汚してしまった。

● うなじを良い感じで見せようと浴衣を着る時にエリを後ろに引っ張り過ぎた?
時間の経過とともに着崩れして色気を通り越してだらしない女に……。

● こっちは浴衣を着ているから普段より歩幅は小さくなるし、歩きにくいし……。歩くのは当然遅くなるのに彼はすたこらさっさ。
「混んでるんだから早く」「ほら始まっちゃうよ~」「もう少し早く歩けない?」などと言われた。もう少し気遣えってんだ!

● 浴衣がこんなにも暑いものだと思わなかった。汗ダラダラで化粧が剥げ落ち恥ずかしかった。

● 時間ばかり気にしてる彼。最後の連発打ち上げ花火も見ないどころか、終わる30分も前に「混むから早く帰ろう」と急かされた。こっちはせっかく時間を掛けて浴衣を着てきたのにっ!!

● 初・浴衣姿を披露したにもかかわらず、向こうはその件には一切触れず。彼はひとことも、最初から最後まで何もいってくれなかった……。

● 帰りが混んでいるので時間をずらそうと会場の近くで飲んでいたら危うく終電を逃しそうに。この電車を逃してはなるものかと浴衣をまくりあげ走るしかなかった。
“浴衣美人”は男のロマンであるだろうが、着るのには時間もかかるし、髪も小物もと大変なのである。また浴衣と下駄という慣れないファッションは疲れるし、しとやかでいなければいけないお洒落とはなかなか厄介なのである。
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この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニスト 大手ポータルサイトにて数々のコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題は得意。文章セミナー、婚活セミナー講師も務める

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