何かと「落ち込みやすい」女性、その理由と対策

どんな環境にいても、「ストレスが全くない生活」を送ることは、ほぼ不可能。ストレスが蓄積し、“情緒不安定”になってしまうことは誰にでもあるでしょう。イライラしたり、ちょっと短気になったり、テンションが高くなって暴れたり、逆に鬱々と落ち込んでしまったり……等々、人によって表れ方はそれぞれですが、なかでも「落ち込みやすくなる」という症状。これは特に女性に多い傾向と言われています。「何だかもう全部疲れた……」「私の人生はなぜ、こんなに思い通りにならないのかな……」などと無力感に苛まれ、ひどく落ち込んでしまう。こうした「落ち込み」には女性ホルモンが影響しているとも言われますが、心理学では、「女性特有の考え方」にも理由があると言われています(※1)。

(1) 「他人の評価」に左右されやすい!?


女性が落ち込みやすい理由の1つ目として、まず一般的に、女性は「他人の評価」に左右されやすい、という傾向があります。近年は、「女らしく」などと教育される機会も減ってはきていますが、それでも、幼い頃から、「従順さ」や「他人の話を聞くよう求められる機会」が、女性は男性よりも多くなります。特に日本の女性は、自分の意見を主張するよりも、「他人の考えを良く聞き、それを受け入れる」よう求められる傾向があり、そのために、自分について考えるときも、「他人が自分をどう思うか」を重視しがちになります。自己評価の基準を他者に置く傾向が強いと、「他人の否定的な評価」も、丸ごと受け入れてしまうので、何か少し失敗したときに、「自分は何をやってもダメだ……」などと、大きな無力感を抱きがちになってしまうのですね。

(2) 失敗は自分のせい、成功でも「自分の実力」と思えない!?


理由の2つ目は、成功や失敗時の考え方。人は成功や失敗をしたとき、通常、「その原因がどこにあるのか」を考えます。心理学では、この「原因」を何と考えるかによって、「落ち込み」の程度は大きく変わってくることが分かっているのですが、男女で比較すると、女性は男性と比べて、失敗を「自分の能力不足」と考えやすく、「成功」によっても自信を得にくい傾向がある、とされています。

分かりやすく恋愛で例えてみますね。失恋したとき、「自分の魅力が足りなかったからだろう」と考えやすいのが女性で、たとえ口では元彼を責めていても、内心ではこう思い込んでしまうことが多くなります。これが悪化すると、「私は恋愛に向いていない、どうせ他の男性とだってうまくいかないんだ」という思考にまで及び、ひどく落ち込んでしまいます。逆に、好きな人と付き合えるなど「成功」した場合でも、「私は幸運だった」「友達のお陰」などと、その理由を自分以外に置き、「私が魅力的だったから、うまくいった」などと考えない女性が多いので、自信も高めていきにくい面があります。

(3) 過去の失敗を、何度も「反芻」して噛み締める!?


さらに、女性には「過去の経験失敗などを、何度も思い出し、いつまでも考え続ける」という傾向があります。物事を考えるときに、「反芻(はんすう)的な思考」をしやすい、ということなのですが、失敗やトラブルが起きたとき、「どうしてこうなったのか」「原因はなんだったのだろう」などと、延々と反芻して考え、そうしているうちに、さらに落ち込んでしまうのです。比べて男性は、何か辛いことや失敗があると、そのことから目を背けたり、気を紛らわせたりする方向にシフトしがちで、例えば、仕事に集中したり、お酒やスポーツなどに没頭するなどして、なるべく失敗を考えないようにする傾向があります。本心では立ち直れないでいても、女性のように、何度も繰り返し考えるなどして、どっぷりと「落ち込んでいる」状態に浸ろうとはしない方が、男性には多いのですね。
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この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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