イタリアでは脱いでも恥ずかしくない!?

「外国人ってどうしてすぐ脱ぐの? そんなに自分の裸に自信があるの?」サッカーのゴールが決まると即脱ぐ海外選手を見て、友人から聞かれた。そういえばかなり昔「私脱いでもすごいんです」というエステCMがあったけ。自信があるから脱げるの? 見せられるの? 露出が多いラテン国と付き合っていると、そうでもないかと。

例えばイタリアで売られている女性の下着やビキニ。日本では大方パットが入っているが、イタリアでは布のみ加工なし、というものが多い。胸が小さいサイズのものでもだ。良いプロポーションであることは素敵だけど「ありのままの姿」であることが自然という意識。まさにそれを感じたのが「生まれた時はみんな裸! 恥ずかしがることはない!」と友人が真面目な顔をして言った時。すごい極論に聞こえるけど(笑)。

だからかイタリアではヨーグルトなど健康的な食品やスポーツに関するCMの多くでヌードが頻出。ルーマニアではコカコーラのCMも、日本で言うと敢えてそこで脱ぐ・脱がせると疑問に思う場面設定も多い。歌やバラエティー番組司会のお姉さんの超ミニスカートはもちろんだけど、ニュースを読む中年のキャスターもこの時期はヴァカンス焼けした胸の谷間で登場。日本だったらクレームが出そうだけど確かに誰も気にしていない。

Facebookのプロフィール写真、筆者の友達の半分位は外国人だが、うち水着フォト、露出の高い写真を使っている人が多い。ビーチにて、クラブにて、自分撮りなど。小さなビキニにお尻は収まってないし、男性にしてもいろいろしかり……なんて反応するのは日本人だから!? 裸・露出=特別と思うから騒ぐのであって、それが普通と思えばなんてことはないのかも。ちなみに ちょっとはみだしたお腹の贅肉のことを、イタリア語では「愛の取っ手」と表現、太っても愛らしい対象であることには変わらない、だから常に自然体でいられるのかな。

そんなヌードや身体のラインに寛容な国を見つつ、じゃあ日本でもその方がいい?と周りの日本人男性に聞くと、ヌードが嫌いではないけれど、自分の彼女や奥さんのヌードを他人の目に曝すのは嫌だよという意見多数。羞恥心だけでなく独占欲も関係するよう。見たいけど、見せたくないなんて面倒くさい!
他人の視線は美しさを磨くのよ。その点、女性の方が積極的なのか、最近マタニティーヌードはかなり浸透しつつあるし、ある美容雑誌にも女性が見たいヌード特集でスタイル抜群のタレントからお笑いタレントまで皆記念に、と笑顔だった。日本のヌード意識も変革期なのかな。

頭で考えていても始まらない、ここはひとつ裸に、身体の線をさらけ出してみるべきか? 日本には公共浴場に裸で入る文化があるのだから!

……とは言っても私も日本人。イタリア・ルーマニア・スペインのトップレスビーチを体験したがやっぱり馴染めない。確かにあの場では水着をつけているほうが変だし、気にしている方がおかしい。周りの人も誰も見てないのだけど、落ち着かないし、更にそこで同じ日本人に会うとなんだか恥ずかしい、というわけで終始サングラスと帽子で表情は隠していたら、余計目だってしまうみたい。

外国人のヌード論、分かってはいても実践するにはなかなか時間がかかると思います。
(川上・L・れい子)

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