結婚式の引き出物に「ギフトカタログ」ってどう思いますか?

ある日、カフェで一息ついていたら、隣の席に居る若い男女の会話が聞こえてきました。

「B子の結婚式の引き出物に、ギフトカタログをもらったのよ」
「あ~、いろいろ選べるやつ?」
「そう。何にしようかとスゴく迷っちゃって。結局、髪の毛を巻く『コードレスアイロン』にしたのよ」
「分かる分かる。けっこう迷うよね」
「それがね、しばらくして量販店の片隅にそのコードレスアイロンが山のように積まれていてね、990円で売られていたの。もう~、ショックだった」
「ギフトカタログの商品って、意外と他で安く買えたりするものだよね」
「案外、予算抑えているかも……」

大きくて重いものが主流だった時代がある?


結婚式の招待客にお渡しする「引き出物」にまつわる話は、色々耳にします。

昔は、とにかく大きいもの、キッチンなどで使えるものが主流でした。たとえば「お砂糖を鯛の形に固めたもの」プラス「小鉢などの陶磁器揃え」「鍋」など。そうそう、お赤飯の折り詰めと一緒に、大きな袋に入ったものを帰りに手渡されたものです。

私の友人は「新郎が北海道出身だったせいか、『木彫りの熊の置物』が入っていた」という話をしてくれました。「重くて、途中で置いていきたかったわ」

そう、とにかく大きなもの、見栄えがするものが、結婚式にはふさわしいと考えられていたのでしょう。

でも先の友人のように、重くてかさばるものを持って、二次会三次会に繰り出す招待客のことを考えれば、軽くて荷物にならないものを選ぶのが親切かもしれません。

スマートさが求められる時代の「ギフトカタログ」の落とし穴


そういった「スマートさ」が求められるようになり、いつしか結婚式の引き出物には「ギフトカタログ」が入っていることが多くなりました。

はじめて戴いたときは、自分の好きなものが選べるということで、「気が利いているなぁ」と思ったものです。

ところが、色々ありすぎて、候補をいくつか挙げたまま、一品に絞りきれず、気づいたらカタログの有効期限間近になってしまいました。記念になると思って選んだピンキーリングも、写真で見たより石が小さくて、未使用のまま引き出しの奥にしまわれたままです。

引き出物を選ぶ手間を省いた?


何度も結婚式に出席するようになると、戴くカタログの商品が大体同じようなものであることに気づき始めます。自宅には食器が色々あって、好みのブランドとは違っているし、家電製品も一通り揃っているし……

段々と、戴いたカタログの中には、欲しいものがないなぁと思い始めました。

そもそも、ギフトカタログは、もらった人が好きなものを選べるという利点があるはず。でも、失礼を承知で言えば、送る側が「引き出物を選ぶ手間を省いた」とも言えるのではないかと思うのです。

冒頭の女の子のように、迷った挙句送られてきた商品が、量販店で山積みにされていたようなものだったら、お祝いの気持ちもちょっと色あせてしまうでしょうね。

二人のセンスが問われる引き出物選び


私自身は「引き出物」ナシでも構わないと思っています。心を込めたお料理と、そこに集う人たちのお祝いの気持ちがあれば充分素敵な式になるのでは?

「引き出物」は、「記念の品」なのだから、贈る以上はそれこそ時間や手間を惜しまずに選ぶのが礼儀でしょう。「引き出物」って、色々な意味で新郎新婦の「センス」が問われるのです。

元々は、鰹節などの食品が配られていたので、普段は買わないような洒落たお菓子などでも充分なのではないでしょうか。カタログなら、金額だけで決めずに、中身をよく吟味して。

さて、あなたはどう思いますか?
(初音/初音と綾乃)

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