「~だったらどうしよう」 エンドレスな不安と上手につき合うには?

だんだんと日が短くなり、秋の夜長を楽しむ時期になってきましたね。心地よい季節の中、これからの人生についてゆっくり考えるのにも、ぴったりの季節です。
とはいえ、あまりにもアレコレ考えすぎて、だんだんと不安になってしまったりすることってありませんか?

ロマンチックなラブストーリーを観ていたのに、ふと我に返ると「結婚できなかったらどうしよう……」とか(私?)、将来のことを考えるにつけ「今の会社から解雇されてしまったら……」、ちょっと体の調子が悪いと「ひょっとして大きな病気にかかっているのかも……」なんて、少しでも不安にかられると一気にネガティブスパイラル。悪い方へ、悪い方へと考えてしまいがちです。

でも、数年後、結果的にその心配は必要じゃなかったとしたら、大事な人生なのに必要以上に不安にかられるなんて、もったいない時間を過ごしてしまっていると思いませんか?

今回は、誰もが陥りがちな“不安”との上手な付き合い方を、この度発売されたエッセイ本『こだわらない とらわれない もう、悩まない。』からご紹介したいと思います。


著者は累計140万部突破、作家でありカウンセラーでもある宇佐美百合子さん。本著では、禅語をモチーフにして、私たちが陥りやすい心のネガティブスパイラルへの対処の仕方を30のエピソードで綴っています

不安は妄想!?


宇佐美さんは、「私たち全員が得意なことに物語を考えるという作業があります。その物語はフィクションで、テーマはふたつ。ひとつは“後悔”、もうひとつは“不安”」と語ります。

そして、「後悔は、“もし、あのとき、ああしていたなら。”と過ぎ去った出来事に空想した物語をオーバーラップして、そうならなかったことに、もだえ苦しみます。不安は、“この先、自分がああなったらどうしよう”」とまだ起きてもいないイヤなことを思い浮かべ始め……(中略)こうなったら恐ろしいことを、とりとめもなく“想像”します。私たちはこの作業に知らず知らずのうちに膨大な時間を費やしているんですね。でも、その物語は全て“妄想”なんです」と続けます。

莫妄想(まくもうぞう)って?


そこで、宇佐美さんが持ち出すのが「禅語」。

「莫妄想(まくもうぞう)」……妄想するなかれ。まだ起きてもいないこと、もう過ぎ去ったことに、心をとらわれるのをやめなさい。あなたを妄想に駆り立てているものは何ですか? それは“執着心”なのです。
執着心は、うっかりすると嫉妬やうらみ、つらみに変わる重たい感情です。これを取り込まないようにしましょう。
(中略)妄想は時間の浪費、人生の無駄遣いです。妄想を断ち切る術を持ちましょう。

妄想を断ち切る術は?


「その術は“心を今、一点に置く”ことです。妄想とは心が“今”から離れて、過去や未来に飛び歩くことなので、ハッと気づいた時点で心を今に戻せばいいんです。

方法としては、作業中なら指の感覚、歩行中なら足の裏の感覚を一心に感じる。またはその場の匂いや音、呼吸に意識を集中する。五感をフルに使って、“今、ここにいる自分”を感じることがポイントです。

心を一点に置いて、今やるべきことに集中すると、妄想はたちどころに消え去ります。妄想が消えればもう不安に押しつぶされることはありません。カラッと晴れた青空のような晴れた心で、仕事も恋愛も旬の流れを存分に楽しんでください」

さいごに


確かに不安な時って心が“今を生きて”いないんですよね。考えてもしょうがないことは「しょうがないんだ!」と割り切って、いかに今に集中できるかが、楽しい人生を送る重要なポイントなのだと改めて気づかされました。

宇佐美さんは他にも、「一期一会」「本来無一文」「滅却心頭火自涼」「天私無」などの禅語に込められた言葉の意味を、わかりやすいエピソードとともに紹介されています。

宇佐美さん曰く「禅という字は“単”を“示す”と書きます
つまり、自分をシンプルにする、単純化することが禅の目的なんです。
“禅語”はそこに至る道しるべのようなもの。
短い言葉の中に、先人たちの知恵が凝縮されています。
その知恵を借りましょう」とのこと。
一生懸命生きてるつもりなのに、何だかイライラしたり、空回りしているような気がする・・なんて方は、ちょっと心が凝り固まっているのかも?禅語の意味を知ると、心がほぐれて複雑だと思っていた道のりも案外シンプルで楽ちんなんだと思えるようになるかも知れません。
(ミカマイコ)

この記事を書いたライター

ミカマイコ
主に女性誌で、美容・グルメ・旅行・ファッション・ブライダル等、幅広く担当。趣味はスパ巡り。バリ島やタイ、フランスやLAのスパもお気に入り

関連記事

今、あなたにオススメ
絶対見るべき恋愛記事5選♡