浮気性の彼氏、だけど別れられない……

発言小町に「浮気性の彼氏」という投稿が寄せられました。トピ主さんは、34歳の女性。1年ほど付き合っている1つ年上の彼氏が浮気性で、一度目の浮気発覚からたった4ヶ月で別の女性とまた浮気をしている様子 。
とてもショックなのに、そんな彼でも愛おしいし、どうしても自分からは別れられない。それならば、彼の浮気性の部分も理解して付き合っていくべきでしょうか……といったご相談です。

「浮気された側の態度」は重要


浮気に関しては、人それぞれスタンスがあるかと思います。「一回でも浮気したら別れる!」という人も少なくありませんが、実際にそうなったときには、トピ主さんのように悶々と悩み、別れられない方も大変多いです。その後、浮気をされた側が疑心暗鬼になったり、精神不安定になったりで、二人の関係が悪化し、結果的に別れてしまう、というカップルもいます。

しかし中には、浮気問題を経て結束を強めるカップルもいます。きちんと付き合っているカップルであることが前提ですが、最も重要なのは、“浮気をされた側”の態度。相手にすがらず、二度目はないことを毅然と言い渡すけれど、その後は、つらくても過ちを許そうと努力する……そんな様子を見て、浮気した側は深く反省し、「この人は絶対に手放してはいけない」と気づく。そして、以前より恋人を大事にする関係になっていったりします。浮気問題に直面したとき、「された側がどんな態度をとるか」は、その後の関係に大きく影響してくると言えるでしょう。

浮気がバレそうなときの、男性の反応


さて、今回は、男性側の浮気に絞ってお話していきますが、浮気の兆候があったとき、または発覚しそうになったとき、男性は、(1)逆ギレする(怒る)、(2)無視をする、黙り込む、(3)認めて謝り倒す、という、いずれかの反応をすることが多いです。皆さんは、どの反応なら許せると思いますか? 「(浮気を)認められたら惨めだから、嘘をつき通してほしい」という方もいれば、「謝らないと絶対に許さない」という方もいるでしょう。

1つの傾向としてですが、男性は、「自分が悪い」と認めることを嫌い、簡単には謝罪をしたがらない、ということはあります。浮気に限らず、男性は元来、勝ち負けや上下関係への意識が強いので、不利な事実を自分から認めるようなことはしない方が多いのですね。とはいえ、中には、へらへらと謝っては浮気を繰り返すような男性もいて、男性全員に当てはまるというわけではありません。このあたりは、普段の性格から考えてみて下さい。

また、男性が(1)逆ギレする(怒る)、(2)無視する、黙り込むなどの反応をするのは、基本的には、自分に都合が悪くなったときが多いです。決定的な浮気の事実でなくとも、何かしらの隠し事や後ろめたいことがあり、「この話の流れはマズい」と感じ、逃げ道を作りたい反応なのですね。浮気を問いつめてこの反応をされたら、「やばい、(本命の恋人に)バレたら困る!」と内心焦っている可能性も高いですが、この状態の男性を問いつめても“真実”を引き出すことは難しいので、はっきりした証拠がないのであれば、いったん、話を切り上げたほうが無難だと思います。

重要なのは、その後の態度です。浮気問題に直面すると取り乱す女性は多いですが、心の中で、「もしも浮気が真実だったら、自分はどうするか」というスタンスを決め、自尊心を持って冷静に行動するよう、私はよくアドバイスしています。女性がこの段階でうろたえてしまうと、むやみに詮索したり、ヒステリーになったりして、関係を“自爆”させてしまいがちだからです。すがりついて、恋人の心を縛ろうとする女性もいますが、そうした態度は余計に男性の心を離れさせてしまうこともあります。浮気問題を乗り越えるためには、「いざとなれば、彼と別れて一人になっても平気!」と思えるくらいの、精神的な強さは必要かもしれません。

自分が「本命」でない場合も!?


また、浮気が発覚するときには、実はどちらとも付き合っていて完全に「二股」だったとか、さらには「相手の女性のほうが本命で、自分のほうが浮気相手だった」といったケースもあります。そのような可能性もある場合は、まず「彼に、自分ときちんと付き合っているという意識があるか」「自分が本命の恋人かどうか」をよく見極めてください。今回のケースでは、彼はとりあえず他の女性の存在を隠そうとしていますし、一度目の発覚時には浮気相手側と別れているようなので、一応は、トピ主さんが本命であったようには感じます。しかし、浮気がばれても平然としていたり、「君が好きなようにすれば」といった態度をされるなど、「自分は本命の彼女でないな」と感じる場合には、すぐにその相手からは離れることを強く勧めます。「それでも別れたくない……」としがみつけば、私は2番目の存在でもいい、と承諾したのと同じことになってしまいます。

世の中には、「適当な距離感で、何人もの女性と付き合いたい」というスタンスを、願望だけでなく、本当に実行している男性たちもいます。彼らは、そのスタンスを邪魔する女性を簡単に切り捨てます。結局どの女性も本当に大切ではないので、そうしたことができるのですね。一対一の誠実なお付き合いをしたいと考える女性であれば、相手がそういう男性だと分かったときは、すぐに離れるのが賢明です。

一生、相手の浮気に悩んでいくの?


また、浮気問題は、夫婦となると少し話が違ってくる部分もあります。経済的な面、社会的な建前、子供のことなどもあり、簡単には別れられないですし、奥様の中にも、放任主義で、「どうせ浮気でしょ?」などと家庭でどっしり構えていられる方もいます。妻側がこういうスタンスでいると、男性もそうした奥様から結局離れられなかったりもして、浮気が大した問題にならないこともあります。

しかし、トピ主さんの場合はまだお付き合いの段階ですから、今すぐによく考える必要があります。「つい魔が差して」というような突発的な浮気や、そもそも恋人同士の関係がうまくいっておらず、瞬間的に他の人に愛情を求めてしまった、という類であれば、乗り越えていけるカップルも少なくないですが、この彼の場合は、意図的な浮気のようですし、しかも繰り返しているので、確かに「浮気性」なのでしょう。今後もしも二人が結婚をしたとしても、浮気をする可能性は高いと思います。

トピ主さんが“家庭でドンと構えていられる妻”になり、彼を手のひらの上で転がしながらやっていけるのであれば、それも1つの男女の形です。しかし、今の段階では、トピ主さんは、そんな風にはできない様子。「浮気性も理解して付き合っていく“べき”か」と書いておられますが、悲しんだり、相手を憎んだりしながら、一生、相手の浮気に悩まされながら暮らしていく、そんな人生で本当に良いですか? もしも、一対一できちんと愛し合える男性が他にいるのであれば、そんな男性と結婚したい……そんな気持ちはないですか? もしそう気づくのであれば、「大好きでも、この彼とでは幸せにはなれない」と、今別れる決断をしたほうが、未来の自分は幸せになっているかもしれません。

やり直すには、双方の努力が必要


浮気は、男女間の信頼関係を壊す行為なので、乗り越えるのはそう簡単ではありません。特に浮気をされた側は、憎しみ、嫉妬、悲しみといった気持ちに苦しむことになりますが、それでも「この相手と一緒にいる」と決めるのであれば、そうした負の感情を垂れ流してばかりでもいられません。他人を許すことを学んだり、相手に依存しない自立心を確立するなど、精神的な鍛錬も必要になってきます。信頼関係を築き直すためには、「浮気をした側」の反省と努力は当然ですが、「浮気をされた側」も、1つの試練として乗り越えていく努力が要るのですね。

その後、彼を問いつめたことでトピ主さんは結局振られてしまい、ひどく落ち込んでいる様子。ですが、結婚後に相手の浮気性に気付いて苦しみ、離婚に至るような方もいますので、結婚前に分かったことは不幸中の幸いだった、などと前向きにも考えてみて下さいね。それに、「自分は浮気する男性とはうまくやれない」と気づけたことは、今後の恋愛でもきっと活かされると思います。つらいでしょうが、ご自身を責める必要は全くありませんので、「次は必ず幸せな恋愛ができる!」と強く信じて乗り越えていってくださいね。微力ながら応援しています。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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