「完璧主義」は、恋愛や結婚を遠ざける?

今年じゅうに結婚したいと婚活を始めたものの、うまく進んでいないと悩む女性の話を聞きました。彼女は、婚活を開始してしばらくは、交際チャンスにかなり恵まれたそうですが、長続きしなかったり、急に嫌気がさしてきたり、ということが続き、最近は、相手側ではなく、自分の“完璧主義”な性格に問題があるのかも、と思い始めている……とのことでした。
“完璧主義”な性格は、恋愛にどんな影響があるのか。今回はそんなテーマです。

「完璧主義」は、諸刃の剣!?


完璧主義な性格は、物事がうまく運んでいるときには、非常にプラスに働きます。完璧主義の方は、基本的に努力家で頑張り屋なので、学業でも仕事でも夢でも、何かを達成したいと考えると、努力を惜しまず、成果や結果も達成しやすいです。しかし反面、物事が上手く運ばなくなってきたときに、マイナス面が出てきやすい傾向もあります(参考文献:「あなたの中の異常心理」幻冬舎新書/著者:岡田尊司)。

『完璧主義』のプラス面、マイナス面


(プラス面)
・ 人並み以上の努力をする、頑張り屋
・ 綿密な計画を立て、きちんと実行にも移す
・ 自分のルールや方法を見つけ、優れたマネジメントができる
・ 整理整頓が得意、秩序や道徳を重んじる

(マイナス面)
・ 本人の努力だけではどうにもならない状況になると、壁にぶつかりやすい
・ 「期待はずれ」の状況が苦手、普通の人よりも強いストレスを感じる
・ 妥協ができない、融通が効かない、曖昧さを受け容れられない
・ 「自分のやり方」にこだわりすぎて、仲間や周囲を息苦しくさせてしまうことも

恋愛は、「思いどおり」にできない


冒頭の彼女も、話を聞いていくと確かに完璧主義な性格のようで、婚活を始めるにあたっては、様々なサービスを調べ上げ、比較し、自分に合うものをしっかり厳選。忙しい仕事や趣味の合間でスケジュールもうまく組み、効率よくデートもこなし、とても順調に進めていたそうです。

しかし、最初は「イイな」と思っていた相手でも、いざデート回数を重ねて親しくなっていくと、相手の些細な言動に苛々してしまったり、自分はこんなに頑張っているのに、と相手のだらしない交際態度にがっかりしてしまったり……。そうなってしまうのは、「結局、相手を好きじゃないからだろう」と思っていたものの、他の男性でも結局同じ、次第に自己嫌悪に陥るようになってきた、とのことでした。

完璧主義の人は、自分の努力によって、物事を思いどおりに運ばせよう、という気持ちが強いので、恋愛のように、特に“思いどおり”にならない人間関係には、強いストレスを感じやすい面があります。様々な面で“こだわり”も強いので、相手を息苦しくさせてしまうことも。そうしてうまくいかない状況を乗り越えられずに、悪くすると、うつ気味になったり孤独感を強めたりと、精神的に参ってしまう方もいます。

恋愛は、少し「適当」に、「気楽」に!?


恋愛に限らず、どんな夢や目標でも、最初から最後まで順風満帆に叶えていけることは少ないもの。つまり、物事を本当に最後まで達成するためには、「『うまくいかない時期』を乗り越える力」が大切です。完璧主義がゆえに落胆しやすい、という方は、その力をつけるよう意識すると良いかもしれません。

具体的には、うまくいかないときに何もかも“努力”で乗り越えようとせずに、たまには、その状況を素直に受け容れ、ダメな自分も良し、としてみる。それができるようになると、恋愛でも、相手のダメなところを許容できるようになってきて、結果的に、密接なパートナーシップも築きやすいはず。期待はずれな出来事があっても、恋愛には曖昧で気まぐれな面があることを理解し、あまり深く考え込みすぎないことも重要です。

先も書いたように、“完璧主義”な性格には、人生においてのプラス面もたくさんあります。ですが、こと“恋愛”においては、努力でもどうにもならない部分があるのは確かなので、あまり真面目になりすぎず、ほんの少し適当さや気楽さも取り入れて、運を風向きに任せていたほうが、思いがけず、うまくいったりしやすい面もあるのかも。思い当たる性格でお悩みの方は、ぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)
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この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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