“結婚したいと思った一番の理由”に見る婚活男女の結婚観

普通、人が結婚したいと思うのは、好きな人ができてその人とずっと一緒に居たいなあ! と感じた時ではないだろうか? それが一番シンプルな答えのように思う。ただ、それはあくまでも一般的な生活の中で出会いがあって、おつきあいする中で自然に芽生える感情だろう。でも、もし自分の日常生活の中で出会いがなかったら?

たとえば、結婚相談所やネット婚活サイトに登録している人の場合、全員が結婚を望んでいることは間違いないが、そこには様々な理由があるようだ。普段の出会いいがなかなか無くて……という人もいれば、結婚と恋愛は違うから、結婚はなるべく自分の条件を満たしてくれる人……という人もいれば、親や兄弟がうるさくて……という人も。

どんな出会い方にしろ、そこからスタートして好きな人ができれば、その後の結婚したいと願う気持ちは、すべての出会いがまったく同じだと思う。プロセスがちょっと前後する程度のタイムラグだと思うのだが、最初に「なぜ結婚したいか?」聞いてしまうと、それは一般的な出会いの場合と、微妙なズレがあるような気がする。

婚活サイト「エキサイト恋愛結婚」が婚活中の会員さんに実施した「結婚したいと思った一番の理由は?」というアンケートでは、女性の主な理由は、「老後ひとりでいるのは不安だから」「自分の年齢を意識して」がほとんど。男性は「自分の年齢を意識して」「休暇を一緒に過ごす相手が欲しい」「老後ひとりでいるのは不安だから」の順。

婚活女子のコメントを見ると「出産はあきらめたけど老後を考えて婚活中」「1人は寂しいから」という“老後不安”派、「男は高齢でも結婚できるけど女は無理だから」「子供が欲しいから」という“年齢意識”派ともに説得力があるものの、「その他」派の「これ以上独りで生きていくのが限界だから」「楽しそうだから」「夫婦になり、子供を育てるという人類が何千年も継承してきた作業をしていない自分は半人前だと思うし、単純に好きな人と平和な空間が作れたら幸せだろうと思うから」という意見にも、それぞれの確固たる意思を感じてハッとさせられる。

婚活男子は、「いつの間にかこの年に……」「そろそろ考えないと……」という“年齢意識”派、「休暇を一緒に楽しみたい」「旅行や映画の感動を分かち合いたい」という“休暇一緒”派、「孤独死は嫌」といった“老後不安”派の意見には、非常に納得できた。また、「その他」派の「好きな女性を幸せにしたいから」「誰かのために生きたい」「2人で協力して幸せな家庭を築きたい」というコメントに、能動的で真摯な男性心理を感じた。

男女とも、「自分の年齢を意識して」そろそろ結婚したほうがいいんじゃないかな、してみたいな……という気持ちが強いことは事実だと思うが、女性のほうが、「このままひとりで年老いていくのは嫌」という、ネガティブ感情からの脱却意識が強く、男性は、「どうせなら女性と一緒に生活を楽しみたい」というポジティブ感情が優位に感じられた。

老後の不安は、20歳代ではなかなか実感しにくい感情かもしれない。だが、アラフォーが近づくと、「もしかしてずっとひとりかも」「女としてこれで終わっていいのか」という気持ちがまったく去来しない女性はいないだろう。その不安を取り去ってくれる男性が求められるし、女性はそこばかりにとらわれず、自分と暮らすといかに楽しいかをアピールするほうが、男性の気持ちを動かすのではないかと思った。

男女とも、「好きな人と暮らすため」という回答例があったら、それが一番になっていたかもしれない。最愛の人と出会いたい、結婚したいという原動力は最大だ。恋を願うすべての人たちに、ザルツブルグの小枝(恋するおまじない)を一振り!
(稲木紫織)

関連記事

今、あなたにオススメ
絶対見るべき恋愛記事5選♡