その告白ちょっと待った! 片想いは結果を急ぐべからず

しょっちゅうメールもするし、一緒に食事にも行くし、なんとなくいい雰囲気。なのに、いっこうに「付き合おう」のひと言がない。そういった状況にやきもきさせられること、ありますよね。

「自分の片想いかな、それとも……」と、悶々とするのは、初期の頃は楽しいものですが、あまりにもその期間が長く続くと、「さっさとこの状況に答えを出して、相手との関係性を安定させたい!」と思うようになります。
原始時代の頃から女性は、子どもを産んで育てる役割を担ってきました。周囲に危険がないほど子どもを安心して育てられるので、女性はスリリングな状況を好まないという説があります。その遺伝子が、私たち現代人にも受け継がれているので、不安定な関係性を落ち着かないと感じるのはごく自然なことなのでしょう。

対する男性は、スリリングな状況が大好きです。原始時代、男性は狩猟を担当していました。獰猛な野生の動物を相手にする狩猟には、一歩間違えば命を落とすことになるかもしれないリスクが付きまといます。そのため男性は、スリリングな状況を楽しもうとする感覚が脳にプログラムされました。それが現代男性たちも受け継がれているので、彼らは女性ほど安定を求めないのでしょう。

「付き合おう」という明確な言葉がない裏には、上記とは全く逆の理由も考えられます。いま現在の曖昧な間柄を、彼は「不安定な関係」ではなく、むしろ「ラク」と捉えているのではないでしょうか? 貴女のことを好きでも、いざ付き合うとなると、そこには義務や責任が生じます。こまめにメールや電話をしなければならない、定期的にデートしなければならない、ほかの女性と親しくしてはいけない等々……。それらは、正式交際の形をとっていなければ、「だって俺たち、付き合っていないじゃん」と、回避することができます。

「そんなの都合が良すぎる!」と、憤る気持ちはよくわかります。ですが、白黒はっきりさせようと、焦って告白するのは逆効果です。男性側は、「好きだけど、正式交際するほどテンションが上がっていない」のですから、逃げ腰になってしまう危険性があるのです。

では、「いったいいつまで待てばいいのよ?」という点について。
人間の感情には波があります。彼も、いま現在は「ちゃんと付き合う」モードではないだけで、そのうちスイッチが切り替わり、「カノジョが欲しい」モードになるでしょう。男友達の結婚に影響されたり、ドラマや映画に触発されたり、スイッチが切り替わるきっかけはいくらでもあります。

その時がくるまで、「曖昧な間柄」を楽しむ方向にシフトチェンジしては如何でしょうか? 男女関係って、正式交際を始めてからももちろん楽しいものですが、いざ付き合い始めると、「正式交際前の、探り合いの期間が楽しかったなぁ」と懐かしく思ったりするものですよ。

大好きな男性の「カノジョ」というポジションにさっさと落ち着きたいのは女性の本能ですが、「急がば回れ」ということわざもあるくらいです。結果を急がず、のんびりかまえていることが、安定した幸せへの意外な近道かもしれませんよ。
(菊池美佳子)
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この記事を書いたライター

菊池美佳子
1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストに転身

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