結婚したい人の一番大事にしているものを知っていますか?

前回、挙式直前で結婚を解消してしまうカップルが増えているというコラムを書きました。さまざまな理由が考えられますが、そもそも、結婚を意識したとき、相手の素性、考え方、性質、価値の置き所などについて、本気で知ろうとしていないケースも多いのではないか。

更に、「相手が一番大事にしていることへの関心」がないのではないか、という疑念があります。

長年かけてまとめた本にまったく関心を示さない妻


Kさんは、某大学で教鞭をとりながら、社会学の研究者として家族学の論文を多く発表しています。優しく、おだやかな性格のKさんは、きっと学生にも人気が高いのではないかと思うような人です。

数年前、研究論文を一冊の専門書にまとめる機会がありました。若くして結婚したKさんは、研究者になるまでに、妻に苦労を強いた時期もあることを十分承知しています。

本が刷り上った日、Kさんは妻へのねぎらいの言葉と共に、その専門書を手渡したそうです。

「本当に感謝の気持ちを伝えて渡したのだけれど、妻は見向きもせず、手に取ることもなかったんですよ。さすがに、その日は一日家出をしてしまいましたよ」

冗談めかして話すKさんでしたが、自分が人生のかなりの時間を費やしてきたことに対して、奥さんが関心をまったく持たなかったことがショックだったようです。

自分の信じるものを理解しようとしない婚約者


それでも、Kさんは夫婦仲が壊れるといった深刻な事態になったわけではありません。

しかし、Dさんの場合は深刻です。

Dさんは、家族全員が元々クリスチャンでした。

婚約したB子さんとの結婚式も教会で挙げることになり、信仰を持たないB子さんのために、神父さんから、キリスト教についての講義を二人で受けることになりました。

少しでもB子さんがキリスト教を理解する助けになればと、Dさんはある女流作家のベストセラー小説を勧めました。専門書でもなく、誰でもキリスト教について理解できる名作でしたが、B子さんは最後まで手に取ることもありませんでした。

数カ月後に二人は結婚生活を始めましたが、程なくして別れたそうです。

相手が大事にしているものを認め、理解し、受け入れる努力の大切さ


Dさんにとって、キリスト教の信仰は、命にかえても守りたいほど大切なものです。

信者になるかどうかは別として、Dさんが配偶者になるB子さんに、なぜ信仰が大切なのかを少しでも理解してもらいたいと思うのは、当然のことでしょう。

また、B子さんが心からDさんを愛しているのなら、生涯この人と添い遂げようとするのなら、Dさんが一番大事にしていることを少しでも知ろうとするのが自然な態度でしょう。

「趣味」とか「容姿」とか「経済力」なども、長い結婚生活にとっては大事かもしれません。

でも、ひとつ屋根の下に住み、お互いを慈しみ、生涯を添い遂げようとする相手の、「一番大事にしているもの」を認め、理解しようとし、自分も受け入れていくという努力ができないと、結婚生活は形骸的なものになってしまうでしょう。

さて、あなたはどう思いますか?
(初音/初音と綾乃)

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