「会話は男性がリードするもの」は間違い!? 

男性との食事やデートの際に、「何を喋ったらいいのかわからない」というお悩みをよく耳にします。相手男性に対しては恋愛対象として好印象を持っているし、だからこそ会いたいと思う……会えれば当然嬉しいのだけれども、いざ顔を合わせると何を喋っていいのかわからないとのこと。そのため、食事やデート中に会話が途切れることもしょっちゅうで、数十秒の沈黙にたいそう焦るといいます。確かに、交際期間の長いカップルなら関係性が安定しているので、会話がなくとも間(ま)が持つものですが、お付き合い前の男女の場合は、気まずく感じてしまうかもしれませんね。

対して、上記のようなお悩みとは全く無縁の女性も存在します。「何を喋ったらいいのかわからない、という状態がわからない」というタイプです。この違いは、いったい何なのでしょうか? 

後者の女性たち、「どうでもいい会話力」が非常に高いです。さきほどまで盛り上がっていた話題がひと段落し、一瞬沈黙になりかけた瞬間に、「好きな和菓子は?」などの適当な話題を提示することに長けているのです。さらにその話題を上手に長引かせることも出来ます。そして、その話題を本人が楽しんでいます。

前者タイプの「何を喋ったらいいのかわからない」という女性たちは、会話のテーマ性を重要視するあまり、身構えてしまう傾向が強いようです。「唐突に和菓子の話など始めるのはおかしいのではないか?」と、考えすぎてしまうのでしょう。大丈夫です、首脳同士の会談じゃあるまいし、テーマ性のある会話以外はNGということはありません。首脳同士の会談だって、雑談を交えることもあるでしょう。

「好きな和菓子は?」という問いに対して、「突然どうしたの?」と返されても、明確な理由を提示しなければならないという決まりはありません。「うーん、なんとなく。私はね、いちご大福が好き」で、OK。そこから、「いちご大福を考えた人は天才だよな!」「コンビニにあるとつい買っちゃうもん」と、会話は自然に展開していくはずですよ。何らテーマ性のない話題ですが、好意を持っている男女同士とは、どうでもいい会話が楽しく感じるものです。適当な話題のトスをどんどんあげましょう。適当にトスをあげれば、適当に返ってきますよ。

話題のトスをあげない女性の中には、「会話は男性がリードするもの」という固定観念がある人もいるようです。確かに、話題に乏しすぎる男性は魅力的とはいえませんが、女性側が「何か面白い話をして私を楽しませて!」という受け身な態度だと、男性は負担に感じてしまうものですよ。彼はお笑い芸人ではないのですから。

そもそも男性とは、女性に比べて口数が少ないとされています。原始時代、木の実採集を担当していた女性たちは、雑談しながらでも手を動かすことは可能でしたので、おしゃべりな本能が備わりました。しかし狩猟を担当していた男性たちは、ペチャクチャ無駄話をしていては獲物に気付かれ逃げられてしまうので、おのずと無口になったという説があります。そういった祖先の習性が、悠久の時を経て現代人にも受け継がれていると思えば、会話を男性任せにしようという気持ちはなくなるでしょう。

「会話は男性がリードするもの」というスタンスの女性は、男性から提供された話題が自分にとってつまらない場合、一方的に不機嫌になります。男性はうんざりするでしょう。会社の話や、格闘技やゲームなどの話題が退屈なら、「私はもっと甘い会話を望んでいるのに」と思うなら、自分から積極的に会話を提供しましょう。
(菊池美佳子)
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この記事を書いたライター

菊池美佳子
1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストに転身

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