誕生日も祝ってくれない彼。私の優先順位は低い?

発言小町に「彼氏からの優先順位が低い」という投稿が寄せられました。トピ主さんは、同じく社会人の彼がいます。付き合う前は頻繁に連絡がきていたものの、付き合って3カ月経ち、会う回数がかなり減っている状況。「自分の誕生日くらいは祝ってくれるだろう」と、誕生日前後の土日を空けて待っていましたが、彼は既に別の予定を入れてしまっていた。「代わりに来月に」と提案されたものの、愛されていないのではと不安が募り、断ってしまったのだそうです。彼の都合や仕事での疲れを思いやりたいという気持ちもあるものの、私の優先順位は低いのではないか、ただの気にしすぎなのか、誕生日の件について謝ったほうがいいのか……などと、トピ主さんは悩んでいます。

「価値観の違い」をどう受け容れる?


今回の問題は、(1)価値観の違いをお互いに受け入れられない(2)彼の愛情に何らかの変化があった――のどちらかが原因ではないかと推測します。

まず(1)からお話ししますね。イベントに対する男女の価値観の食い違いは、よく起こる問題です。一般的には、女性は恋人同士のイベントを重視し、男性は「なぜ女性はそんなにこだわるのか」と不思議に思う、そんな傾向があると言えます。ですが、男性でも「イベントごとを大切にしたい」と考える方はいますし、女性でも、「あまり気にならない」「大袈裟に祝ってもらわなくてもいい」と考える方もいます。

トピ主さんの価値観では、「恋人であるならば当然、誕生日には祝ってくれるもの」と思っていたわけですが、彼の価値観では、そうではなかった。それだけのことかもしれません。ただ、よく言われるように、恋愛では価値観が合うことが大事、というのも一理はあります。イベントを大切にしたり、愛情を頻繁に表現しあいたいと望む人と、そうしたことが好きではない、価値が分からないという人では、うまくいきにくい……というのは何となく想像がつきますよね。

ですが、そもそもの価値観が違うカップルでも、相手に合わせながらやっていくことは可能ですし、相手が“こちらなりの愛情表現”をそのまま受け止めてくれていると、うれしくなり、「もっと相手を喜ばせてあげたい」と考え、どんどん歩み寄っていけるカップルもいます。

今回、トピ主さんは、“自分の思っていた通り”に祝ってくれなかったことで不安になり、彼なりの代案を断ってしまいました。積極的ではなかったものの、彼なりに時間を作って祝おうとはしたわけで、そうした自分なりの配慮を、せめてトピ主さんには分かってもらいたいと思ったかもしれません。自分の愛情表現を受け取ってもらえないと、頑なになり、一層、愛情表現をしたがらなくなる男性もいます。今までに、すでにそうした積み重ねがあって、彼はトピ主さんに愛情表現をする意欲が失せてしまっているのかもしれません。

トピ主さんは、誕生日を祝ってもらうことで彼の愛情を感じたかったのだと思います。しかし、彼への期待が膨らみ、「誕生日当日に祝ってもらって当然」という態度で接してしまっていたのかも。女心としては十分理解できますが、少しこじれてしまった今は、自分の期待や希望はいったん脇に置きましょう。そして、彼から提示してくれる愛情表現があれば、自分の思った通りでなくても、そのまま受け止めてみて下さい。これを心がけていると、彼も愛情を示すのが重荷、不快ではなくなり、2人の間の“風通し”が徐々に良くなっていくかもしれません。「彼から愛されていない」というのも、自分の思い込みだったと気づける場合もあるかと思います。

彼の愛を感じられる? 信じられる?


続いて(2)の可能性について。トピ主さんが不安になっている通り、彼の愛情が冷めかけている、という可能性もあるかもしれません。もしも、今回の誕生日の件だけでなく、「愛されていない」と感じることがかなり多くなっているのであれば、今、追いすがるようなことはしないほうが賢明です。恋愛から少し距離を置き、頭を冷まし、他のことに時間と心を使って「時」を待ちましょう。

彼が別れたくないのなら、必ず連絡をしてくるはずです。「この恋愛を続けていきたい」という意思が双方になければ、恋愛は続きません。彼にその意志があれば、彼のタイミングで連絡があると思いますので、その折に、今までのすれ違いについて話をしてみてはどうでしょうか。

また、愛情が冷めた、とまではいかなくとも、彼が今の恋愛に少し消極的になりかかっている、という可能性もあるでしょう。どんなに「忙しいのにゴメンなさい」と言葉では伝えたところで、今のトピ主さんの態度が発している“不安”や“不満”は、彼からすれば、「自分(や自分の愛情)に満足していない」ように映り、「今のままでは不十分、もっと愛情をちょうだいよ!」と言われている感じがするのかもしれません。この状態が続くと、「この女性は自分を信用してくれないんだな、尊重してくれないんだな」と思い始める可能性もあります。また、“ありのままの自分”を受け容れてもらいたいと望む男性はとても多いので、女性から不満を聞かされ続けると、「自分が、この女性を幸せにしよう」という意欲が失せてしまったりもしがちなので、要注意です。

この場合、女性側が、「彼と絶対にやっていく」と心に決め、不安や不満に負けず、「私たちに大きな問題はない」「彼の愛情を信じる!」とドンと構えていると、2人の関係が自然に良い方向に変わっていくこともあります。

さらに、「釣った魚に餌をやらない」などと言われますが、トピ主さんの彼も、「付き合う」という段階に至るまでに十分な愛情表現はした、もう自分の気持ちは分かってくれているだろう……と考えて安心しきっているだけ、ということも考えられます。今までの彼の言動を振り返って、「彼なりに自分に優しくしてくれているかも」「あれも一応、愛情表現なのかな」と思えるような出来事はありますか? 気づけることがあるのであれば、もらっている愛情に感謝しましょう。逆に、「彼がくれる愛情表現では、自分は満足できない」と気づくのであれば、今の彼にこだわらないほうが、トピ主さんは幸せになれるかもしれません。

とはいえ、トピ主さんたちは、付き合ってまだ3か月。付き合ってから分かる部分も少なくないでしょうし、彼は本来どんな性格で、どんな関係を望んでいるのか。自分が恋愛にどんなことを求めているのかも含め、今は『知る』段階なのかもしれません。せっかく縁のあった相手ですし、あまり結論を急ぎすぎず、また、気持ちのアクセルも踏み込みすぎないようにして、「彼は自分に本当に合う人かな?」「生涯のパートナーになりそうな人かな?」などと様子を見ながら、付き合ってみてもよいかと思います。そのうちに、お互いに心地よいと感じる関係を築いていけるかどうか、「この人だ!」と確信できるパートナーになりあえるかどうか――について、自ずと答えが出てくるタイミングがあるでしょう。

男性とのコミュニケーションで心がけること


最後に。感情表現は、女性のほうがはるかに豊かですし、相手の気持ちを察せる方が多いといえます。対して、男性の中には、「自分の気持ち」についてあまり敏感でなかったり、それを表明することを恥ずかしい、苦手だ、と感じる方もいます。そのため、「どう思っているの?」と、女性に詰め寄られることが不得手な方も少なくないのですね。

異性間のコミュニケーションで起きる問題においては、男性側にも、「もっと率直に、感情表現をしたほうがいい」「女性とのコミュニケーションに対して努力や工夫を」と求めたい点もありますが、女性側も、こちらの理屈を押しつけ、男性側に「変わってほしい」と望むばかりでは、決してうまくいきません。

お付き合いのなかで、彼に期待することがあれば、『シンプルに、明確に、穏やかに』の3点を心がけて伝えてみて下さい。例えば、「連絡が少なくて寂しく感じるの。もう少し頻繁に話したいんだけど、それは難しい?」といった風に。男性とのコミュニケーションは、女性同士の場合とは違うノウハウがあることを知り、「男性への上手な伝え方」を学ぶことも重要です。ぜひこんな点についても、考えてみて下さいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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