結婚相手として不評!? 「ギャンブル好き」が陥る心理的ワナとは

お酒、女性、ギャンブル。「男の人は、3つのうち、どれか1つ以上ハマってしまうものがあるもの……」なんて話を、昔々、年配の女性から聞いたことがあります。最近は、もっと多様な趣味嗜好を持つ男性も増えているように思いますが、ともあれ、周囲の女性陣に、「どれだったら許せる?」という話題を振ってみたところ、やはり「お酒が一番マシなのでは?」という声が多数でした(自分もお酒好きだし、という女性も半数)。

また、「結婚相手として考えたら、ギャンブル好きが一番怖いかも」といった意見も幾つかあがりました。ハマっている度合には寄りますが、時として家計を揺らがせ、借金などを招くこともあり、家族親戚一同をも不幸にしかねない性質。「休みの日、常にパチンコに行くような夫は楽しくない!」なんて意見もありましたが、結婚相手としては、“ギャンブル好き”はあまり人気がない様子でした。

ギャンブルに潜む、「心理的なワナ」とは?


お酒も女性問題も、ハマり込むと恐ろしいのは同じですが、ギャンブルには、特に“心理的にハマりやすいワナ”が潜んでいます。
少し専門的な話になりますが、学習心理学という分野に、『強化』という定義があります。中でも「人間に、ある1つの行動を続けさせるにあたり、時々報酬を与えながら行うこと」を『部分強化』と呼び、この部分強化は、以下の4つの方法に分けられています。

(1) 定率強化……努力に応じて、一定の報酬をもらえる
(2) 定時強化……時間に応じて、一定の報酬をもらえる
(3) 不定率強化……努力と報酬を受け取る率が、一定ではない。
(4) 不定時強化……いつ報酬がもらえるか、時間が決まっていない。

1や2は、給料や成果報酬、時給、などに当たります。努力した分だけ、お金がもらえる。働いた時間の分だけ、お金がもらえる。「月に1回」など決まった形で受け取れるその報酬を目的に、人は「働くこと」を日々自主的に繰り返している……ということですね。
一方、ギャンブルの類は、3や4です。努力しても全く報酬をもらえないこともあるし、大した努力をしなくても、大量に報酬がもらえるときもある。加えて、その報酬は、いつもらえるか分からない。
人間の心理は不思議なもので、こうした3や4の形のほうがハマりやすく、行動を繰り返してしまいやすい傾向にあるのです。

わざと振り回され、“ハマらされて”いる!?


無論、ギャンブル好きな人だけでなく、「一攫千金を夢見る」「ラクにお金儲けをしたい」というのは、誰にでもある心理。宝くじや株投資などが良い例ですね。しかし、「結局、無駄金を使っただけだった」「どうせ儲からないじゃん」という経験をすると、普通は、ギャンブル的な投資を控えるようになります。
ですが、ギャンブル好きな人は、「次こそは勝つから」「ギャンブルは、ロマンがあるんだ」などと主張して、やめようとはしません。要するに、単に「お金儲け」が目的なのでなく、そもそもギャンブルをする行為そのものが楽しいのですね。

もちろん、競馬やパチンコなども、世に数ある娯楽趣味の1つですし、“たしなむ程度”で生活にも余裕を持って楽しんでいる、という分には、全く問題はないかと思います。ですが、家計を圧迫しているとか、もっと有為に時間やお金を使いたい気持ちはあるとか、もしくは彼女や妻が嫌うのでギャンブル嗜好は少し減らしたい……といったことであれば、「不確実&不定期に報酬を与える方式で、自分は“ハマらされてしまっている”のだ」という事実を、改めて自覚してみると良いかもしれません。

例えるならば、「ゲーム的な恋愛」のからくりと同じ。意図的にアメとムチを使い分ける“魔性の女”だからこそ、夢中にさせられてしまい、沢山の無駄な時間とお金を使ってしまう。そうした「振り回されている自分の人生」について冷静に考えてみると、いつも確実に自分を援助してくれる本命の女性(仕事、給料)のほうにもっと意識を向けて、大切にしたほうが良いのでは……なんて思えてくるかも(!?)しれません。

「いやいや、そうやって振り回されること自体が楽しいの!」ということであれば、ご自由に、ということになってしまいますが……。やめようやめようと思いながらも、ギャンブルにハマってしまう、という方の場合は、ぜひこんな心理的からくりも覚えておくことをオススメします!
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

関連記事

今、あなたにオススメ
絶対見るべき恋愛記事5選♡