“ステータスのない彼”との結婚、うまくいくでしょうか!?

発言小町に、「周囲が3高男性と結婚していく中、私だけが」という投稿が寄せられました。トピ主さんは20代後半、「これほどぴったり気が合う人に出会ったことはない」と感じる飲食店勤務の彼がいて、結婚話も出ているそうです。思いやりがあり、長身で年齢もちょうどいい、そんな彼だけれど、どうしても彼の現在の(社会での)立ち位置や収入が引っかかっている。「将来、お店を出したい」と言っているが、資金の目処は立っていないし、自分にも援助できる財力はない。一方、トピ主さんの会社の同僚は、いわゆる“3高”な、ステータスのある相手と結婚する人ばかり……という状況のなかで、自分の結婚について、一抹の不安を感じています。

一緒に「目標」を立ててみては?


「自分も、周りの皆みたいに、ステータスのある相手との結婚がしたい」と書いてあれば、「彼と別れて、そうした相手を探すのが一番では」ということになりますが、「このような形の結婚についてどのように思いますか?」という末文から、トピ主さんが彼との結婚を渋ってはいない気持ちが伝わってきました。仕事の状況や収入以外は、「これほどぴったり合う相手はいない」とのこと、何もかも100%満たされる、完璧な結婚などない……ということは、おそらくご本人も、十分に分かっているのでしょう。

では、そう分かっていても、不安になってしまう具体的な理由は何なのか。投稿からは、以下の3点が推測できるかと思います。
1. 彼の収入が安定していない、将来の目処も立っていない状況だから
2. 将来お店を出すならば、自営業になる可能性があるから
3. 周囲から、賛成や祝福をもらえなさそうな結婚だから

まず1つめ、彼の収入に安定性がなく、将来の目処も立っていない状況である、という点。「お金のことは、どうにかなる!」とあまり気にしない方もいますが、多くの方が、結婚にあたって最も考える点だと思います。そして、トピ主さんもそれが引っかかっている状況。婚約の時点で何らかの問題を感じているカップルは、結婚後もその問題が浮上してきやすいので、今の不安理由をなるべく解消してから、結婚するかどうか最終的に決める……というのも1つの方法だと思います。

例えばですが、彼と、結婚に向けて、何らかの目標を立ててみてはどうでしょうか。「一緒に、○○万円のお金を貯められたら、結婚しよう」「○年後にお店を出すためには、今年はこれ、来年はこの準備が必要。その資金繰りの目処がたったら、結婚しよう」といった、具体的な数値を盛り込んだ目標です。自営業で、本気でお店を出していこうと考えているのであれば、こうした具体的な将来設計の“共有”は必須。その仮体験にもなるかと思います。
目標を達成していく過程のなかで、彼の「お店を出したい」という夢に対する本気度・実行力も見えてくるでしょうし、トピ主さんも、そんな彼を本気で支えていけるかどうか、彼を信じて人生を賭けられるかどうか、真に実感として、分かってくるかもしれません。

「育った環境」の影響は受けやすい


続いて、2つめ。投稿には「自営業は大変ですよ」というコメントも寄せられていますが、今は、トピ主さんも彼もお勤めの身なので、“お互いの仕事はそれぞれ”という感じでもやれているでしょう。ですが、いずれ子供などができれば、状況も変わってくるでしょうし、何より、本当に「自分のお店を出す」となれば、家族は他人事ではいられないはず。トピ主さんのサポートが求められる可能性も高いと思います。

「自営業者の夫とやっていけそうか」「いざとなったら、自分もその手伝いができるのか」を考えたときに、最も参考になるのが、育った環境。トピ主さんのご両親や親戚、仲のよいご家族などに、自営業で仕事をされている方はいるでしょうか?
いわゆる“サラリーマン的”な生活、「基本、父親は夜になれば家にいて、土日も休み」「毎月、決まった収入がある」といった暮らし方しか知らずに育っている場合は、どうしても、自営業の生活リズムや金銭事情に慣れず、戸惑いを覚えてしまう方もいるようです。努力したものの、馴染めなかったり、生活時間帯がすれ違ったりで、結果、離婚してしまったケースも幾つか知っています。

一方で、サラリーマン以外の暮らし方にも馴染みがある人の場合は、そうした環境にも抵抗が少なく、逆に、「勤め人より、夫婦でいられる時間も長い」「誰かに使われる、という精神的なストレスが少ない」「平日や昼に休めることもあり、自由がきく」……などと好意的に解釈できる場合もあります。彼との結婚後の暮らしを想像し、育った環境とも比べてみて、「自分はやっていけそうか」、または「慣れない環境でも、彼とならば頑張れそうか」という点ついて、よく考えてみるといいと思います。

「ステータスのなさ」を気にしているのは!?


最後、3つめの理由。投稿に、ご家族や友人などの意向は書かれていませんが、トピ主さんは、「この結婚は、周りから祝福されないかも」と感じているのかもしれません。誰だって、できれば「幸せになれそうな相手ね」「彼なら間違いないはず」と言われて結婚したい、と願うもの。そういう意味では、相手のステータスが高い、というだけで、周囲の賛成や祝福は得やすいかもしれません。

ですが、家族や親友など、トピ主さんを本当に大切に思っている人たちは、「トピ主さんを大切にしてくれているか、幸せになれそうか」といった目線で、お相手を見ているはずです。堅い職業の結婚相手をご両親などが喜ぶのは、人によっては“見栄”もあるでしょうが、「自分の子供が苦労せずに済む可能性が高いから」というのが、一番の理由でしょう。他人ならば、「お店を出す」という夢を応援できても、身内となると、「何か予想もしないトラブルがあるのでは」「大変そうだから考え直したほうが……」などと、手放しには賛成できなかったりするものです。

そうした、自分を親身に考えてくれる人たちから反対されている、というのであれば、結婚も悩むでしょう。しかし、今回のトピ主さんは、「大して仲もよくない同僚からの目線」を気にしています。本来、大した問題ではないように思いますが、トピ主さんはそれが気になってしまう。つまり、結局、「ステータスのない結婚」という体裁を気にしているのは、誰よりもおそらく、トピ主さん自身なのではないでしょうか。
決してそれが悪い、ということではありませんが、心の奥でそう思っている限り、いつか彼にもそれが伝わってしまうでしょう。彼の仕事をあまり尊敬できない気持ちがあるのであれば、結婚は、うまくいきにくいかもしれません。逆に、誰に何と言われようと、トピ主さんが彼の仕事ぶり(真面目さ、熱意、能力など)を信じられるのであれば、乗り越えていける可能性は高いと思います。

「私は幸せ、だからこの結婚を選ぶ」と言える?


今回に似た例で言えば、父親に猛反対され、式にも出席してもらえなかったけれど、シェフの方と結婚して幸せに頑張っている元エリート女性も知っています。一方で、雑貨2店舗を経営する男性と結婚したものの、生活がすれ違い、気持ちも少しずつ離れ、「仕事を辞めて、彼の店を手伝う人生にも飛び込めない」といった理由で、離婚した女性の例などもあります。

そうした実例を見てくると、よく似た環境の者同士の結婚ではなく、職種やステータスが異なるカップルの結婚においては、「相手を好きな気持ちがどれだけ強いか」、そして「その相手との人生を歩んでいこう」という本人の覚悟がどれだけあるか……という点が、普通の結婚よりも求められる場面は多くなるかもしれません。
トピ主さんはどうでしょうか。他人の見解などはさておき、トピ主さん自身が、「私は幸せ、だからこの結婚を選ぶんだ」という心境になれるかどうか。そこまでは言い切れないならば、不安要素を具体的に検証し、それらを今後、解消していけそうかどうか‐‐。こうした観点から考えていくと、次第に、この結婚についての「答え」が見えてくるかもしれません。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

関連記事

今、あなたにオススメ