一度振られた相手に「再告白」はアリですか?

発言小町に、「再告白はありなのか?」という投稿が寄せられました。トピ主さんは30代男性。友人主催の飲み会で知り合った女性に、3度のデートののち告白しましたが、「嫌いじゃないけど、まだよくわからないし、今は自分のことで精一杯だからごめん」と断れられたそうです。その後、彼女から「○○さんの言葉はすごく嬉しかったから、すぐにいい返事ができなくて本当にごめんね」とのメールを受け取ったトピ主さん。「正直OKしてもらえそうな手応えがあったのでショックだが、彼女を好きで諦められない」と感じており、再告白をすべきなのか、彼女に迷惑がかかるならば引くべきか……と悩んでいます。

「自分の気持ちがよくわからない」こともある!?


彼女の返事はNOですが、完全にNO、という感じでもない様子。考えようによっては、「付き合う気はないけれど、ただ自分に気持ちを惹き付けておきたくて、曖昧なことを言っているのでは!?」といった、うがった見方をすることもできるでしょう。「そういう態度はズルい」「小悪魔だ」と彼女の言動を批判する人や、「どんな理由があるにせよNOはNOなのだから、自分なら諦める」と考える人もいるかもしれません。

ですが、「嫌いじゃないけど、よくわからない」「嬉しかったけど、“すぐに”いい返事ができなかった」「今は自分のことで精一杯で……」という言葉は、彼女の今の正直な気持ちだった、ということも考えられます。トピ主さんへの気持ちは自分でもよく分からず、今すぐYESかNOか決めろと言うならばNOだった、だけど好かれていることは嬉しかった--ということです。
個人差はあるでしょうが、「誰かに対する自分の気持ちがよく分からない」ということは、どなたにでもあり得ることではないでしょうか。トピ主さんも、彼女の発言やメールを、言葉どおり、素直に受け取ったために、断られたものの、「まだ諦め切れない」と感じているのかもしれません。

もしくは、彼女には、「トピ主さんを悪くなく思っているものの、YESと言えない理由」が、何か具体的にあることも考えられます。例えば、前の恋人をまだ忘れられておらず、ふんぎりがつかないとか、過去の影響で、恋愛に消極的になってしまっている時期だとか、あるいは、家族や仕事のことなどで、何らかの事情を抱えており、タイミングが悪かった……など。
何にせよ、「トピ主さんとの交際は100%なし」というわけではないから、“保留”のような態度を彼女が取った、ということは十分あり得ると思います。

「再告白」は焦らないほうがベター?


さて、ではトピ主さんは、これからどうすればいいのか。「再告白をしたい」という気持ちがある様子ですが、これに関しては、あまり良案ではないように思います。既にもう気持ちは伝えたのですから、今また告白をしたところで、彼女を追いつめてしまうだけ。トピ主さん側から再告白をするならば、せめて、もう少し先、今よりも心の距離が縮まってから、がいいのではないでしょうか。

しばらく連絡を控えめにし、今までより距離を置いて、「友達」として接していきながら、恋愛に変わる瞬間を待つ……という方法が、個人的にはおすすめではないかな、と思います。
「繰り返し、情熱的に想いを伝えていく」という方法もありますが、彼女の気持ちを後ろに引かせてしまう可能性も考えられます。恋愛は、“やじろべえ”のようなバランスで成り立っているもの。あまりに片方だけが重くなれば、やじろべえは倒れてしまいます。お互いに、ほどよい重さで、ほどよいタイミングでバランスよく求め合う力が必要だからです。

それに、少し距離を置いていれば、「このままトピ主さんと縁が切れていいのか」を彼女はおそらく考えるでしょう。「好意を寄せられていて、自分も悪くなく思っている人が、自分から離れていきそうだ」と思うと、少し焦り、引き止めたくなるのは、人の心理傾向としてはあるものです。
とはいえ、わざとらしく“駆け引き”のような行動をするのは逆効果になることもあるので、「迷惑にならない程度に仲良くしていきたい」というスタンスで、今までよりは少し距離を置いて、恋愛関係を迫るような態度ではなく接していくとよいのではないかな、と思います。

恋に至る“決め手”は必要


はっきり「好き」と告白されてしまうと、彼女がその後、二人きりで会うことを重荷に感じてしまう可能性もあるので、いったん“仕切り直し”と考えて、紹介してくれたご友人などを含めてグループで遊ぶ機会を作る、という方法もよいかもしれません。男女間では、グループ交際のほうが、精神的に負担が少なく、仲良くなりやすいこともあります。急がず焦らず、じっくりと“友達”の距離で、関係を深めていきましょう。

ただ、その先の進展に、彼女の気持ちを動かす「決め手」は必要かもしれません。彼女の性格や、トピ主さんのキャラクターにもよりますが、例えば、頼りがいを感じさせる、普段と違うギャップを見せる、彼女が居心地よくいられるよう、ほどよい距離でいつも優しく見守ってあげる、彼女好みのファッションをする、母性をくすぐるような愛らしい言動をする、彼女が心細いときや弱っているときには、とにかく親身になって助ける……などは女性の心を惹き付けることが多いようです。関係を深めつつ、無理のない範囲で、彼女の好みや求める男性像を考えてみるのもよいと思います。

時間をかけて、よい関係が育つこともある


最後に、補足になりますが、心理学者のスタンバーグという人は、世にある様々な“愛”の形を、下記3つの要素のバランスで説いています。

1) 親密さ……相手と繋がっている感覚。一緒にいることに喜びを感じる、相手を尊敬する、お互いを理解する
2) 情熱……相手への興味が強く、相手の魅力に惹き付けられる、性欲や刺激を感じる、ロマンチックな気分が高まる
3) コミットメント(意思・決意)……相手を愛そうという決意。関係を維持しようという意思や責任感

すべての要素が揃うと理想的、とされていますが、どれか1つ2つが突出しているような愛情関係もあります。2の「情熱」の要素が少なく、すぐにパッと燃え上がらなかったとしても、時間をかけて1(親密さ)を築いていき、3(「相手と一緒にいよう」という意思や決意)が生まれる愛情関係もあるので、トピ主さんも、諦めず、長い時間をかけて彼女の心を開いていく、という方法もあるかと思います。
長く頑張っても成就しない、という可能性はもちろんありますが、「彼女が好きで、諦められない」という強い思いがあるのであれば、しばらく頑張ってみる価値はあるかもしれませんね。ただ、既に一度、はっきりと想いを伝えているのですから、「再告白」に関しては、焦らず、時期を空けて。より親密な関係を育ててからにするとよいと思います。
(外山ゆひら)

EDITOR

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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