優しさを勘違い…「期待してガッカリ」を繰り返す理由

発言小町に、「勘違いしやすい性格を直したい!」という投稿が寄せられました。

トピ主さんは女性。男性に少し優しくしてもらうと、すぐに「この人いいな、うまくいかないかな」と期待してしまい、後でガッカリ……ということがよくあるそうです。「恋のきっかけは多いかもしれないが、実りが少ない」「誰にでも優しい男性に引っかかって空回りしている気がする」という記述から、現在、特定の人はいない様子。惚れっぽいというか、ストライクゾーンが広いというか、「もうちょっと余裕をもって男性に接することができるようになりたい」と悩んでいます。

焦りから「前のめり」になりすぎ!?


すぐに恋の展開を期待してしまうご自身のことを、トピ主さんは「夢見る夢子ちゃんかも」と述べています。トピ主さんの年齢は書かれていませんが、10代などの恋への憧れが強い時期、いわゆる“恋に恋するお年頃”なのでしょうか。もしそうなら、少女漫画のようなロマンチックな展開を想像したり、期待したり……なんてことも、特段珍しくないでしょう。

ただ、「いい大人なのに」という記述もあるので、トピ主さんはそれなりに「大人」と呼べる年齢なのかもしれません。年齢にかかわらず、特定の相手がいないときに「恋人がほしい」と思うこと自体は、ごく普通のことでしょう。

しかし、少し優しくされると、すぐに恋の展開を期待してしまう――そういう自分を持て余しているのであれば、いくつか理由も考えられます。

まず考えられるのは、恋愛への“焦り”。恋人が欲しい気持ちや、結婚したいという思いが強く、「よさそうな人なら誰でもいいから、とにかく早く相手を見つけたい」という状態になりかけているという可能性です。

「ストライクゾーンが広いのかも」とも書いていますが、様々な人を「いい」と思えるトピ主さんは確かにストライクゾーンが広いのでしょう。ただ、「ストライクゾーンが広い」というのは、「皆がNOというような条件の人でも、私は受け入れられる」という意味であって、即交際を期待する、ということではありません。出会ってすぐに「付き合いたい」「うまくいけばいい」と期待してしまうトピ主さんは、ちょっと“前のめり”になりすぎているようにも感じます。

今まで知り合った男性のなかには、「初めは本当にトピ主さんに好印象を抱き、優しくした」という人もいるのではないでしょうか。ただ、あまりにすぐトピ主さんが“その気”になったために、その勢いに尻込みをしてしまったり、トピ主さんにあまり魅力を感じなくなってしまったりした、ということもあるかもしれません。

よく分からない男性でも抵抗なく受け入れていると、「プライドのない、手軽な女性」に映ってしまうこともあります。「お高くとまったほうがいい」ということでは全くありませんが、自分を大切に扱わないことは、恋愛がうまくいかない大きな原因の一つです。あくまで「知り合ったばかりの他人である」ことを胸に留め、「本当に信頼できる人なのか」「自分と合った人なのか」などを見極める期間を多少は持つようにしてみては。「一歩ずつ、関係を深めていく」――ということですね。

恋愛は「魔法の薬」ではない


二つ目に考えられるのは、恋というものを、すべての不満や不安を吹き飛ばしてくれる“魔法の薬”のように思っている可能性です。

心の奥に漠然と、「自分の寂しさや過去の傷を、誰かに埋めてほしい」とか、「恋愛がうまくいけば、今の問題がすべて解決して完ぺきに幸せになれるのに……」などといった思いがあると、“恋人”という存在を渇望しがちになります。

個人差は大いにありますが、特に女性の場合は「女の幸せ=恋愛・結婚」といった風潮もあるため、恋人のいない自分を「不幸せ/不完全」だと思い込んだり、自分の心が不安定なのは、「恋人(夫)がいないせいだ」と考えたりしてしまう人もいます。

また、普段から「自分は周囲に大切に扱われていない」といった葛藤や怒りを抱えている人も、恋愛に過大な期待を抱きやすい傾向があると言われます。他の人間関係で抱えている傷の埋め合わせに、「恋人なら、きっと私を大切にしてくれる」などと、過度に恋愛に夢や期待を持ってしまうのですね。

これらは、ちょっとした「恋愛依存」の精神状態と言えるかもしれません。確かに恋愛は、うまくいけば大きな幸せを与えてくれるものですが、愛情は“与えあうもの”でもあります。一方的に「自分がラクになりたい」という心理で恋愛を求めていけば、なかなか誠実な関係を築いてくれる人は見つかりにくいでしょう。

上記のような気持ちに当てはまる部分がある場合は、まずは「恋をしていても、していなくても、すてきな、安定した女性になろう」と、心の“自立”を目指すのがおすすめです。一人でもそれなりの幸せを感じられ、毎日を楽しく過ごせる人になれば、異性のほうから魅力を感じ、アプローチしてくることも期待できます。これは付き合った後、交際を順調に進めていくにあたっても、大事になってくる資質だと思います。

“数打ちゃ当たる”でいくなら、ダメもとで!


トピ主さんは、特定の誰かを「好きだ!」と思ってからではなく、「この人となら、うまくいくかも!?」と思う段階で、いろいろな男性に思いを寄せてみている様子。“予感”の段階でアプローチをし、それを短い頻度で色々な異性に対して行っている、という感じでしょうか。

こうした、“数打ちゃ当たる”という感じでアタックを繰り返す――という方法について考えてみましょう。

「とにかく交際をスタートさせてから、愛情を深めていく」こともできますし、それはそれで、恋人作りの一つの方法だと思います。ただこの場合は、1人の相手へのこだわりも少なく、正直、他にたくさん候補もいるわけですから、“ダメもと”と考えたほうが無難でしょう。失敗しても、いちいち落ち込まないことが肝要です。

うまくいかなくても、「自分はなぜダメなのか……」などとネガティブに悩まず、「このままの自分に合う相手を探すんだ!」と考え、「いいな」と感じる異性がいれば、たくさん好意の矢を放っていく(アプローチ方法は適宜、改善しつつ)。そうしているうちに、その矢がポッと命中するお相手が見つかる可能性もあるかと思います。

恋愛を意識しすぎず、自然な交流を楽しむ方法も


いずれにせよ、恋はお互いの気持ちが合って初めてかなうもの。相手は他人であり、自分が思うように動いてくれるわけではありません。「付き合えたらラッキーだな」くらいは思ったとしても、その期待を分かりやすい言動で相手に見せすぎることは、相手の重荷になることもあるので、少し慎重に。進展しそうだった関係をダメにしてしまうこともあります。

「恋人は、できるときには、できるものだ」と腰を据えて、少し“流れ”に身をゆだねてみる――という方法もおすすめです。他人に好意を抱きやすい、というトピ主さんの性格は長所なので、それをいかして、積極的に人付き合いをしていく。ただし、それをすぐ「恋愛、恋愛」と結びつけるのではなく、きちんと節度を持って、人として“交流”を楽しむ――そんな風にリラックスして色々な異性と(友人として)付き合っていれば、そのなかから自然と恋愛が生まれてくることも、きっとあると思います。

「そういう“遠回り”な手段は私には向かない」などと思うのであれば、“数打ちゃ当たる”方式で、ガンガン攻めていくのも一案だと思います。ぜひご自身にあった方法を考えてみてくださいね。

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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