「空気が読める」ようになる超簡単なコツ

女性のための人生相談ルーム「恋と仕事のキャリアカフェ」には、人間関係やコミュニケーションに関する悩みも多く寄せられます。最近寄せられたものの中に「空気が読めない」発言をしてしまうことがある、という相談がありました。みなさんも思い当たるところがあるのではないでしょうか?
 
一般に、「空気が読めない」ということは、会話の流れに反した発言をしているということです。では、正しく会話の流れをつかむにはどうすればよいのでしょうか。
 
実は、会話には客観的な「ルール」が存在します。そのルールを理解することで、空気が読めない発言をしないための手掛かりが得られるかもしれません。
 
グライスという言語学者は「協調の原理」という理論を提唱しています。
 
それは、会話には「量」「質」「関連性」「伝え方」という4つのルール(学問的には、公理や基準といいます)が存在するという理論で、会話は「協調の原理」に従って行われ、話し手はルールを守って話そうとするというものです。
 
しかし現実には、ルールが守られない会話も多くあります。例えば、

A子「ねぇ、B美って彼氏いるの??」
B美「今日は天気がいいね~」
 
という会話を例に取ってみましょう。
 
この会話では4つのルールのうち、「関連性」のルール違反が起きています。彼氏がいるのかどうかという質問に対して、関係のない天気の話題で返答していますよね。
 
上の会話のように、話し手がわざとルール違反を行う場合は少なくありません!
 
意識的にルール違反を行うことで、そこに何かしらの意味を含ませるというわけです。この場合だと、彼氏がいるかどうかという話題にB美は触れられたくないのでしょう。そのために、その話題を避けたいという意味をルール違反によって持たせています。
 
「空気が読めない」と呼ばれる人々は、相手がわざとルール違反の発言をしていることに気づいていないことが多いようです。
 
ですから、まずは会話を「量」「質」「関連性」「伝え方」4つの視点からきちんと見定めること。そしてルール違反に気付き、どうしてルール違反が起きているのかを把握するようにしてみましょう。
 
4つのルールを意識的に頭の片隅にいれておくだけで、ルールから離れたときに違和感を覚えるようになります。その違和感を大事に、なぜ起きたのか考えてみてください。それだけでグッと、会話への対応力が変わります。
 
そうすれば、正しく会話の流れをつかみ、空気の読めない発言から決別できるはずです。
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