「腕まくら」、長時間はやめたほうがいい理由

男女が一緒に眠るときの、「腕まくら」。江戸時代の文化、都々逸でも、『重い体を身にひきうけて 抜くに抜かれぬ腕枕』なんて歌があるくらい、伝統的な男女の添い寝の形の1つですが、皆さんはお好きですか? 

好き派・嫌い派、男女それぞれの意見


腕まくらは、基本的には男性が女性にしてあげるもの。男女のパワーバランスも変わってきている感(!?)もある昨今ですが、改めて、今のカップルはどう考えているのでしょう? 男女の意見を集めてみました。

<腕まくら好き派>
(男性)
・ 彼女が喜んでくれるなら、多少は頑張る
・ 腕まくら中、髪を触ったり、イチャイチャしたりする時間は嫌いじゃない
(女性)
・ 彼の身体の匂いが好き。自然と密着したくなる
・ 昔と変わらずしてくれる、旦那の愛を感じる
・ 自分が“守られるモノ”になった感じがして好き!

<腕まくら嫌い派>
(男性)
・ 疲れる。5分も持たない。単純に寝にくい
・ あの“ドヤ感”は自分には似合わない
・ それより彼女のお腹に丸まって寝たい
(女性)
・ 寝にくい。頭や首が痛くなる
・ 気を遣ってしまうので、遠慮したい
・ 「女はこれが好きなんだろ?」という感じでされると鬱陶しい

「彼女が好きと言うので頑張っています」という男性もいれば、「どんな相手でも絶対にしない!」という“断固拒否”な男性も。女性のほうも、「そういうラブラブな感じは苦手」という人もいれば、「無理には頼まないけど、拒否されたりするとやっぱり寂しい。大して好きじゃないのかな、甘えさせてくれない人なのかなと思ってしまう……」という“気持ち重視派”の声もありました。
中には、「腕まくらより自分が膝まくらされたい!」なんて男性もいましたが、そのあたりの考え方で、「甘えたい派か、甘えられたい派か」も分かっちゃいそうですね。「毎日一緒に眠る夫婦になれば、さすがに無理は続かないけど、ラブラブな恋人時代くらいOKでは?」なんて意見もありましが、皆さんの本音はどうですか?

手指が動かなくなることも!? 『サダデーナイト・パルシー』


ただ、腕まくらに関して、医学的に気になる注意情報も。腕まくらなどのように、上腕を長時間強く圧迫されると、「手や指が動かなくなる」という症状が出ることがあるそうです。そうした妙な神経麻痺は土曜の夜に起こりやすく、おそらく女性と関係を持つ男性が多い曜日だからだろう……という理由で、「サタデーナイト・パルシー」なんて呼称もつけられているほど。同様の理由から、「ハネムーン症候群」という別名もありますが、医学的な名称では、一過性の「とう骨神経麻痺」ということになります。

通常、人間は夜中に何度も寝返りを打つので、「腕が一晩中固定される」ことは滅多になく、腕まくらをしたか、もしくは泥酔状態で腕を変な形で固定して寝たケース(「公園のベンチ麻痺」という別名もあります)くらいのもの。頭の重量は体重の約1割程度とも言われますが、4〜6キロ程度の重量が長時間乗っていると考えると、確かに結構な負担ですよね。

大好きな彼が、翌日「手が動かない!」「パソコンを打つ指に力が入らない!」なんてことにならないためにも、“腕まくら好き”の女性は、短い時間に留めて、気持ちが満足したら、自ら積極的に降りてあげるのがベストかも!? 「腕の筋肉に自信があるから大丈夫」という男性も、筋肉の問題ではなく、”神経”の麻痺なので、過信しすぎないほうが自らのためかもしれません。

というわけで、長時間はやめたほうがよさそうだけれど、愛を語り合う男女の添い寝スタイルとしては、やはりポピュラーな“腕まくら”。皆さんは、恋人にしてあげたい/してもらいたいと思いますか?

(外山ゆひら)
1

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

関連記事

今、あなたにオススメ