早婚のヒントも!? 「スポーツ選手の結婚」が早いのはなぜか
晩婚化・非婚化が進んでいる最近の日本のなかで、例外に見えるのが、若手男性スポーツ選手たち。例えば、体操の内村航平選手は、24歳にして既婚で1児の父。ゴルフの石川遼君は、20歳にして既に婚約済み。楽天の田中将大投手も23歳の折に結婚していますし、フィギュアスケートの織田信成選手も同じく23歳で結婚、現在は2児の父です。現在24 歳の小塚崇彦選手も結婚前提で交際中ですし、最近では、人気の若手テニス選手が、既に結婚の約束をしている相手がいるようだ(!?)……なんてニュースも飛び出しています。
もちろん、個人差は大いにあるでしょうし、女性選手の場合は30歳前後か競技引退後に結婚、というケースが多いようですが、インターネットの検索欄でも「スポーツ選手 結婚」の次に「早い」という候補が飛び出すくらいなので、「スポーツ選手は結婚が早い」という印象を持っている人は、少なくないのかもしれませんね。
ではなぜ、スポーツ選手の結婚は比較的早いのか。世代や時代の空気の影響もあるでしょうが、「スポーツ選手は早く『一人前』になるから」というのは、普遍的な理由としてあるのではないでしょうか。では具体的に、「一人前になる」とはどんなことを指すのか。お茶ノ水女子大学教授の菅原ますみ氏は、「一人前」の条件として、以下4つの指標を挙げています。
(1)「経済的自立」……自分の食い扶持を自分で稼げるようになる
普通、寄り道なく進学をしていっても、仕事を始めるのは高校や短大卒業で18〜20歳前後、大学進学者では早くても22歳以降です。一方、活躍するスポーツ選手の場合は、10代からプロ契約をしている人もいますので、一般の人よりは、経済的自立を早くすることができる人が多い、と考えられます。競技者でいられる年齢には限界もありますが、活躍の度合によっては、若くから多くの収入を得る人もいます。
(2) 「生活の自立」……衣食住を用意できる、時間を自分で管理できる、自力で目的地に辿り着ける
続いて、生活面での自立。衣食住だけでなく、自分の時間を管理(タイムマネジメント)したり、自力で移動ができたり、というのも見逃せない部分ですね。スポーツ選手は、若い頃から寮暮らしや遠征などで、親元から離れて生活する時間が長いと聞きますので、必然的に、生活面での自立も早くなることが考えられます。
(3) 「心理的自立」……自分のことを自分で決めて、責任を取れるようになる
たまに周囲に相談したり、頼ったりすることはあっても、最終的には自分のことは自分で決断し、その決断に責任を持てる……というのが心理的自立です。「自分で決める」のは比較的簡単そうですが、うまくいかなくなったとき、失敗したときに、結局、親や周囲に尻拭いをしてもらうようでは自立には不十分、ということですね。スポーツ選手は、年齢に関わらず、常に「自分の出した結果」を自分で背負いますし、「最善の結果のためにどうすべきか、どうしたいか」を自分で決断しなくてはならない機会も多い職業。心理的自立も早くなることが推測できます。
(4) 「市民的自立」……国民として、市民として責任をどう果たしていくか、という意識を持てるようになる
具体的には、税金や年金を支払う、選挙で投票する、ボランティアをする、地域行事に参加する、PTAを引き受ける……といったことが含まれます。このあたりは、思想や考え方によって個人差はあるでしょうが、税金などを支払うのが可能になるのも、1の経済的自立が果されていればこそ。また、3の心理的自立が早い人は、「自分の意見を持って社会と関わっていくようになるのも早い」と考えられるでしょう。
こう見てくると、決して「お金を稼いでさえいれば、一人前」ということではないのがわかりますね。これら4つの自立を果たせば、自分にも周囲にも「一人前の大人」という意識が浸透するでしょうし、「巣立ち」の意味では、結婚も自然と視野に入ってくるかも!? 4つすべてを叶えるのは現実的に難しい、という人は、経済的な自立がすぐにできなくても、できるだけ心理的自立を目指すとか、実家住まいであっても、市民的自立を心がけるとか、1つずつ取り組んでみるのもおすすめです。「朝、誰かに起こしてもらわないと起きられない」「よく親に車で送ってもらっている」なんて人は、まずはそのあたりを卒業する努力からしてみるといいかも!
また、様々な自立が早いことに加え、スポーツ選手は結婚への「目的意識」がハッキリしている人が多いのでは、という点も考えられます。とにかく身体が資本なので、規則正しい生活がしたい、栄養管理をしたい、といったことも、普通の人よりは切実に考えているはず。親やコーチ、サポート陣はいるでしょうが、厳しい勝負の世界にいる以上、「しっかりした生活」と「心の安心感」は何よりも必要。「早く地盤固めをしたい」と考える人が多いために、結婚が早くなる傾向はあるのかもしれませんね。
一般の私たちも、「自分はどんな人生を送りたいか」「そのためにはどんな生活をしたいのか」を“現実的”に考えてみると、自然と自分にふさわしいパートナー像が分かってきて、迷いにくくなるかも。スポーツ選手の早婚傾向に見られる2つの特徴(4つの自立、目的意識)を参考に、ちょっぴり考えてみたいものですね。
(外山ゆひら)
(参考:「『ママ』というオシゴト」 菅原ますみ 著 主婦の友社)
もちろん、個人差は大いにあるでしょうし、女性選手の場合は30歳前後か競技引退後に結婚、というケースが多いようですが、インターネットの検索欄でも「スポーツ選手 結婚」の次に「早い」という候補が飛び出すくらいなので、「スポーツ選手は結婚が早い」という印象を持っている人は、少なくないのかもしれませんね。
色々な意味で「一人前」になっているから!?
ではなぜ、スポーツ選手の結婚は比較的早いのか。世代や時代の空気の影響もあるでしょうが、「スポーツ選手は早く『一人前』になるから」というのは、普遍的な理由としてあるのではないでしょうか。では具体的に、「一人前になる」とはどんなことを指すのか。お茶ノ水女子大学教授の菅原ますみ氏は、「一人前」の条件として、以下4つの指標を挙げています。
(1)「経済的自立」……自分の食い扶持を自分で稼げるようになる
普通、寄り道なく進学をしていっても、仕事を始めるのは高校や短大卒業で18〜20歳前後、大学進学者では早くても22歳以降です。一方、活躍するスポーツ選手の場合は、10代からプロ契約をしている人もいますので、一般の人よりは、経済的自立を早くすることができる人が多い、と考えられます。競技者でいられる年齢には限界もありますが、活躍の度合によっては、若くから多くの収入を得る人もいます。
(2) 「生活の自立」……衣食住を用意できる、時間を自分で管理できる、自力で目的地に辿り着ける
続いて、生活面での自立。衣食住だけでなく、自分の時間を管理(タイムマネジメント)したり、自力で移動ができたり、というのも見逃せない部分ですね。スポーツ選手は、若い頃から寮暮らしや遠征などで、親元から離れて生活する時間が長いと聞きますので、必然的に、生活面での自立も早くなることが考えられます。
(3) 「心理的自立」……自分のことを自分で決めて、責任を取れるようになる
たまに周囲に相談したり、頼ったりすることはあっても、最終的には自分のことは自分で決断し、その決断に責任を持てる……というのが心理的自立です。「自分で決める」のは比較的簡単そうですが、うまくいかなくなったとき、失敗したときに、結局、親や周囲に尻拭いをしてもらうようでは自立には不十分、ということですね。スポーツ選手は、年齢に関わらず、常に「自分の出した結果」を自分で背負いますし、「最善の結果のためにどうすべきか、どうしたいか」を自分で決断しなくてはならない機会も多い職業。心理的自立も早くなることが推測できます。
(4) 「市民的自立」……国民として、市民として責任をどう果たしていくか、という意識を持てるようになる
具体的には、税金や年金を支払う、選挙で投票する、ボランティアをする、地域行事に参加する、PTAを引き受ける……といったことが含まれます。このあたりは、思想や考え方によって個人差はあるでしょうが、税金などを支払うのが可能になるのも、1の経済的自立が果されていればこそ。また、3の心理的自立が早い人は、「自分の意見を持って社会と関わっていくようになるのも早い」と考えられるでしょう。
こう見てくると、決して「お金を稼いでさえいれば、一人前」ということではないのがわかりますね。これら4つの自立を果たせば、自分にも周囲にも「一人前の大人」という意識が浸透するでしょうし、「巣立ち」の意味では、結婚も自然と視野に入ってくるかも!? 4つすべてを叶えるのは現実的に難しい、という人は、経済的な自立がすぐにできなくても、できるだけ心理的自立を目指すとか、実家住まいであっても、市民的自立を心がけるとか、1つずつ取り組んでみるのもおすすめです。「朝、誰かに起こしてもらわないと起きられない」「よく親に車で送ってもらっている」なんて人は、まずはそのあたりを卒業する努力からしてみるといいかも!
「目的」がはっきりしていると、結婚も迷わない!?
また、様々な自立が早いことに加え、スポーツ選手は結婚への「目的意識」がハッキリしている人が多いのでは、という点も考えられます。とにかく身体が資本なので、規則正しい生活がしたい、栄養管理をしたい、といったことも、普通の人よりは切実に考えているはず。親やコーチ、サポート陣はいるでしょうが、厳しい勝負の世界にいる以上、「しっかりした生活」と「心の安心感」は何よりも必要。「早く地盤固めをしたい」と考える人が多いために、結婚が早くなる傾向はあるのかもしれませんね。
一般の私たちも、「自分はどんな人生を送りたいか」「そのためにはどんな生活をしたいのか」を“現実的”に考えてみると、自然と自分にふさわしいパートナー像が分かってきて、迷いにくくなるかも。スポーツ選手の早婚傾向に見られる2つの特徴(4つの自立、目的意識)を参考に、ちょっぴり考えてみたいものですね。
(外山ゆひら)
(参考:「『ママ』というオシゴト」 菅原ますみ 著 主婦の友社)
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この記事を書いたライター
外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております