いざママになるとき。「仕事」とのバランスはどうする!?

いざママになるというタイミングでは、「出産後、仕事をどうしていくか」について考える女性は少なくないかと思います。フルタイムで復帰したい人、時短勤務がいいという人、仕事を完全に辞めて育児をしたいと考える人、時間の自由の効く業態に変えたい、という人……など。既にママになった人も、これからなりたい人も、出産をするとしたら、その後どんな風に働きたいですか?

自分に合った配分は?


ママになっての働き方を考えるとき、明治大学の諸富祥彦教授は、「自分に合った母親時間を考えること」をアドバイスしています。母親自身に合った関わり方をすることは、子どものためにもよいことであり、そこで無理をして合わない状態が続くと、育児ノイローゼや子育ての失敗も招きやすい、とのこと。以下の3パターンのうち自分にはどれが合うか、産む前に一度考えてみるといい、と勧めています。

<A> 1日24時間、子どもと向き合っていても大丈夫なタイプ(=専業育児向き!?)
<B> 1日3時間程度は子どもと離れたほうが、よい心身状態を保てるタイプ(=時短、パートタイム勤務向き!?)
<C> 1日3時間程度、育児にしっかり取り組むくらいが最適なタイプ(=フルタイム勤務向き!?)

BやCタイプの母親が、長期間Aの生活を強いられると自身の葛藤を強めてしまうこともあり、また逆にAタイプの女性が有職者の場合、出産後、仕事への士気があがらず苦しむ、といったケースもあるそうです。世間の風潮や理想、配偶者の意見などに左右され、無理をしてしまう女性も少なくないと思いますが、あまりその状態が続くと、「こんな人生でよかったのか……」といった深刻な悩みに繋がってしまうことも。
「子どもと一緒にいたい」という気持ちはママ共通の想いながら、「ママはそうある“べき”だ」というプレッシャーから、特に「A」を自分に強いてしまう人は多いそうですが、合わないと気付いたときは、仕事復帰の検討のほか、できるだけ「身内や周囲の協力を得られる環境」に身を置く工夫をするのもおすすめです。

産んでみて、自分のタイプに気づくことも!?


とはいえ、自分のタイプを的確に見極めるのは、案外難しいもの。実際産んでみてから、「私はこっちのタイプだな」と気づく女性も少なからずいるようです。最近、仕事復帰をされたモデルの長谷川潤さんも、「もっと(産後に)休むかと思っていたけれど、いざ産んでみたら、仕事に早く戻りたくなった!」といったことを語っていました。著者の周囲でも、「キャリア志向だと思っていたのに、産んでみたら育児に夢中になり、人任せにしたくないと思い始めた」という女性もいれば、「専業で育児をしようと張り切っていたのに、出産後、仕事に戻りたくて仕方なくなった」という女性など、様々にいます。

社会で仕事をするということは、1つの大きな「責任」であり、子どもを産み育てることも、親としての大きな「責任」。それまでの仕事に加えて、子どもという、もう1つの責任あるものを実際に背負い始めたときに、両方をうまくやっていける人、片方に集中したくなる人、予想もしなかった価値観の変化が生まれる人……様々にいるのかもしれませんね。産まれてから自分のタイプに気付いたら、そこから臨機応変に、柔軟に働き方を対応させていくのも1つの方法です。

もちろん、待機児童などの問題もありますし、向き不向きに関わらず、お金のため、豊かな暮らしのために思い通りの環境が作れない、という人も決して少なくないと思いますが、できる限りの選択肢のなかで、家族や配偶者にも理解を求めながら、「自分に合った、育児と仕事のバランス」を実現させていけるといいですね。他のママや他の家庭と比べない、という心持ちも非常に重要かもしれません。

そういえば先週、「男性側が育休を取ると、育給の金額で得をする」という新制度が検討段階に入った、というニュースも流れましたね。女性も社会で働く「責任」を負うのであれば、子どもを育てる責任も、夫婦ともに背負っていこう――という考えが、ほんの少しずつではありますが、実現の段階に入ってきたように感じました。仕事でも子育てでも、どんな責任あるものをどのくらい負っているかは人それぞれですが、その責任を果たすべく頑張っている人をしっかり支えてくれる、社会の枠組みが整っていくことも願いたいものですね。

自分がいざママになるとしたら、皆さんはどんなバランスで仕事に携わっていきたいですか?
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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