上司は特に注意!? 「職場恋愛」で心がけること

毎日顔を合わせる、職場の異性。ふとした拍子に恋愛感情を覚えてしまった、なんて経験がある方は少なくないでしょう。顔を合わせる機会が多い相手ほど好意を抱きやすい(=『単純接触の法則』)ことは心理学でも証明済み。しかしながら「気まずくなったり、後々何か起こったりすると困る」という理由からか、「職場恋愛には簡単に踏み込めない」と考える人も少なからずいるようです。とはいえ、真剣に好きになってしまえば、交際を望まずにはいられないはず。職場恋愛をしたい場合には、どんなことを心がければよいのでしょうか。

公私混同NG! 周りを巻き込まないこと


企業で働く男女に尋ねてみたところ、やはり一番重要なのが、周囲を巻き込まないこと。交際中の男女がいる場で仕事をするのは、周りのほうが気を遣うようで、NG意見が多数ありました。であれば、「基本的には関係を黙っておく」のが大人としての配慮なのかも。昼休みだろうと残業中だろうと、職場であからさまにべたべたするのも批判をかいやすい行為。「あの人、仕事場に恋愛をしにきているつもりなの……?」という目を向けられてしまったら、自分にも相手にもマイナスですよね。

また、交際前の段階でも、職場での「あからさまなアプローチ」はなるべく避け、話しかけたい場合は、2人きりになった瞬間を狙うのがベター。学生時代の恋愛のように「○○君が好きで」「実は付き合っているの」などと仲良しの同性に報告するのも、特に交際期間が短いうちは避けたほうが懸命かもしれません。「人の口に戸は立てられぬ(=うわさ話はやめさせることができない)」なんて格言もありますが、一旦情報が出てしまえば、予想以上にあっという間に広がるもの。

職場で「結婚するつもり」と宣言していた相手と破局してしまった、という男性は、「その後、長らく○○の元カレ」という見方をされて、想像以上に肩身が狭かった」と語っていました。「周りの異性にとられたくないので、バラしたいと思うときもある」という意見もありましたが、そこまで余裕をもてない関係は職場では長続きしにくいかも。職場の人には、結婚が決まる時期に報告するくらいでちょうどいいのかも(!?)しれませんね。

上司は特に注意! 部下を誘うときの3か条


また、社会学者の牟田和恵さんは、特に「上司が部下を好きになった場合には注意が必要」とのことで、著書にて以下3か条を提唱しています。部下が「NO」を言いにくい地位や権力がある存在の人は、決してその力を使わないこと、部下である相手に十分に配慮してあげることが大切と述べています。

(1) 仕事にかこつけて誘わない……仕事を理由にすると、断りたくても断れない状況を作ってしまうから。
(2) しつこく誘わず、スマートに……部下から上司へは遠回しに、あいまいに断るケースが多い。断った後に部下のほうから代案が出てこない場合、誘い続けるのはNG。見込みがなければスマートに諦めること。
(3) 振られても、腹いせに仕返しをしない……「こちらの好意に応えてくれないのは気分が悪い」「顔を合わせたくなくなった」といった理由で、職場で遠ざけるような態度をしたり、チームを外したり、他所へ異動させたりなどは絶対にNG。

交際後は「仕事の話題」に注意? 心が休まらないことも!?


交際後も、職場仲間だからこその配慮も必要。残念ながら職場恋愛が実らず、破局してしまった……という経験者たちに話を聞いてみると、「プライベートの時間まで仕事の話がほとんどになってしまい、気が休まらなかった」「狭い世界の会話ばかりになり、そのうち興味がなくなってしまった」といった声が上がりました。家に帰っても、あの案件がどうだ、このプロジェクトはどうすればいい、などと仕事の話ばかりになると、気が休まらない、リラックスできない……と感じる人もいるようです。

無論、公私ともにパートナーでいられることが職場恋愛のよいところ、と言う人もいますし、仕事熱心な同士であれば願ったり叶ったり、ということもあるでしょうが、「好きな人といるときくらい脳や心を休めたい」という意見も理解できなくはないですよね。
このあたりは個人差があるようですが、もしも相手から「仕事の話はやめようよ」という言葉が一度でも出てきたら、できるだけ控えたほうがいいのかも。中には「相手によく仕事のダメ出しをされて、会いたくないと思うときもあった」なんて人もいました。共通の話題が際限なくあるからこそ、時々は意識して「仕事モード」と「恋愛モード」を切り分けてみるとよさそうです。

■おわりに
会社が率先して「社内結婚」を推進している、なんてところもありますが、そうでなくても、相手の真の人間性や生活態度が見えやすい、中途半端な気持ちでは付き合えない……といった意味では、職場恋愛は「結婚に繋がりやすい恋愛」とも考えられます。無事に結婚まで至ったカップルからは、休みを合わせやすい、子供のお迎えや世話を分担しやすい、家族ぐるみで会社や同僚に関われるなどメリットが多いですよ、という声もありました。皆さんは職場恋愛をどう思いますか? 実際に経験したことがありますか?

(参考)「部長、その恋愛はセクハラです」牟田和恵著 集英社新書

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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