「結婚しなきゃ良かった」「独身時代に戻りたい」~男の本音・前編

結婚した当初は四六時中一緒に居たい相手でも、時が経つにつれて結婚生活でいろいろなことが見えてきて、「あぁ~こんなはずじゃなかった」とガッカリするのは、なにも女性だけではない。

男性にだって結婚を後悔するときもある。
「あ~独身の時だったらこんなことないのになぁ」
「独身の頃はよかったなぁ……」
と独身者を羨んでボヤいていることもある。

『結婚生活のここが不満』『結婚したデメリット』を30代40代の既婚男性にリサーチしてみた。

■家ってくつろぐところじゃないの?
サラリーマンとして働く僕は、日曜日、家でゴロ寝しながらただただテレビを眺めています。すると「も~いつもダラダラしてっ! 少しはちゃんとしてよ」と妻に毎回怒られます。だって僕の休みは? 休みの時くらい好きにさせてよ。それに、家ってダラダラくつろぐところじゃないの? じゃあ、いつくつろぐの? 「今でしょ!」

……何もしない時間、ただただ頭を空っぽにボーっとする時間が男性には必要なのだ。いつもなにかしら家でやることがある奥さんは土曜も日曜もないだろうが、男性にとっては何もしないでダラダラすることが至福の時間とも言える。

■やりたいことや夢が犠牲になるかどうか?
既婚未婚の良し悪しはやりたいことや夢中になれることがあるかないか、それができるかできないか……だと思います。既婚者が結婚生活を後悔したり独身者が結婚への否定的な見方をするのは『やりたいこと』とか『好きなことや趣味』があってそれが抑えられないからなんだと思います。
逆に、無趣味とまで言ったら極端かもしれませんが、そういうものを持っていない方が『結婚っていいものだ』と思い、独身ならば『早く結婚したい、羨ましい』って思うのではないのでしょうか? もちろん自分のやりたいことと結婚、その両方を追い求める人もいると思いますが、大抵はどちらかを我慢したり犠牲にしないと成り立たない場合がほとんどだと思いますので。あ? 僕? その両方を追い求めて失敗した口です(笑)

……両立できるかできないか?また夢を追いかけるか手放すか? 『やりたいこと』や『夢』の有無で結婚は大きく変わってくる。両立できれば問題ないが、そのバランスが崩れ、どちらかにエネルギーを注ぎすぎると結婚生活に支障をきたす。
もともと独身の頃から自分の夢や目標があったとしても、結婚したことでそれを一旦封印しても諦めきれずに離婚に至るケースもある。どちらかの犠牲の上で成り立つ結婚生活は破綻することもある。離婚後『自由になった!これでやりたいようにできる!』と生き生きしだす人もいる。

■人を好きになっても公言できない、結婚した後の恋愛は辛い?
結婚した後の本気の恋はつらい……だから独身はいいな、と思う。結婚した後の失恋もつらい……誰にも心中をさらけ出せない。

自分は30歳で結婚したけど、正直それまで何度も恋に落ちて複数の女性と付き合ってきたわけだから30歳でピタリと誰かに恋することをこの先一切止めて奥さんだけを永遠に愛するなんて、確率論から言って無理。
自分は恋をしなければ人生なんてつまらないと思う。恋はしたほうがいいと……。そういう意味で独身には恋が認められていてうらやましい。とにかく人を好きになることに関しては独身なら誰に咎められることもなく自由だ。

……独身の恋愛は精神的にも法律的にも解放されている。だが、結婚したとしても日常生活や職場において異性との接触は誰にでもある。既婚者であれば自分の立場を考え節度や分別を持たねばならなくとも、「素敵だな」と思う女性と出会ってしまったら、そこでブレーキがかけられるかどうかなんて分からない。
その時に「もしも結婚していなければ……」のような妄想をしてしまうこともあるだろう。

■自分の都合よりも家族を優先しなきゃならない
もう独身時代を思い返して「あの頃は良かったなぁ……」なんて思うことはしょっちゅうです。今、僕は嫁と子ども2人ですから、食事も旅行も全ての費用が×4。独身だったらもっと優雅に暮らせるのに……と思うことは多いです。
車だって独身の頃にはお金かけていたのに今ではミニバンだし、バイクも一切乗らなくなりました。飲みに行くのだって理由が要ります。つまり全てにおいて、自分の都合よりも家族を優先しなきゃならない。これを不自由と呼ぶなら、結婚して家族を持つことは最大限の不自由を得ることと言えそうです。

……ということで、既婚男性が欲しいものは「自由」または「お金」なのかもしれない。独身が羨ましいのは、全て自分のものは自分のものにできること。自分のために時間を使えるということ。結婚とは不自由なもの。自分のペースでは時間もお金も使えない、我慢や自制する場が結婚とも言える。

次回の後編ではさらに男性の結婚生活に対しての奥さんには言えない愚痴や不満が炸裂する。
(神崎桃子)

EDITOR

神崎桃子
体験型恋愛コラムニスト 大手ポータルサイトにて数々のコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題は得意。文章セミナー、婚活セミナー講師も務める

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