記念日に回転ずし…彼はケチ? 愛がない?

発言小町に、「彼はケチなのか?思いやりが無いのか?」という投稿が寄せられました。

トピ主さんは31歳の女性。交際半年の33歳の彼がいて、普段のデートでは彼がクルマを出し、ガソリン代や高速代以外を二人で折半しているそうです。昨年末のクリスマス、トピ主さんは「ボーナス後だし、ご飯をおごってくれるかな」と期待していましたが、彼が選んだのは一皿100円の回転ずし。食後、彼に「クリスマスはもう少し洒落(しゃれ)たレストランとか行きたかったな…」と言うと、
「俺が払うんだから、俺が決める。文句言うな!」と言われ、けんかになってしまいました。「私は彼氏に愛されてないですかね…」と問いかけています。

「お金」が原因の別れもある


先日、芸人の千原ジュニアさんがテレビ番組でこんなことをおっしゃっていました。付き合って間もない彼女から、記念日でもないのに高級なプレゼントをねだられることが時々あるとか。「断れないので買ってあげるけれども、『ああ、もうこの女性とは無理だな。近いうちに別れよう』と心のなかで決まってしまう」――と。

有名人ですし、お金を目当てに近づく女性に対し、特にシビアになっているのかもしれません。また、そもそも「お金を持っている人には、ねだってもOK」という考えの女性が嫌いなのかもしれません。ともあれ、この話を例にトピ主さんにお伝えしたかったのは、こんなふうに、「お金」が恋人と別れる最大の原因になることもあるということです。

トピ主さんの文面からは、「もっと彼におごってほしいのに」という気持ちが強く感じられます。交際半年ほどとのことですが、すでに「彼のお金への態度」に嫌気がさしてきていますか? それとも、多少「ケチだな」と思うことがあっても、彼が大好きで、この先も一緒にいたいと思っていますか? 交際を続けたいのであれば、「おごってほしい」という考えが“致命傷"になることもあるので、その点は覚えておいたほうがよいかもしれません。

半分お金を出してもすてきなお店に行きたい?


いずれにせよ、せっかくのクリスマスデートでけんかになり、悲しい気持ちで終わってしまったのは残念でしたね。意に添わないお店だったとはいえ、おごった彼のほうも、嫌な気分になってしまったことでしょう。責められたと感じて、つい強気な発言をしてしまったのかもしれませんね。
トピ主さんは、<1>自分が半分お金を出しても、クリスマスにはすてきなレストランに行きたかったと思いますか? それとも<2>お金が折半なら、そういう店に行く意味はなかったと思いますか?

(1) であれば、誕生日やバレンタインデーなど、今後の「イベント」では、「私もちゃんと払うから、すてきなお店にいきたいな」と伝えてみてはどうでしょうか。イベントに興味のない男性でも、彼女にそこまで言われて断る男性は少ないと思います。もし、「半分お金を出してもらっても、そんな店には興味がない」と言われたときは、彼は今後も同じスタンスかもしれません。恋人とおしゃれなお店に出かけるなど、雰囲気を楽しむことに関心がなく、その価値観を譲る気もないのでしょう。そうした男性と交際を楽しんでいけそうかどうか、一度、考えてみるとよいと思います。
(2) であれば、今回、トピ主さんにとって重要だったのは「クリスマスに彼氏におごってもらうこと」だったと言えます。「おごってもらうと、大切にされている、愛されていると感じる」という女性も少なくありません。年に一度のクリスマスだし、トピ主さんは、素敵なレストランでおごってもらうことで、「愛されている」「大事にされている」という気分を感じたかった……それだけだったのかもしれませんね。

しかしながら、「おごってくれない彼からは、愛情を感じられない」というのであれば、少々先行きが不安です。トピ主さんは交際当初から、「彼はケチだ」と気になっていましたか? 「一緒にいられれば、お店なんてどこでもいい」などと感じる時期はありましたか?
もし気になり始めたのが最近であれば、交際初期の盛り上がりが落ち着き、少し冷静に彼のことが見えてきたために、彼の他の態度などで、交際に不満を感じている―という可能性も考えられます。「もっと満足いく交際がしたい」「もっと愛情を感じたい」という気持ちが、無意識に「もっと、おごってほしい」という気持ちにつながった、なんてことも考えられるでしょう。

収入が多いほうが払うべき「ルール」はない


投稿を読んでいて気になったのは、トピ主さんが、彼氏や自分の年収からボーナス額まで、こと細かに書いている部分です。そこからは、「彼は私よりだいぶ多く給料をもらっている。だからクリスマスくらい、高級な食事をおごってくれるべきでは?」といった主張が感じられました。

これについては、さまざまな考え方の人がいるでしょう。しかし、面と向かって「あなたのほうがもらっているんだから、払うべきだわ」と言われたら、たいていの人間関係は悪くなると思います。「稼いでいるのは自分が毎日頑張っているからだ」などと気分を害する人もいるでしょう。そうした意味では、彼の言い分も、ある意味では正論かなと感じます。「収入が多いほうが払うべき」という“ルール"はないからです。

世の中には、収入が多くてもおごるのが嫌いという男性もいますし、収入が少なくても女性にはおごりたいと考える男性もいます。誰に対しても彼はおごりたがらない性格なのかもしれませんし、相手次第なのかもしれません。そのあたりは投稿からだけではわかりません。ただ、いずれにせよ、「おごられて当然」という態度の人には、人はおごりたいとは思わないのではないでしょうか。

結婚すればお金への考えが変わることも!?


また、人間には、「投射」という心理もあります。本当は自分が相手を嫌いなのに、それを認めるのは心苦しいので、「あいつのほうが俺を嫌っているから……」などと自然に思い変えてしまう心理をいいます。今回のエピソードでいうと、言葉は厳しいですが、「他人をケチと言う人は、自分もケチ」ということになります。

投稿にさまざまな金額を事細かに書いているあたり、トピ主さんも「割とお金にシビアな性格なのかも」という印象も受けます。決して、それを責めているのではありません。ただ、「お金にシビアなのは、彼も私もお互い様かも!?」くらいに考えることができれば、100円のおすししかおごってくれなかった彼を責める気持ちも、少しは落ち着くかもしれません。「結婚したら、金銭感覚が近くて意外とラクかも」「お金にルーズな人よりは私に合っている」などと、角度を変えて考えてみるのもよいと思います。

それに、お金に関する考え方は、“生き方"にも関わる部分。「男としてお金は負担するよ。そのぶん家事や育児はすべて女性に任せるから」といった考えの男性もいます。「お金は出してくれるけど、忙しくて彼の都合でしか会えなくて寂しい」と悩む女性もいます。「おごってもらうと、愛情を感じてうれしい」という気持ちは同じ女性としてわかりますが、それ“だけ"にこだわりすぎて、大切なことまで見失わないように。

もちろん、彼の金銭感覚がどうしても気に食わなかったり、お互いの愛情が十分に感じられなかったりするのであれば、「別れる」という選択肢もあります。ですが、もし以前と変わらず彼が好きなら、あまりお金のことでもめないほうが得策でしょう。お互いがお金を出し合い、デート用の共通財布を作るなど、二人の不満の少ない方法を考えてみるのもおすすめです。
親しい仲だからこその“謙虚"な気持ちも、折に触れて心がけていきましょう。仲直りをして、お付き合いがさらに深まっていくといいですね。応援しています。
(外山ゆひら)
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EDITOR

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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