「ルーティンな日常」から恋に飛び込むための3つのルール

毎日だいたい決まった時間に起きて、会社に行って仕事をして、いつもの居酒屋にちょっと寄って帰って寝る。社会人になってから、およそ似たような日常が続いている、「ルーティン」をこなしているような状況で、恋愛にどうやったらたどり着けるの!? 働く男女から、時折そんな相談を受けることがあります。今回は近日劇場公開される映画『シンプル・シモン』を参考に、恋に飛び込むための3つのルールをピックアップしてみました。

(1)毎日違う時間でスケジュールを組む。「予想どおりじゃ退屈よ!」
主人公シモンはアスペルガー症候群という発達障害を抱える青年です。天才に多いと言われ、特定の分野にものすごく秀でているものの、社会性が不足し、対人コミュニケーションがうまくできない人が多いとされています。さらにシモンは、毎日のすべての行動を時間きっかりにこなさないと気が済まない性格。すべて決めたとおりに物事が運ばないとうろたえてしまう。他人がそれを阻むような予定外の行動をすると、かんしゃくを起こしたり、ドラム缶のなかに閉じこもってしまいます。とにかく「変化」に耐えられないのですね。

しかし、予定外の出来事から、シモンの日常に恋の兆しが訪れます。そのとおり、恋は“予定調和”な日常からは生まれないもの。とにかく「いつもと違う行動」を心がけてみる。手始めに、毎日違う駅や道を使って通勤してみるだけでも、何か恋に繋がる変化が起こるかも!?
そして、「他人にわずらわされそうで厄介だな」と思うことも、たまには受け入れてみる。“自分ルールの生活”は心地いいものですが、それを守ろうとすると、変化は生まれにくいです。恋愛が始まるかどうかは、自分の暮らしや価値観を多少なりとも乱す「異分子的存在」に出会ったとき、それを面白いと思えるかどうか、その影響を受け入れられるかにかかっているとも言えるでしょう。

(2)データは信じない。「恋愛に正解なんてない」「方程式なんかいらない」
作中、シモンは大好きな兄サムのために、「完璧な恋人探し」を始めます。初めは兄と同じ価値観の女性を探そうとしますが、本人から「正反対だから惹かれ合う」という言葉を聞いて、今度は全く“正反対”な女性を探そうとします。そしてついに、シモンの恋愛方程式に当てはまる女性イェニファーが見つかります。強引に「君と兄とはぴったりなはずなんだ」と迫るシモンに対して、イェニファーは「恋愛に正解なんてない」と説くのです。

どんなにデータ上で「ぴったり合いますよ」と言われても、恋に落ちるなんて保証はない。「共通項」がいくらたくさんあっても、どんなに「完璧」な相手でも、それはただのデータでしかないものです。大事なのは一緒にいるときの不思議に幸せな感覚、フィーリング。恋愛はきっとそれがすべて。恋に落ちたいならば、「データなんて信じない!」くらいのスタンスでいたほうが、心の声が聞こえてきやすいかもしれません。

(3) 焦らない。「ソースは愛と同じ。時間がかかる」
さらに、「完璧な恋人を見つけた!」と思い込んだシモンは、とにかく2人を急かそうとします。そんなとき、ふと耳にしたのが「ソースは愛と同じ。時間がかかる」という言葉でした。
確かに、少し惹かれるものを感じていても、仲を深める過程を急ぎすぎると、拒否感が生まれてしまうケースは多々あります。「他人に触られるのが大嫌い」だったシモンでさえも、時間をかけて一緒に過ごすうちに、「この人になら触られても拒否しない」という愛情に気づく瞬間がやってくるのです。関係を深めることをあまり焦りすぎない。これも出会いを恋に発展させるための、大事なルールです。

シモンは、少し特異な傾向を抱えた青年です。でも、他人との「摩擦」や「感情」を嫌う彼の姿は決して特別ではなく、なんとなく共感を覚える方もいるのではないかなと感じました。「人と人が惹かれあうこと」は本来とってもシンプルなことのはずなのに、なんだかひどく難しいことのようにも扱われている昨今。世界を図形と方程式で見ている、まっすぐなシモンの姿が、大切なことに気づかせてくれるかも。

スウェーデンらしい、さわやかなポップソングとお洒落でポップな北欧インテリアも見どころの「シンプルシモン」は、5月3日より公開。スウェーデンで今注目の若手監督作です。“ルーティンな日常“を抜け出して恋に出会うヒント、みなさんもぜひ見つけてみては?
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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