女性の結婚・出産・再就職の見方がちょっと楽になる考え方

いま70代くらいの女性たちは、親から「オンナは大学になど行かなくてもいい」と言われて、優秀であっても大学に行かなかった人も大勢いると聞きます。
その下の60代は言わずと知れた団塊の世代で、その世代の人たちから「かつては、好きな科目だけを、好きなように勉強したら入れた大学もあった」という意見を聞きます。
早稲田大学を卒業している久米宏さんは、現在69歳ですが、大学卒業時にさほど成績が良くなく、就職先に困ってTBSに入社したと、先日ラジオで言っていました。

早稲田大学からTBSと言えば、今は超エリートコースだと思いますが、昔はそうではなかったということでしょうか。昔と言っても、つい40年くらい前のことだそうですが。

近代史というカタい言葉を女性はあまり好まないと思います。好むと好まざるとにかかわらず、80年代以降の近代史をちゃんと語っている作家さんも非常に少ないように思います。時々、池上彰さんが、「歴史を知ることは、これからの未来を考える上で非常に重要」とテレビでおっしゃっていますが、テレビ番組でわかりやすく教えてくれないと勉強する気にもならないのが、近代史ではないでしょうか。

冒頭にご紹介した70代と60代の女性の生き方に対し、現在50代の女性は若い頃、バブル時代で、いい大学を出ていい会社に就職して、25歳くらいまでに結婚するのが常識だった最後のほうの世代です。50代の女性の努力もあって、その後「お茶くみ・コピーとり」という言葉が死語になり、男女平等社会が実現して、今に至ります。
男女が平等になったから、待機児童も増えるし、出産後の再就職も難しい。

でも、ここで近代史をちょっと知っていると、「どうせそのうち、社会の風潮はガラッと変わるから、ちょっとひと休みしておこうかな」と思える……ともいえます。自分がなにか努力して社会についていかなくとも、社会ってなんでもないことをきっかけに、ガラッと変わる。近代史はこういうことを教えてくれます。

EDITOR

ひとみしょう
作詞家・広告プランナー・コピーライターを経て、専業文筆家に。小学館 『Menjoy!』編集部よりMVP賞を4回受賞。現在、連載を9本を抱える

関連記事

今、あなたにオススメ