共働き夫婦なら一度は考えておきたい! 『○○の壁』って?

共働き家庭が増えるなかで、最近よく耳にするのが「小1の壁」という言葉。子供が小学1年生になったとき、フルタイムの共働きが真に困難になり、辞めてしまう人が多い……ということを表した言葉です。多くの先輩女性の実体験から出てきたこんな言葉、共働き家庭を目指すなら、ぜひ知っておいて損はないかも!

「小1」がなぜ大きな壁になる?


子供が生まれてからしばらくは産休があり、1〜3年休んだのち、その後は保育園があります。地域によっては待機児童問題もありますが、無事入れたとするならば、延長保育を実施しているところは増えてきているので、その期間はなんとか乗り越えられる。しかし小学生になると、学童保育は一般的に遅くても18時くらいまで。保育園よりも子供を預かってもらえる時間が短くなってしまうのですね。しかも学校に入るとPTAや行事など、日中に顔を出さなければならない機会が思いのほか増える。長期間の夏休みもあります。身の回りに子供を見てもらえる祖父母や近所の人、充実した施設などがなければ、この時点で母親はフルタイム勤務が厳しくなることが多い……ということですね。

小学1年生といえばまだ6歳。ひとりきりで家に置いておくには、まだ少し心配な年齢です。筆者も共働き家庭でしたが、きょうだいで親の帰りを待っていました。とはいえ、年齢差でズレも出ますし、きょうだいがいれば万事OKというわけではありません。最近はひとりっ子家庭も急増しています。子供が小学生になったとき、どうするか。共働き家庭の場合は、住む地域なども含め、事前によく考えてみるとよさそうです。

共働きの「どちらが休む?」問題


最近は働くママが増えたとはいえ、2010年時点の調査では、いまだ約6割の女性が第1子の出産や育児を理由にいったん退職をしている、という現実があります(第14回出生動向調査より)。残りの4割のなかでも、1人目では両立を頑張ったけど、2人目や3人目のときに厳しくなって辞めた……という人も出てくるので、実数はもっと多いと言えるでしょう。心から望んでの退職はさておき、「やむをえず」辞めなければならない女性を減らす方法は、今最も盛んに議論されている問題でもありますね。

さて、共働き家庭でよく議論になるのが「どちらが休む? 早く帰る?」という問題。子供が病気やけがをしたとき、何かトラブルがあったとき、さらには学校や塾からの呼び出し、運動会や参観日、行事ものへの出席の機会もあります。小1くらいになれば、授乳など母親でなくてはできないことも減り、十分にコミュニケーションも取れるので、パパでも十分面倒を見やすい年齢。しかしながら、やはり大半の家庭ではママが周囲に頼み込んで帰らせてもらうか、フルタイムをやめてパートタイムに移る、といった選択をして乗り切っているのが実情のようです。

それぞれの家庭でバランスはあると思いますが、「母親なんだから自分が休むべき」と考えているママも少なくないもの。共働き家庭のママたちからは、「時々でいいので、パパが自分から『俺が休むよ』と言ってきてくれたら本当に助かる!」という声も聞かれました。仕事は大切なもので、簡単には休めない職場も少なくないことは重々承知で書いていますが、もし大切な奥さまが「仕事と育児の両立」に悲鳴をあげていたら、協力できるところはないか、ぜひ探してみてあげてほしいなと願います。

「意識」は変わった! 次は「実行」だ


しかしそんなことは書くまでもなく、最近は本当に「子育てに参加しよう」と考える男性が増えてきているようです。「子育ては母親がするべき」といった『性別役割分担意識』は、近年大きく変容を見せており、「男は仕事、女は家庭」という意識を持つ男性独身者の割合は、1992年で62%だったものが2005年では36%に、女性も50%から29%へと大幅に減少。男女とも、約3分の2の独身者は「子供はともに育てていこう」という意識に変わってきていることがわかります(「社会生活基本調査」総務省、2006年より)。

父親が子育てに関わると、母親から子供への関わりが良好になる、母親の不安が軽減する……といった調査結果もあり、いいことづくめ。男女とも「意識」は変わった、じゃあ次はどう「実行」していくか、というのがこれからの時代の課題と言えるでしょうか!?
働きながらの子育てに立ちはだかる「小1の壁」をどう乗り越えるか。小さなお子さんのいる(予定している)家庭の皆さんは、ぜひこのゴールデンウィーク中にでも、ご夫婦で話し合ってみるといいかもしれません。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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