高学歴女子はダメンズにひっかかりやすい?

ダメンズにひっかかる高学歴女子の特徴として、専門家はよく「自己評価の低さ」を挙げます。仕事柄いろんな「高学歴な人たち」にお会いしてきましたが、たとえば銀座や六本木の高級デートクラブに在籍している高学歴女子もいます。いっとき、キャバ嬢を頻繁に取材していましたが、キャバクラでバイトをしている「東大に落ちて有名な女子大学に通っている女子」もいました。個別のケースを書くとキリがないのでここでは書きませんが、たしかにみんな自己評価が低い。

東大に落ちた女子は、親に「東大に落ちるような子は、うちの子ではない」と言われたようです。人もうらやむ都内の女子大学に通っていてますが、それでも当の本人は非常に強く「どうせ私は」という気持ちを抱えており、夜の暗がりのなかでポツンと座っていました。

そもそも、高学歴だから自己評価が高いというのは、極めてまれではないかと思います。風俗やキャバクラの例を出しましたが、違う仕事をしている女子にも、受験勉強に「やられた」人たちはいます。多くの人は、「ちょっとしんどい」と「ものすごくしんどい」の間を行ったり来たりしながら、毎日夜遅くまで予備校で勉強して、家に帰ったらまた勉強して、高校生活を終えるのだろうと思います。学校の指定校推薦でのんびり大学に合格というケースは少ないので、それなりに高学歴を手にしようと思えば、「しんどい」生活をしてきたと思います。

片方で「個性を尊重しましょう」と学校が言って、片方で「やっぱり学歴命だよね」という重圧のもと必死に勉強する(勉強させられる)。つまり「多様性」を認めたくても認められない世界のなかで育っており、そのまま社会に出てしまうので、受験勉強に「やられた」人は、いつまでたっても自己評価が低い……と考え方もあるかと思います。

多様性。世の中は会社名でランキング化されるほど、単純じゃないよということを知ること。大学を卒業して、3年ほど会社に勤めて、派遣社員になって、30歳手前で結婚するというだけが生き方ではないよということを知ること。

多様性を是としない日本の風潮のなかで、今夜もどこかの片隅で泣いている女子がいる。それをどうにかできるというわけではないけれど、そろそろ多様な価値観を受け入れて生きる大切さを、私たちは学ぶ必要があるかもしれません。なにをやっても生きていける、すばらしい日本に住んでいるわけですから。
(ひとみしょう)
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この記事を書いたライター

ひとみしょう
作詞家・広告プランナー・コピーライターを経て、専業文筆家に。小学館 『Menjoy!』編集部よりMVP賞を4回受賞。現在、連載を9本を抱える

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