同じ仕事をしていても“幸福度”が全然違う? 「天職」の見つけ方とは

一度きりの人生。できるならば、「これが私の天職!」と思えるような仕事ができると幸せですよね。「最近、仕事の充実感がない」「やる気がわいてこない」という人は、今一度、自分の仕事の目的や動機について考えてみるのもいいかもしれません。

「仕事」の感覚を英語にしてみると?


日本語で言うところの「仕事」は、英語にすると4種類あります。「WORK(ワーク)」、「JOB(ジョブ)」、「CAREER(キャリア)」、そして「CALLING(コーリング)」。「WORK」は日本語と同様、広い意味で「働くこと」を指しますが、その他の言葉には以下のような意味があります。

1. JOB(ジョブ)=労働や作業。報酬や賃金のために働くこと。休憩や休日が待ち遠しい感覚が強い。

2. CAREER(キャリア)=仕事、経歴。スキルや地位の向上のために働くこと。

3. CALLING(コーリング)=天職。社会的意義、使命やビジョン、志を感じているもののために働くこと。

皆さんの、自分にとっての仕事の感覚は、どれに近いでしょうか。1だという人、2の意識が強いなという人、1〜3すべてに当てはまる、という方もいらっしゃるかと思います。

お金のため? 向上のため? 喜んでくれる人がいるから?


さて、私は一にも二にも「お金」のために働いています、という人は、1の「JOB」の意識が強い人。ただ、長らくこの意識“だけ”で働いていると、幸福感を感じにくい傾向があるとされています。「仕事に楽しさは求めない、プライベートが満たされていればOK」という人もいるとは思いますが、一人前に暮らしていこうと思えば、通常、起きている時間の半分以上も費やさなければならないのいが仕事。長らくお金“だけ”のための仕事をしていると、精神的につらくなってしまう瞬間もあるかも(!?)しれません。

続いて、「能力や地位を上げることがモチベーション」という人は、2の「CAREER」意識が強い人。他人とも競って、自分の評価や地位をあげて……という価値観の世界なので、動機は非常にパワフルなものになりますが、常に競争に追われることになり、結果を出せないと生きる喜びを見いだしにくい側面も。こればかりを追い求める人生も、幸福感が不足しがちと言われています。退職後などに、すっかり生きがいを失ってしまうことも。

最後に、「この仕事で誰かが幸せになっている、喜んでくれる、助かっている人がいる、それがうれしくて働いている」という意識が強い人は、3 の天職(CALLING)に近い仕事をしていると言えるかもしれません。「天職」というと、才能が必要なように聞こえますが、必ずしもそうではなく、「誰かのために役立っている感覚」があればOK。そしてこの感覚こそが、働く上での幸福感に最もつながりやすいとされています。

「天職」は、お金と能力と価値のバランスが取れた仕事


とはいえ、「CALLING」の意識だけで働くのも、現実的には難しい話ですよね。人が幸せに暮らしていくためには、お金はやはり必要ですし、能力や地位を上げることが、自分や家族に幸せをもたらすこともあります。人それぞれ働く目的は違うとは思いますが、基本の1(JOB)や2(CAREER)の動機に加えて、3(CALLING)が少しでも備わっていると、仕事から幸福感を得やすいと言えるでしょう。

また、就職セミナーなどでは、「自分がしたいこと(欲求・動機)」「得意なこと(才能・能力)」「社会に期待されること(意味・価値)」の3つをかなえられると理想的……といったアドバイスもよくされますが、この3点も「天職」を考えるにあたっては大切。「自分の能力を生かせるし、やりたいことも含まれているし、誰かの役にも立っている」と思える仕事かどうか。仕事に悩むときは、こちらも一度考えてみるとよさそうです。

働くのは楽なことばかりではないですが、誰かの役に立ったり、成果を出せたりしたときの幸福感や充実感は、やはり代え難いもの。長いようで短い人生。柔軟にさまざまな経験を積みながら、できるだけ自分の「天職」だと思えるような仕事に、長く従事していきたいものですね。
(外山ゆひら)
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この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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