「何を怒っているんだよ!」~男には不可解なイラつく妻の行動

前回の記事では、「妻から見た夫のイラつく行動」を5タイプに分けて紹介した。
今回はその逆、「夫から見たイラつく妻の言動」である。異なる性の男女がひとつ屋根の下で暮らせばケンカはつきもの。だが、それを和らげる方法くらいはなにかあるはずだ。ぜひ前回の記事と合わせて、男性はニヤリとしながら、そして女性は「えーーっ、そうなの?」と顔をしかめながら読んでほしい。そこに夫婦の衝突を回避するヒントがあるかもしれないのだから。

■タイプ1:「俺のモノをどこにやった!?」片付けすぎる妻

・「妻に自分のものを黙って捨てられた時に、ひどく怒りを感じる。せめて一言くらい言ってからにしてくれたっていいだろう!?」

――妻から見たイラつく行動のひとつの「モノを片付けられない夫」に対して、男性から見た怒りポイントがこちら。「俺のものをどこにやった?」なのである。しかし勝手に捨ててしまう妻へ文句を言ったところで「だってアナタ、散らかしっぱなしじゃない!」と反撃されるだろう。だが、たとえ夫婦のあいだでも個人のモノを勝手に処分すると「器物損壊」となるケースもあるのでご注意を! 特に高価な品を捨てるときは確認をとってからのほうが、今後の生活のためにも無難である。

■タイプ2:「お前は俺の母親か!?」こまごまと指示しすぎ妻

・「『水道の水を出しっぱなしにしてる』とか、『風呂のふたをしてよね』とかこまごまと指示されると、それが正しいと分かっても“それくらい何だよ、稼いでるのは俺だ!”というプライドがあるから素直に指図に従えないしイラッと来る」

・「まるで俺を子供扱いするうちの妻。『飲みに行くな』『ゆっくり食べろ』『よくかめ』『本が多いから売れ』『着てない服を処分しろ』などとアレコレ母親ぶられいちいちうるさい。心配してくれているのだろうが、結婚前から形作られた習慣までもすべて支配しようとしているみたいで腹が立つ。俺には母親は二人もいらない」

・「『電気つけっぱなしにしないでよね』まではいいけれど、『おかげで電気代高くなるんだから!』とか『物価が上がってもあなたの給料はあがらないんだから……』などのダメ押しの一言が付いてくるとイラッとする。そこまで言う必要はないのに」

――夫が妻にイラつく理由のNo.1がコレ。「だって日本の男ってマザコンで、妻に母親の役割を求めるじゃん!」などという論理は夫には通用しない。女性に母性を感じないと男は結婚には踏み込まないし、母性が欲しくて結婚したくせに、いざ結婚すると「母性が強すぎると冷めてしまう」というのが男の本音。男とは細かいことを支配的に押し付けられると反発する生き物。口うるさいお袋型ではなく、やんわりと根気強くアドバイスして操縦していくのが夫婦円満の秘訣(ひけつ)だろう。

■タイプ3:「頼むからちゃんとしてくれ!」ルーズ妻

・「あらかじめ出かける時刻を伝えてあるのに、妻の支度に時間がかかりすぎていつも予定通りに出られたためしがない。どうして進歩しないの?と思う」

・「こちらが頼んだことをコロッと忘れ、『あ、ごめ~ん』とか『悪いけど自分でやって』などの一言で済ませる嫁。人間だから忘れるのは仕方ないけど、こっちの依頼の重要性を分かっていないのかとムッとする」

――相手のだらしない姿には夫、妻の双方とも共通して悩まされているのが分かる。家庭とはくつろぎの場。親しくなればなるほどリラックスしたくなるものだが、相手のストレスをためこまないためにも、あまりにもルーズさを見せるのは最低限に抑えたほうがよさそうだ。

■タイプ4:「なんでそんな心にもないこと言えるの?」表裏アリ仮面妻

・「奥さん同士の会話を聞いていると、お互いをホメちぎりながら明らかに対抗心を剥き出しにしているのが丸わかりの時があって何なんだ?と思う。『きゃ~、それカワイイ』『すてきね~』などと言いつつ、目は全然笑ってないことも……。それならホメなきゃいいのに」

・「ママ友やご近所さんとあっという間に仲よくなれる社交的なウチの妻。けれど、これといった原因もないのに、いつの間にかその人たちとは疎遠になって、違うグループの人たちと仲良くしている。そんな浅く短い付き合いをして何になるのか不思議で仕方がない。その時に都合がいい人ばかりを渡り歩いているのか?とその調子の良さにイラっと来る」

――この回答を聞いて、特に子育てに追われる女性は激怒し、旦那に食ってかかりたくなるだろう。
「そんなこと好きでやってるワケじゃない! 夫のため、子供のために周囲と摩擦を起こさないように、社交性のないあなたに代わってうまく立ち回ってるだけなのに!」……と。
だが女性よりもうそをつくのが下手な男性側は、物事を見たままに捉え、表と裏とで豹変(ひょうへん)する妻の姿を訝しげに見ているのもまた事実。ある意味男性は「一生変わらない親友」を信じるロマンチストなのだと割り切って、彼らから見えないところで今まで通りコミュニティ作りや社交生活に励もう。

■タイプ5:「理は俺にあるのに……」つくづく理不尽妻

・「自分は一切運転しないのに、助手席で『車間距離、狭すぎじゃない?』『ブレーキのタイミング遅すぎ!』などと教習所の教官きどりの妻。だったら自分でハンドル握れと思う」

・「妻から悩みごとを持ちかけられたので、“それならこうすれば?”と解決策を提案したらその案が気にいらなかったらしく、『……ただ話を聞いて欲しかっただけなのよ!』とキレられた。こっちは良かれと思って提案したのに……」

――自分が正しいと思って善意でやったことに対し文句を言われることは耐え難い屈辱である。大抵の場合、女性よりも口が達者でない男性は、「ムッとしても基本的にはあきらめて我慢することになる」ことが多い。けれど「仕事のストレスなどたまっていると、抑えられず怒鳴ってしまう」という夫側の意見もある。つまり夫のテンション次第ではそれがひどいケンカに発展してしまうこともあり得るのだ。

男性がよかれと思ってやったことには女性はケチをつけず、一歩引いてみるのが得策かもしれない。あとは話合いをするタイミングの見極めも重要、そのときに男性側に余裕があるかどうか読むことだ。

●最後に……

前回の「妻から見たイラつく夫の行動」、今回の「夫から見たイラつく妻の行動」を読んで、夫や妻であるあなたはこう思ったのではないだろうか。

「つくづく男(女)って、勝手な生き物だなあ」……と。

そう、人間とは男であろうが女であろうが、妻であろうが夫であろうが、この上なく身勝手でワガママな生き物なのだ。いちばんかわいいのは自分で、自分の欲求が妨げられれば互いに腹を立てる生物なのである。けれど、ここにあるひとりの男性からの証言がある。

……「自分の中のイライラをなくせば、妻に対するイライラもなくなることがわかった」。

そう、しょせん夫婦は「お互いさま」。互いに対する不満は、合わせ鏡のように自分の心の不安定さを映し出したものなのだ。
「ギブ&テイク」は同等であるべきだが、夫婦の場合は、互いに迷惑かけあってこその「ギブ&テイク」である。そして、「持ちつ持たれつ」の夫婦関係というのは、互いの利のためというよりも、互いの欠点について……ということなのであろう。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニスト 大手ポータルサイトにて数々のコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題は得意。文章セミナー、婚活セミナー講師も務める

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