男友達に告白されて気まずいです。男と女に友情はない?

発言小町に、「友達と思っていた人に告白されたのですが…」という投稿が寄せられました。
大学4年生のトピ主さんは、女友達と同じように信用していた仲良しの男性から、最近告白されました。彼には彼女がいた時期もあるのに、1年生の頃から好意を寄せていたと言われ、トピ主さんは驚きつつも、お断りしたそうです。これからも友達として接したい気持ちはあるし、彼も「普通にして」と言ってくれましたが、告白以来、何となく一歩引いてしまうトピ主さん。「こうした関係は今後どうなるものでしょうか」と読者に尋ねています。

好意を伝えられて、うれしいと思えない訳は?


友達だと思っていた異性から思いを告げられて……という話は、比較的よく聞きますよね。好意を寄せられた側に起こる感情も、さまざまにあります。「自分も相手を急に意識し始めてしまう」という人もいれば、「恋愛感情は持てないけれど、モテて悪い気はしない」という人や、トピ主さんのように「ギクシャクして困るなぁ」という人、中には「なんだか気持ち悪い」と嫌悪感を示す人もいます。

友達から恋愛感情を寄せられて、「うれしくない」という場合、以下のような感情が心のなかに起きていることが推測できます。

1.「いい友人関係だったのに……」と、友情が壊れるのを残念に思う気持ち

2.「性的な対象として見られていた」ことがショックで、感じる嫌悪

3.エゴイスティックな欲求を含む恋愛感情を、一方的にぶつけられたことへのいらだち

<2>は特に女性に多い感情です。<3>について少し補足しますね。友情と違い、恋愛感情は、「相手に触れてみたい」「自分に優しくしてほしい」といった欲望や、「他の人に奪われたくない」といった独占欲を、程度の差はあれ、含んでいます。トピ主さんが、「なんとなく一歩引いてしまう」ようになったのは、彼がこうした感情を抱いていると知ってしまったからかもしれません。応えるつもりはなくとも、相手が“今まで以上”の関係を求めているとわかれば、息苦しく、居心地が悪く感じるのは当然だと思います。

友達の真剣な思い、どう受け止める?


彼は、彼女がいた時期も含め、3年以上もトピ主さんを思い続けていたとのこと。彼は「(元カノよりも)トピ主さんのほうがいいなと何度も思った」と言ったそうですが、トピ主さんはうれしくなく、「正直どうなの?」とネガティブに捉えた様子。確かに、交際していた彼女に対しては不誠実ですが、おそらく、トピ主さんへの恋はかないそうにないと諦め、「他の女性を好きになってみよう」と考えた時期が、彼にもあったのでしょう。

でも、その思惑はうまくいかなかったようです。きっと彼には3年の間、「異性として見てほしい気持ち」と、「告白して関係が壊れるよりは、友達のまま仲良くしていたい気持ち」の間で悩んだ瞬間が何度かあっただろうと思います。しかし今回、前者の気持ちが抑えられなくなり、告白してしまった。衝動的だった可能性もあるでしょうし、「友情が壊れてもいい」と覚悟していたかもしれません。いずれにせよ、彼は“友人関係”では満足できなくなった。結局は断られ、気まずくなって後悔しているとしても、少なくとも、告白の瞬間には「恋人になりたい」という強い思いがあったはずです。

トピ主さんにとって、彼が“大事な友人”なのであれば、その真剣な思いをどう受け止めるかについて、一度ぜひ考えてみてください。「普通にして」という彼の思いを汲(く)んで、多少気まずくても、変わらず友情関係を続けていくという道もあります。今あるわだかまりは、時が解決してくれるかもしれません。

逆に、彼の恋愛感情を意識して、どうしても居心地が悪いと思うならば、「ごめん。今のままだといい友達ではいられない」と正直に告げ、きっぱり距離を置くのもひとつの選択です。「好意を知りながら、知らないふりで接するのは心苦しい」、「応えるつもりがないのに仲良くするのは優しさではない」などと思うならば、そうする道もあると思います。

「友情」はいったん途絶えたとしても


最後に、男女間の友情について。投稿には、「やっぱり男女の友情ってないんだなあ、と思いました」という一文があります。男女間の友情はあると考える人、ないと考える人、両方いますよね。正解のない議論ではありますが、ただ実際に世の中を見渡してみると、“友情”という形で表面上保たれている男女の人間関係は、それなりにあるようです。

異性の友人の場合、どうしても性の衝動や恋愛感情が絡まってくる瞬間はあり、女同士・男同士の友情に比べると、安定しにくい部分はあるでしょう。「友情が壊れる可能性がある」ということですね。ですが、同性の友人にしたって、互いの状況や心情が変化し、疎遠になっていくことも多くあるもの。良い関係であればあるほど、疎遠になるのは寂しいものですが、人の気持ちは一定ではありませんし、「時の流れ」には物事を変化させていく力があるということです。

時の流れに逆らい、変化してしまった人間関係に固執したり、「友情は絶対に変化しない」と思い込みすぎたりすると、無用に傷つくことがあるかもしれません。彼の告白によって「なんとなく一歩引いてしまう」関係になってしまったということは、つまり、トピ主さんと彼との友情関係の“旬”は過ぎたということ。そうであれば、今後は無理にその関係に執着しない――という考え方もできます。

しかし、友情はいったん途絶えても、また復活したり、違う形で再スタートしたりすることもあります。トピ主さんのように、学生時代に仲良しの男友達から恋愛感情を寄せられてぎこちなくなり、疎遠になってしまったけれど、時がたち、大人になって再会したとき、「あんなこともあったね」と笑い合うことができた――。そんなエピソードを、実際に聞くこともありますよ。

トピ主さんはまだ大学生、これからもさまざまな出会いを経験していくことでしょう。彼とのことも、今すぐに元の“仲良し”で信頼できる関係に戻れなくても、またいつか、気兼ねなく話せる日が来るかもしれません。彼の気持ちにも多少配慮しつつ、しかし過去に固執することなく、“いまの自分”にとって最も自然な関係性を求めてみてはいかがでしょうか。
(外山ゆひら)

EDITOR

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

関連記事

今、あなたにオススメ

絶対見るべき恋愛記事5選♡