一度は足を運ぶべし! “千と千尋の神隠し”の舞台?!&“運命の赤い糸”が結べる台湾最強パワースポット

台湾旅行は10月11月の時期がベストシーズン。6~9月は30度を超える猛暑日が続くし突然のスコールが降ることも多いので長時間の外出はキツイ。しかも日本人が夏休みをとる8月や9月は台風に当たってしまう可能性も否めない。
まさにこれらからの季節の気候が台湾の旅には最適なのである。

前回の記事では台湾のグルメ、極薄の小籠包とマンゴースイーツや黒糖かき氷などを紹介したが、台湾の魅力は食だけではない。見どころだって盛りだくさんだ。台北101の展望も見逃せないが、今回は最強のパワースポットと見どころを紹介したいと思う。

台北最強のパワースポット!! 良縁の神頼みは“龍山寺”


龍山寺の華やかな彩色の廟建築の寺院は一見の価値アリ!(※廟建築……中国固有の宗教建築を〈廟〉とよぶ)
本殿前方に配置されている台湾唯一の“銅製の龍柱”や、台湾を占領したオランダ人を象徴したと言われる“黄金の香炉”など、見どころがいっぱい。それに加え、台湾の人々の信仰心の厚さにも驚かされる。地元の若者たちもこぞって手を合わせている姿にあなたも襟を正されるだろう。

ここでは正しい参拝方法がある。龍山寺は本殿から後殿に回り各所の神様を参拝するのが一般的なのだ。

【参拝ルール】
・寺廟の正面、右手の“龍門”より左足から入ること。この際決して敷居を踏んではならない。(出るときは”虎門“から帰る)
・売店にて赤くて長い線香(七本入り)を購入すべし!(※ロウソクも購入すればなお良し)
・七本の線香すべてに火をつけ線香をおでこあたりに掲げながら本殿に向かって三回礼をする
・名前、住所、生年月日など、自分についてしっかり告げてからお願いごとを言う(心の中で構わない)
・前殿の前にある“金色の香炉”にお線香を一本入れる
・本殿前にて同じように線香を掲げ三回頭を下げる 必ず自己紹介してから願い事を唱え、そのあと各所にある香炉に線香を供える
・本殿の奥にある、後殿に回り中央の主神から順にお参りする

参拝の際は、それぞれの神様に毎回同じように三度拝礼(三拝)と自己紹介することを忘れないように。
さて、七本全ての線香を供え終わったらいよいよ恋愛の神様の”月下老人”をお参りに。
後殿の左奥の廟に位置されているのが『運命の赤い糸を司る神様“月下老人”』(月老神君)である。お賽銭を入れて赤い糸がもらえるようにしっかり参拝しよう。

また龍山寺ではぜひとも“台湾式の御神籤(おみくじ)”を引いてほしい。
ここでは御神籤(おみくじ)はすぐに引くことはできない。日本と違って100円渡せばいいわけではない。金次第というより神様からオッケーがでないと御神籤(おみくじ)は引けないシステムになっている。そう、神様からのお告げを聞くには手間がかかるものなのだ。

まず、赤い三日月型の木片を対になるよう二つとり、それを手のひらにはさみ合掌する。
参拝のときと同じように自己紹介してから願いごとをし、神様に「御神籤(おみくじ)を引いていいでしょうか?」とお伺いを立てる。赤い木片を地面に落とし“表と裏”が出たら「御神籤(おみくじ)を引いて良し」という意味。この三日月の木片を落としたときに“表表”だったり“裏裏”ならやり直し。神様から“Yes”の聖杯がでるまではお預けなのだ。
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“Yes”が出たら缶に入ってる長い竹の棒を一本ひき、番号を確認。
この際も「この番号で本当にいいですか?」と神様にお伺いを立てるため赤い木片を地面に落とす行為をおこなう。
“表と裏”が出たら御神籤(おみくじ)の引き出しより自分の番号を引き出せる。
“Yes”が出なければ「トホホ……」ってわけではじめからやり直し。振りだしに戻る。
さて、苦労して引いた御神籤(おみくじ)の中身は吉とでるか? 凶とでるか?
“上上”ならば大吉である。
(※御神籤(おみくじ)は中文で読み取るのは難しい。事務所の窓口の”解読所“に行けば何と書いてあるか説明してくれる。日本語がわかるスタッフもいるそうだ。もしくはパソコンで検索して解読しよう)

幻想的でノスタルジックな街“九イ分”


(※イ分 は「イ」(にんべん)に「分」。システム表示の都合上、一部の中国語の文字は正確に表示できません。記事中では、便宜的に日本語の漢字を組み合わせ、日本語にある異字体や新字体を使用しています)
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台湾を訪ねるならぜひ行ってほしい場所がここ“九フン”(チウフェン)である。
台北の賑やかさも楽しいが、古き良き時代の雰囲気が味わえる情緒あふれるこの街は、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」のモデルとなったとも噂される有名な街である。(ただし本人は否定しているとのこと)
狭い坂道や石畳の脇に古い家屋が立ち並ぶさまと名物の赤提灯の明かりを見ればまるで「千と千尋の神隠し」……映画の世界にタイムスリップしてしまったかのようだ。

この街のメインストリート、基山街(チーシャンチエ)豎崎路(シューチールゥ)はさまざまなお店や屋台が軒を連ね、海を見下ろせるカフェやレストランもある。
ここは、バラまき用のお土産や小物を買うのにはもってこいのショッピング街中国の民芸品、筆、お面、サンダルはもちろんのこと、LINEの人気キャラクター、ブラウンやコニー、そして人気のゆるキャラくまもん……、日本では決して売られていないような(笑)、怪しいキティちゃんやドラえもんの小物、自分の名前を3分で彫ってくれる開運ハンコ屋さんなどもある。

マンゴー、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、グアバ、などの新鮮フルーツが食べられるスタンドや、モチモチの芋団子を使ったスイーツ、タロイモのお菓子を売る店、台湾名物の定番パイナップルケーキもある。

私がここでおススメしたいのは阿珠雪在焼。ひと言でいうと“台湾のクレープ”なのだが、これまた美味! アイスにお砂糖で絡めたピーナッツを砕いたものがかけられ、それになんと“パクチー”をのせて包んだクレープなのだ。
クレープの生地は薄いのにモチモチ食感で、きな粉に似た風味が味わえてびっくり(40元)
甘党でなくともこのスイーツはおいしく味わうことができるだろう。
“九フン”のセブンイレブンのすぐ脇(旧道口という)がこのメインストリートのスタート地点なのだが、そのセブンイレブンの脇から入ってしばらく基山街を歩くと右手にすごいひとだかりができてるのでこの台湾クレープはすぐわかるはずだ。

また、更におススメしたいのがここではゆっくりお茶を楽しんでほしいということ。
ショッピングもいいが、この街にはレトロな雰囲気が味わえる“茶藝館”や“茶坊”が何軒もある。ぜひとも癒しの空間でお茶を味わってほしい。海の景色を眺めながらのカフェはこれまた“パワーチャージ”となるに違いない。

「千と千尋の神隠し」の“湯婆婆の屋敷”のモデルになった茶坊“阿妹茶酒館”のたたずまいや風情ももちろん最高だが、私は水心月茶坊(水心月茶館)で海を見ながら本格的な中国茶を楽しむことにした。中国茶だけでなくお茶入りのチーズケーキもつけてしまった(笑)。
こちらの店内はガラス越しでもすばらしい海の景色が眺められ、開放感が味わえる。テラス席もこれまた素晴らしいロケーション。街に明かりが灯りだす夕暮れ時の眺望もたまらない。美人になることを願って東方美人のお茶を選んで喧騒を忘れるひと時を過ごした(笑)。疲れを癒してくれる茶坊はこれまた魅力的なパワースポットなのである。
一度は足を運ぶべし! “千と千尋の神隠し”の舞台?!&“運命の赤い糸”が結べる台湾最強パワースポットの1枚目の画像

“九フン”(チウフェン)までは台北から高速バスが運行しているらしいが私は列車の旅を決め込んだ。※台湾から九フンまでは高速バスで約1時間半。週末の方が本数が多く運行しているとのこと。
台北駅から瑞芳駅までは、台湾を代表する特急列車“自強号”で約40~50分程度(料金は59元)。
そして瑞芳駅からは基隆客運バス“金瓜石行き”(15元)で約20ほどバスに揺られて
九フン旧道口で下車した。(※旧道口の“旧”の字は新漢字でなく旧漢字で書く難しい方でガイドマップや地図などには記載されているはずなので注意)タクシー利用だと180元くらいらしい。
台北から自強号で基隆駅まで行き、そこから“金瓜石行き”のバスやタクシーを利用する手もある。
時間があれば戦前のゴールドラッシュでわいた東洋一の金鉱“金瓜石”(チンクアシー)や黄金博物館を訪ねて当時の名残りを感じるのもいいだろう。

ノスタルジックな街並みとどことなく哀愁も感じられるこの老街は日本人ならばきっと気にいるに違いない。
今度来るときは台北に連泊でなくここの民宿に一泊しのんびり過ごしたいと思うかも……。
さて、次回は、女性の夢や憧れを叶えてくれる台湾の驚くべきスポットを紹介したいと思う
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニスト 大手ポータルサイトにて数々のコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題は得意。文章セミナー、婚活セミナー講師も務める

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