ハロウィンが日本で流行するようになった意外な理由

いまや日本人の間でも定番イベントとなっている、10月31日の「ハロウィン」。仮装をして街に繰り出す、ハロウィン女子会を行うといった人も増えていますよね。
 
もともとはアメリカの子供がお化けの仮装をして「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!)」と、大人からお菓子をもらいに行くイベントでしたが、日本では、もはやそれとは全く異なる爆発的な盛り上がりを見せています。
 
商店街やデパートがハロウィン専用グッズ一色になるだけではなく、多くの人がハロウィンパーティを開催し、渋谷のセンター街は仮装をした人々で埋め尽くされ、知らない人同士でもワイワイと盛り上がる……このように、特に若者たちの間で、お祭りに近い一大イベントになっているのです。
これを不思議に思う人も多いかと思います。
 
なぜかと言えば、10年前はハロウィンなんてこんなに盛り上がっていなかったから。皆その存在は知っていて、お菓子を配ったり、かぼちゃを食べたりはしていたものの、ここまでではなかったはず。ここまで盛り上がり始めたのは、この3~4年の出来事です。
 さて、ハロウィンはなぜ若者たちの間で、突如このような盛り上がりを見せ始めたのか。それについて、考えられる理由を3つご紹介しましょう。

1、Facebookが大流行


皆さんご存知のFacebook。月に一度でもアクセスするユーザーの数は現在、世界で約13億人に上ると言われています。当然、若者たちも利用しているFacebookですが、最近その使い方にある傾向が見られているようですね。
 
Facebookのユーザーたちは、自分がいかに「楽しくて充実した生活」を送っているかをFacebook上で人々に見せようとします。例えば、素敵なカフェで友達とお茶をしたら、その様子を写真でアップ。野外フェスなど大きなイベントに行ったら、大人数でイベントを楽しんでいる様子をアップ。海外の友達が出来たら、すかさず英語でやりとり……などなど。
 
こうした「たくさんの友人たちとワイワイ過ごしている私の楽しい人生」をFacebook上で演出するという行為が、多くの人にとって習慣になりつつある今、ハロウィンというイベントもその演出のための「道具」の一つになっていると考えられます。
男女入り混じって仮装をして盛り上がる、楽しそうなハロウィンパーティの様子を写真にとってFacebookに上げれば、それだけで「『リア充』な人生」を送っている人のように見えるわけです。
FacebookなどSNSに投稿するために、イベントを全力で楽しむ。そういった流れが加速しています。
 

2、コスプレが地位を確立した


「コスプレ」と聞いて嫌悪感を抱く人は、いまやほとんどいないと思われます。マンガやアニメなどのいわゆる「オタク」の文化が一般にも知られてきたため、そのキャラに扮する「コスプレ」も、一つの文化として一般に受け入れられてきています。
この数年、大学生の間で「制服ディズニー(高校生のような制服を着てディズニーランドに行くこと)」が流行っています。またディズニーランドでは最近、プリンセスの格好をする子供に混じって大人たちもディズニーキャラクターを模した服装をしていることもあるのだとか。
 
こうした事実からも、「コスプレ」がイベントを盛り上げる際に使う道具として、一般人の間でも認められていることがわかります。
コスプレが一般人の間で身近なものになってきたことも、ハロウィンの盛り上がりの一要因。昔は、大人にとっては若干抵抗があったハロウィンの仮装を、「コスプレ」として軽い気持ちですることができるようになったことは、若者たちのハロウィンへの姿勢に大きな影響を与えているでしょう。
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