「え、そんなに?」既婚でも独身でも意外と貯金のある女たち

以前掲載した「思っていたのと違う『こんなに貯金のない男』」では、金銭的な価値観の違いに打ちのめされ、結局は好きな彼との別れを決意せざるを得なかった、悲しい女性のエピソードを紹介した。

ならば、逆に「女性たちはどうなのだろう?」……ということで、今回は彼女たちの懐事情を探ってみた。
あなたもぜひ預金通帳をひっぱり出して、「え、そんなに!?」と驚いたり、あるいは「それなら私のほうが……」などと、優越感を抱きながらこっそり読んでみてほしい。

意外と貯金のある女!? お金に関する女性たちのホンネ


・「派遣で手取りは月14万円くらいだったが、実家に住む&極力出費を抑えることで一年で100万円の貯金を作った。けれどあまりにもストイックにやりすぎたためか、ストレスがたまりその反動で次の年は20万くらいしか溜められなかった。極端なのはやっぱり長続きしませんねー」(20代・専門職)
・「月給は実質22万くらい。家賃は8万円。でも貯金は毎月5万はするようにしている。こんなご時世じゃいつクビ切られるかわかんないし、結婚だってするかどうか。おかげでいまは300万くらい貯めた」(30代・販売)

――今回の調査で浮き彫りになったのは「女性たちの堅実さ」だ。「バブルとか信じられない」「ブランドのマークに余計なお金を払うその感覚がわからない」という、20代・30代の若い世代からの声が多かった。物心ついたときから不景気を体感した女性たちほど「貯金しなければ!」という意識が高いようで、「総務省統計局」が単身世帯を対象に行った調査では、30歳未満女性の平均貯蓄金額は198万円もあるというデータがあるのだ。

これを多いとみるか少ないと見るかはあなた次第だが、まだ社会に出てほんの数年でこの数字……となると、女性はかなり積極的に貯金に励んでいる! と言えるのではないだろうか。
では、この30代未満の女性たちが平均198万円の貯金を持ったまま結婚すると、どんな現象が起こるのだろう?

夫にはナイショ!?  妻のへそくりは夫の三倍


・「実は結婚するときに、父からこっそり100万円をもらった。けれどそのことは夫には言っていないし、これからも言うつもりはない。もしかしたら離婚とかするかも知れないし、夫が事故とかで死んじゃうかも知れないし……。ひとりで生きなきゃならなくなった時のための支えです」(30代・専業主婦)
・「私には独身時代、残業しまくってバリバリ働いてたときの貯金が250万円ほどある。だけど夫には『なんやかんやで遣っちゃったんだよね~』とかなり少なく見積もって申告してある。預金通帳も夫婦共同のものとは別にして夫の目からは完全シャットアウト。自分だけの財産があると夫婦生活を送る上でも対等になれる気がするし、ものすごく心強い!」(40代・商社)

――オリックス銀行株式会社が調査した全国20才以上の既婚男女計2,091名(男性972名、女性1,119名)を対象に行ったアンケートによると、30代妻の平均へそくり額は「約123万円」もあり、30代夫のへそくり額の「約46万円」と比べると、2倍を上回る数字に。
他の年代も、まだ若い20代をのぞき、すべての世代で夫よりも妻のへそくり額が上回るという結果が出ている。

同アンケートによると、夫のへそくり率が64.3%なのに対して妻のそれは69.0%と男性よりも高いのだそうだ。通帳の管理は夫と妻のどちらかが財布を握っていたり、共同管理だったりとさまざまだが、いかに結婚した女性たちが、きっちりと貯めこんでいるかお分かりいただけるだろう。

ちなみに夫側の「へそくりの理由」の5位には「妻のため」という項目がランクインしているが、妻のランキングベスト5には「夫のためにへそくりをしている」という理由は入っていない(笑)。それぞれがナイショで貯金を始める動機のトップ5は以下の通りだ。

【妻】
1位…自分のため(50.6%)
2位…将来に不安を感じて(32.3%)
3位…子供や孫のために(23.8%)
4位…結婚(18.3%)
5位…臨時収入があった(15.7%)

【夫】
1位…自分のために(53.7%)
2位…臨時収入があった(28.7%)
3位…子供や孫のために(18.7%)
4位…将来に不安を感じて(17.8%)
5位…配偶者のために(14.6%)


――このデータから、男女の違いが読み取れる。「自分のため」という至極もっともな理由を除けば、男性は「妻や子のため」にこっそり貯蓄に励み、女性は「将来への漠然とした不安」から、せっせとへそくりを作ると言えるだろう。なにやら男性側がかわいそうな気もするが、それには女性としてのれっきとした理由があるのではないだろうか。

転ばぬ先の杖!? 女性だからこそ貯め込みたい


今回のアンケートで、ある女性が語ってくれた言葉がある。
「悲しいけれど、女は出産だとか結婚だとか、ダンナの転勤だとかでいつ今の収入が失われるか分からない。だからなるべく、自分で自由に使える財産が欲しい」

――そう、この女性のつぶやきは残念ながら事実なのである。
先ほど紹介した総務省統計局が単身世帯を対象に行った調査によると、30歳未満の働く女性の年間収入が288万円なのに対し、男性は327万円。30歳代では女性358万円、男性459万円と実に100万円もの差がつく。これが40歳代になると女性は416万円、男性574万円とその違いはさらに大きくなる。非情なようであるが、これが現実なのだ。

結婚していてもしなくても、女性の多くは若いころからなんとなくその事実を感じ取っている。だからこそ女性たちは、預金通帳の数字を増やすべく努めるのだ。それは女性としての本能なのかも知れない。

お金はやはり身を守るもの。いざというときは自分や自分の将来を守るものなのである。自分の財産(貯金)がないばかりに失敗した結婚生活から抜け出せない!というのはやはり人生の悲劇ともなる。
どうぞ賢いへそくりライフを!
(神崎桃子)

参考:オリックス銀行株式会社 アンケート調査結果「夫と妻の最新へそくり事情」について

EDITOR

神崎桃子
体験型恋愛コラムニスト 大手ポータルサイトにて数々のコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題は得意。文章セミナー、婚活セミナー講師も務める

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