会話に「クッション」を入れるだけで相手との仲が良くなる!?

突然ですが、友人から「ねえ、怒ってる?」と聞かれたことはありませんか? 「いやいや、怒ってないよ!」と返しても「ホントに?」「なんか、ごめんね」と返されたり……。そんなあなたには「会話のクッション」が足りないのかもしれません。
 
1「これ、やっといて」
2「お願いなんだけど、これ、やっておいてもらえる?」


この2つの言い回し、依頼のことばとしては同じ意味です。では、それぞれ実際に伝えたとき、相手はどう捉えるでしょうか?
 
1のようにキッパリ言われてしまうと、どうしても冷たく感じてしまいますよね。このように、ことばを羅列するだけでは、受ける側としては正直「言い捨てられている」ような気持ちが芽生えて、どこかトゲトゲしいものを感じざるを得ません。
 
では、2の例はどうでしょうか?
「お願いなんだけど……」や「~(して)もらえる?」と、相手の気持ちを傷つけてしまわないように「クッション」となることばを入れていますね。これだけでぐっと相手へのお願いの気持ちが強くなりますし、何より相手が気持ちよく「わかりました」と言える雰囲気を作り出せています。
 
付け加えなくても意味は十分に通りますが、「クッション」になることばを加えるだけでぐっと優しさが付け足されるというわけ。
 
相手がどういう風に自分の話を受け取るかを考えてことばをチョイスするだけで、あなたを恐い人だと思う気持ちから一転、配慮のある優しい人だと思ってくれます。
 
けれども、毎度のこと「頼むのは本当に申し訳ないんだけど……」などと付けて相手に伝えるのも、それはそれで仰々しく取られてしまいます。「そんな申し訳ないと思うなら自分でやってよ」と、相手も半分、不服な思いでやらざるを得なくなってしまい、それでは本末転倒。元も子もありません。
 
一度きちんとお願いをしたあとは、わざわざ毎回大げさにクッションのことばを入れる必要はありません。笑顔や渡し方などの細かいところを踏まえたうえで、ちょっとだけクッションを入れましょう。
 
重要なのは会話の節々における「クッション」をしっかり意識すること。頼みごとをするにしても相手を叱るにしても、配慮がなければ、ただ仕事を放り投げているだけの状態です。
 
相手に心理的な負担をかけるときこそ、必ず「クッション」を入れましょう。これをさぼらないことが、相手の気持ちを自分の方へググッと引き寄せるカギになります。
 
最近周りの人とあんまり上手くいってない、と感じたら、会話の「クッション」を意識して会話するよう心がけましょう!
(五百田達成)

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