チャラい女に教えたい、○○から学ぶ恋の一途さ【漫画コラム】

昼刊ランチタイムズ・チャラい女に教えたい、○○から学ぶ恋の一途さ


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ヴィジュアル系バンドが好きな女性のことを「バンギャ」と呼びます。純粋にバンドが好きで応援してる人もいる中、特定のバンドマンへの熱が上がりすぎて、行き過ぎた行動に出てしまう人たちもいます。

私もかつて、ヴィジュアル系ではないですが、インディーズバンドのバンドマンを追っかけておりました。運悪く中二病も併発してしまい、放課後の教室の黒板に好きな曲の歌詞全文を書きなぐったり、どれだけライブに行きたいかを泣きながら母親に訴えたり、1年間の間でファンレターを100通くらい出したり(返事は一度も来ず)……今思えば、穴があったら入りたいと思うほど。というより、もしも今になって「お前のファンレターを持っている」なんて脅されたりでもしたら、ちょっとお金を払っちゃうかも、というくらい恥ずかしい思い出となっていたので、この15年近く、記憶にふたをしたまま生きていました。

それが先日、現役バンギャの友人にその話をしたところ、このような奇行は私が特別というわけではなく(それにしてもイタすぎると言われましたが)バンギャにはよくあることで、言うなれば特性のようなものらしいのです。中には私のようなひとり相撲で終わらずに、バンギャ同士のバンドマンをめぐる血で血を洗う争いがあったり、バンドマンに多額のプレゼントや金銭を貢いでしまう人がいたり、はたから見ると少し異常とも思えるような、濃厚な人間ドラマに溢れているのだそう。

彼女たちが本命のバンドマンと結ばれることは難儀でしょうし、それが分かっていてもなかなかやめられない、その上純粋なファン層からは忌み嫌われるというのが常らしく、熱心なバンギャというのは本当にどこまでも報われないようです。

でも憧れの人物に惚れてしまうというのは、正直無理もないと思うんです。だって構造的に、ただ、曲を聴いてライブを観るだけではなく、バンドマンの場合は直接話ができたり、なんなら打ち上げにも行けることがあり、テレビの中の芸能人と比べると距離感がものすごく近いじゃないですか。そんなの、勘違いして惚れてしまう人がいてもおかしくないんじゃないかな、と思うわけです。実際に、私も惚れていましたしね。
その行為が良いのか悪いのかは別として、私は彼女たちのその愛の強さを単純にすごいと思いますし、彼女たちのその不器用さと切なさを、どうしても愛おしく感じてしまうんです。「彼氏のことは超好きなんだけど~飽きてきちゃって~浮気しちゃった~つーか浮気もう5回目なんだけどね~」とか言ってる女に、バンギャの爪の垢を煎じて飲ませてやりたいです。
(鈴木ポガ子)

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