元彼の結婚をSNSで知ってしまった……このダメージの理由とは

「俺、こんど結婚するんだ」……あなたは元彼から突然、こんな報告を受けたことはないだろうか。

「え、なんで……?」「く、悔しい。先を越された」
女友達の吉報を聞くことさえ近頃はつらいのに、昔愛した男に先を越される情けなさったら……いくら平静を装ってみても、ソレを聞いたあなたの頭のなかは真っ白。
大人としてお祝いを言わなきゃならない場面なのは分かってるけど、上手な祝福の言葉がなかなか見つからない。

だが、たとえ惨めな立場であっても「なに? そのヘラヘラした嬉しそうな顔!」「超~ムカつく」などと面と向かって憎まれ口を叩けるならばまだいい。
もっとも最悪なのは、目の前の彼から報告を受けるのではなく、“Facebook等のSNSで元彼の結婚を知ること”ではないだろうか。

今回は「元彼の結婚」に関する思いについてリサーチしてみた。あなたもぜひコレを読んで、「結婚報告を直にしない元彼の心理」を考えてみてほしい。

なんで言ってくれないの!? 黙ってられると余計にツライ女の心理


・「円満に別れたため、その後も普通に友達としてやり取りしていた元彼。Facebookにしばらく投稿がなく、体調でも崩したのかなと心配してたら、ある日突然“俺、結婚しました!”と見知らぬ女性とのラブラブツーショットが……。“結婚するよ”じゃなくて“しました”だったから余計に傷ついた。そりゃ、いちいち教える義務なんてないのかも知れないけど」(30代・医療事務)
――“元彼が黙って結婚事件”で傷つくのは他の人と一緒くたの扱いをされたから……。
「私はもう彼にとって特別な存在でも何でもないんだ」と思い知らされるからこそショックは倍増。せめて前もって切り出してくれれば、心の準備もできるのに。同じ思いをしたもうひとりの女性にも話を聞いてみよう。

・「人づてに、それも式から三カ月も経ってから聞いた元彼の結婚話。私が失恋直後だったこともあって、正直ものすごくショックだった。“もう友達だって割り切ってるんだから、教えてくれたっていいのに”っていう恨みと、“ああ、アナタも私から旅立って行ってしまうのね”と、巣立ちを見守るような寂しさとが半々。復縁とか考えてた訳じゃないけど、置いてきぼりにされた気分がハンパない」(40代・秘書)
――「うんうん、あるある」と、元彼に先を越された女性たちが激しくうなずきたくなる証言ではないだろうか。彼と元サヤに戻ることなど思っていた訳ではない……けれど「かつては自分の所有していたお気に入りのモノが他人の手に渡り、もう二度と我がモノになることはない……」ということをしらしめられるのである。
この“絶望感”が、女性のココロを余計に苦しめるのだ。最後にもうひとりの女性のエピソードを取り上げてみよう。

・「いきなりSNSで彼の結婚を知ったのはビックリだったけど、何よりもムカついたのはその後彼に会って結婚祝いを渡したときのこと。『おめでと~、でももっと先にひとこと言ってくれてもいいのに』って冗談めかして笑い飛ばして言ったら、彼ものすごーく真顔になって『うん、でもほら、今オマエ男いないだろ……? だから言いづらくてさ』だって。それこそ余計なお世話。何よりもその中途ハンパな優しさというか私への同情が深く胸に突き刺さった。恋愛感情はもうないけど、正直彼の顔はもはや見たくない」(30代・オペレーター)
――女性にとって最大の屈辱とは、元恋人に結婚で先を越されることより、「元彼から同情されること」ではないだろうか。彼はあなたを「いま幸福じゃないだろうからこんなこと言ったら傷つくだろうな~」「俺だけ幸せになって申し訳ない」と気の毒に思い、なにも告げずにコソコソと他の女性とゴールインするのだ。その憐憫(れんびん)の情が、女の誇りを木端微塵にするものはない。

女性が元彼の結婚に落ち込む真の理由とは


女性が元カレの結婚を知って落ち込む理由をまとめると、
1.自分はもう彼にとって特別な存在ではないと思い知らされるから
2.かつて自分のモノだった彼が行ってしまい、自分だけ取り残されたような気になるから
3.「お前は今幸せじゃないだろう」と憐れみの目を向けられプライドが傷つくから

……の三点に尽きるのではないだろうか。それは女友達に先を越されたときとはまた違う、ひどく苦い感情だ。「せめてひとこと言ってくれれば」という女性たちの嘆きに対して、男性たちはどう思っているのだろうか? 彼らのホンネを聞いてみた。

元カノに結婚を告げられない男の心理とは?


・「……え、だって悪いでしょ? 嫉妬される、とまでは思わないけど、なんかすげえ言いづらい。自分だけが幸せになるのって。元カノがすでに結婚してるとか、婚約者や決まった相手がいるなら勿論言うけど」(30代・設計)
・「なんか気とか遣わせそうだし、お祝い催促してるみたいでヤダし。だいたい、元カノが先を越した男の結婚式になんか出たいワケないよね。お互い気まずくなるだけだろうし、それに元カノとやりとりすることで今の嫁さんとギクシャクしたくないしね。あえて言わないことは大人としての配慮のつもりなんだけど」(40代・開発)
――彼らには悪気などないし、それどころか元彼女に対して気を回しているからこその「沈黙」や「予告ナシの結婚」であることが分かる。けれど、女性の立場からしたら何かモヤモヤしないだろうか。その理由が男女の恋愛に対する認識の違いにあるのだ。

男性の「結婚を告げない」という気遣いは、女をさらに傷つける


以前のコラムでもお伝えした通り、「男は昔の恋をフォルダ別に保存するが、女はどんどん上書き保存」するものだ。男性はそうでないかも知れないが、女性は次の人を好きになればほとんどの場合は元彼のことなどどうでもよくなってしまう。
もし、女性に新しい恋人ができなかったら……。その場合は元彼との復縁を望む女性もいるかもしれない。けれど大抵の場合、恋人がいようがいなかろうが、女性は過去の思いから自分を解放しようと前を向く生き物。「早く忘れなきゃ!」「切り替えよう」と懸命に努力するものだ。
どちらかが別れを切り出したかは別にして、別れることを承知した場合、女にとって元彼は「終わったことは終わったこと」なのだ。女性のリセットは潔い。

けれど男性の側は少し違う。
自分がそうであるように、「元カノは今でも自分に何らかの愛情を残しているハズ」「何年たっても決して忘れてなどいないハズ」と、心のどこかで思っているからこそあえて「結婚を報告しない」という、女にとって“もっとも最悪”な方法をとってしまうのだ。
彼らの要らぬ気遣いを敏感に察知した女たちのプライドは粉々に……となるわけだ。

「もうアンタのことなんてどうとも思ってない、自惚れないで!」……たとえそれが心からのものであったとしても、女のその叫びは届いちゃくれない。周りからは「ムリしちゃって」「ホントはそうじゃないんでしょ? わざと平気なフリしちゃって痛々しいなあ~」「女がずっと一人でいるのはやっぱ惨めだよな」という同情のまなざしが帰ってくるのだ。それは元彼の結婚以上に、女を傷つける。
先に幸福になった者が勝ちというのは、本当かも知れない。

……けれど、一度でも真剣に付き合い本気で愛し合った相手が幸せになること望まない人間などいない! むしろ、結婚をひた隠しにされるなら言われた方がマシだ。別れたあとも比較的良好なコミュニケーションを取っているのならばなおらである。あとから、人づてに聞いた、SNSで発覚した……なんてたぐいは、直接本人から「結婚」を知らされたときとは比較にならないくらいのダメージを負わされるのである。
結婚の報告や人の幸せはリアルタイムで知りたいものだ。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニスト 大手ポータルサイトにて数々のコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題は得意。文章セミナー、婚活セミナー講師も務める

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