愛と勇気をもらえるディズニー最新作『シンデレラ』の見どころとは

ベタな五月病……ではないけれど、新年度がはじまって少し経ったこの時期、「なんだかハッキリしないけど、心も体もスッキリしない」という女性も多いのではないだろうか。
理想と現実とのギャップ。環境や将来への不信感。それらひとつひとつは小さなモノでも、いくつか重なり合えば確実に女の体や心を痛めつける。放っておけばいつの間にか重症化し、ある朝ベッドから起き上がれない……な~んてこともあるこの「プチ鬱」症状、早めにケアするにこしたことはない。

今回はそんな「プチ鬱」症状な人にピッタリの映画を紹介したいと思う。「最近、愛とか夢とか信じられない」そんな女性たちすべてに観ていただき、どうか心を軽くしてほしい。
(C)2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.4月25日(土)全国公開
(C)2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
4月25日(土)全国公開

“あなたは愛を信じますか? ”YES!と答えられないあなたは『シンデレラ』を見よう


4月25日(土)から公開されるウォルト・ディズニーの最新作『シンデレラ』。「最近なにもかもめんどくさい……」と感じる女子にぜひオススメしたい映画だ。

全米では3845スクリーンで公開され、3月13日~15日のわずか3日間で興行収入およそ82億1315万円という大ヒットを記録、日本でもあの“アナ雪”の続編である短編アニメーション、『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』が同時上映されることが大きな話題を呼んでいる。

この映画は読者の皆さんもよく知っているあの『シンデレラ』を実写化したものである。けれどそこは世界のディズニー。ただ単にそのまま映像化した訳ではない。原作に比べ「ありとあらゆる進化」を遂げている……それが恋愛でも仕事にも悩める女子のお役に立つのだ。早速そのポイントを見てみよう。
(C)2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.4月25日(土)全国公開
(C)2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
4月25日(土)全国公開

安心の王道ラブストーリー!


“原作に比べあらゆる進化を遂げている”とはいえ、この映画は決して無理な改変はなされていない。原作好きなあなたも、そこは安心してほしい。基本的なストーリーは幼いころに読んだあのおとぎ話そのもので、読んだあとで胸がスッとする勧善懲悪も健在だ!

人は己の心が疲れ切っているときに“新しいモノ”を受け入れるのを苦痛と感じがちだ。まっさらなものは新しい刺激を与えてくれる一方で、「コレに一から慣れなきゃいけないの?」とそれ自体がストレスのモトになったりもする。
そんな時に女子の心にそっと寄り添い、癒やしと希望を与えてくれる『シンデレラ』は最適だ。まず間違ってもあなたの気持ちが傷ついたりざわついたりしないことは保証する。
(C)2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.4月25日(土)全国公開
(C)2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
4月25日(土)全国公開

正統派のなかに「気付き」アリでマンネリ打破


とはいえ、女子はぜいたくなもの。恋愛でも仕事でも映画でも、「あまり自分の思い描く通りになりすぎてもなんかつまんない」「ありきたりではなくちょっとは変化がほしい」というのも正直な本音なのではないだろうか。

そこにもちゃんと仕掛けがある。皆さんは大人になって改めて『シンデレラ』のストーリーを思い返してみたとき、こんな疑問が沸かないだろうか?

「舞踏会に行きたいシンデレラを華麗に変身させてくれた、あの“魔女”ってだれ? なんでシンデレラにそんなことしてくれたの?」
「シンデレラの継母って、いくらなんでも意地悪すぎる! ふたりの姉娘も性格最低だけど、元凶は結局あの継母でしょ」

驚くべきことに、現代版シンデレラにはこの疑問に対する「合理的な答え」が用意されているのだ。魔女こと“フェアリー・ゴッドマザー”の正体にあなたは「なるほど!」と思わず膝を打つだろうし、なによりもアカデミー賞女優のケイト・ブランシェット演じる、意地悪かつ美しくすごみのある継母が、物語の終盤にもらすセリフは必見だ。

キツイいじめに耐えかねたシンデレラの『どうしてこんなヒドイことするの!?』という悲痛な問いに対する継母の「答え」に、あなたは心底ゾッとし、そして芯から納得することだろう。
「そうだったのか」と……。そしてあなたはシンデレラをイジメ続けた継母にほんのちょっぴり同情してしまうに違いない。ソレは女ならば誰もが心の底に抱いている感情だからだ。

ぬるま湯につかり切ったような「マンネリ」状態ではプチ鬱を打破することは難しい。新たな「気付き」が欲しい女性にとってはこの点も満たされる映画である。

美・美・美の競演! 美しくないモノは一切ナシ


この映画のスクリーン上には、主役のシンデレラはじめ脇を固める継母や王子を含め、「美しくないモノ」は一切登場しない。根性の悪いふたりの姉娘たちだって、見た目とドレスはとってもキュートなくらいだ(笑)。

ウォルト・ディズニー・スタジオが総力を上げて作り上げただけあって、とにかく登場人物の“ドレス”は息を飲むほど豪華絢爛! 特に印象に深く残るのは、シンデレラがお城の舞踏会で初めて王子と踊るシーンだろう。

着飾った参加者たちが並ぶなか、王子に手を取られ、美しいブルーのドレスを身にまとい、軽やかに舞うシンデレラの姿は、見る者を確実に引き込ませ、現実を忘れさせる。
“我を忘れて見入る”“この時間だけ現実を忘れる”くらい楽しいことがあるだろうか?
それはお芝居だって彼氏とのデートだっておんなじだ。女心をぐっとひきつけ、現実を一瞬忘れさせる舞踏会のシーンだけでも見る価値は大いにアリだ!

“勇気と優しさは報われる”そう思えるのが『シンデレラ』から与えられる最大の財産


そんなことは誰だって分かっているけれど、おとぎ話と違って現実はつらい……。
いくら努力したって周りに妨害されることだってあるし、ほんのちょっとの運やタイミングの差で成果が手のなかをすり抜けてゆくことだって山のようにあることは、現実を生きているあなたがいちばんよく分かっているだろう。

「仕事でも恋でも、努力なんてムダムダ」
「私なんてどーせ」
「しょせん、元からキレイな人やお金持ちの人、運のいい人には敵わない。シンデレラだって美人だったから、王子様が一目ぼれしたわけでしょ?」

……違うのだ。シンデレラは確かに元からの器量には恵まれた。けれど彼女は幼い頃母に教えられ、映画の中でも繰り返されるフレーズ、「勇気と優しさ」を信じ、それを持ち続けるべく、“血のにじむような努力”をし続けた女性なのだ。この映画を見ればそれがよ~く分かる。
シンデレラの教訓は”自分のしたことは、よい意味でも悪い意味でも自分に跳ね返ってくる”ということだろう。
物語のラストに、シンデレラや継母、それに二人の姉娘たちがこれまでに行い続けてきたことはすべて彼女らに返ってくる。逆に“自分がして来たことを誰かが見ていてくれて、それなりの報いが戻ってくる”ともいえる。
……これは、この世知辛い現代においては夢物語のように聞こえるかもしれない。
けれど、その“奇跡”を信じ、“私も頑張りつづけてみようかな”と思える力がこの映画の中にはある!
決してただの“シンデレラ・ストーリー”などでない。彼女はラッキーガールなわけではなく努力によって必然的に幸せになれたのだ。

「本当の魔法は、あなたの勇気」……そんなキャッチフレーズをそのまま信じられるほどの魅力を持つ作品は、そう存在するものではないが、この『シンデレラ』は間違いなくその希少な一本である。
恋愛がうまくいかないあなた、イライラやストレスを抱えるあなた……本当は人の愛や優しさを信じたいのに信じられないあなた……は、ぜひ映画館に足を運ぼう!間違いなくこのステキな魔法にかかるのだから。
(神崎桃子)

ウォルト・ディズニー・ジャパン配給『シンデレラ』
4月25日(土)~全国公開
同時上映 短編アニメーション『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニスト 大手ポータルサイトにて数々のコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題は得意。文章セミナー、婚活セミナー講師も務める

関連記事

今、あなたにオススメ