元彼に費やしたお金は「高い勉強代」と割り切るべし

「元彼」が忘れられず、なかなか次の恋へと移行できない女性が、過去の恋と決別できない理由は一体どこにあるのでしょうか? おそらく、もっとも多いのが「いまでも好き!」という恋心によるものでしょう。ほか、「セックスの相性がとてつもなく良かった!」など、カラダが忘れられないケースもあるでしょう。そういった理由の中から、ここでは「お金」に的を絞り、考えたいと思います。

目次

金の貸し借りをした瞬間に、男女としての縁は切れる!?


昔の男に貸しているお金があるのなら、地獄の果てまで追いかけてでも返してもらいましょう。そもそも、いかに惚れた男だろうと、お金は貸すべきではないというのが筆者の持論です。「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉があるくらいですから、お金の貸し借りをした瞬間に、男女としてのご縁は切れ、「借りた人間と貸した人間」という、色気もへったくれもない関係性になってしまいます。貸した金額が、大金だろうと少額だろうと一緒です。

費やしたお金のぶん、元をとりたい女心


次に、「貸した金」ではなく「費やした金」について。感情面で後ろ髪引かれるケースは、こっちタイプが圧倒的に多いです。「あんなにもお金を使ってあげたのに!」という気持ちが、後ろ髪引かれる思いとごっちゃになっているのでしょう。金銭的に余裕のない男性に対して、「ここは私が払うよ」と、自発的にデート代を負担する付き合い方をしていたり、高額なプレゼントをしていたりすると、「使ったお金のぶん、元をとらねば」という思考が働きます。「元をとる」の具体的内容が、「絶対に別れてなるものか!」なのでしょう。

自発的に費やしたお金に執着するのは野暮!


先に、「お金は貸すべきではない」と書きましたが、惚れた男に対してお金を使うか否かは、個人の価値観でご自由にどうぞ。「メジャーデビューを目指す彼の生活を支えたい!」などの強い思いと、相応の経済力があるならば、好きなだけ費やせば良いのです。ただし、勘違いしていけないのは、そうやって使ったお金は、あくまでも「あげたお金」であって、「貸したお金」ではないという点。あげたお金に対して、「あれだけお金を使ったのに、私を捨てるなんて酷い!」と文句を垂れるのは野暮というものです。費やしたお金が100万単位だろうと、1千万単位だろうと!

「散々お金を使わされた」ではなく、あくまでも自分の意思で「散々お金を使った」事実を受け入れましょう。そして、費やしたお金は、元をとる精神で復縁に執着するのではなく、高い勉強代だったと思いましょう。元をとる精神ではなく、転んでもただでは起きない精神で、次の恋愛に活かせば良いのです。次は、あなた自身が、男性にとってそれだけのお金を使いたいと思わせる女性になりましょう。そんなふうに考えるほうが、うんと建設的ですよ。

惚れた男にお金を使うのは、ある意味ギャンブルのようなもの。パチンコや競馬と同様に、返ってこないケースもあることをお忘れなく。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

関連記事