買い物デート中の男性の本音って? けんかをせずに楽しむコツ!

今年のゴールデン・ウィーク、カップルで買い物に行った方も多いことだろう。お互い、楽しい時間を過ごせただろうか。かく言う筆者は、かつて休日のたびに彼女とショッピングに出かけては、「なんだかつまらなそう」「あくびばかりしている」と注意されていた。

だが注意されても、努力次第でどうにかできることではなかった。どうしても彼女と同じような感覚で買い物を楽しむことができない。そもそも「買い物」において、お互いの意識が完全にズレていることに気づいたのだ。

今回は、買い物で男性を退屈させない方法を紹介する。買い物デートで彼氏とけんかになってしまった女性は、よくよく反省しながら読んでいただきたい。

目次

男性は、買い物中も彼女にかまって欲しい


買い物デート中、女性が彼氏を放置してしまうことはよくある。ひどい場合、彼氏を店の外で2時間以上待たせている女性もいると聞く。

「私はそこまでしないからマシでしょ」と筆者の彼女は言った。それでも、買い物中に彼女が意識向けている先は、商品に対してほぼ100%。筆者に話しかけることもなく、黙々と品物選びをしていた。

男性は、買い物中でも彼女に対して意識を傾けているものだ。それなのに相手にされなければ、あくびだってしたくもなる。

それを注意され、「あなたは自分が欲しいもの無いの?」と言われも、男性は困惑するしかない。デートのはずなのに、「私にかまわないで、自分の欲しいものを選んで、ひとりで過ごしてなさい」と言われているようだ。この瞬間から男性にとっての買い物デートは、ただの「付き添い」へと成り下がる。

そもそも男性は、欲しいものがあれば自分一人でも買いにいく。せっかく彼女の買い物に付き合わせているのであれば、男性自身の買い物のことなんて二の次で考えてもらいたい。それよりも、彼女の補佐役として振る舞えるよう、ちゃんとかまってほしいのだ。

だからこのとき彼女として言うべきことは、「私がどれを買ったらいいか、あなたも選んでみて」だ。女性の買い物に選びに加えてもらうことで、男性は初めて買い物を「デート」として楽しむことができる。

かまってやれないなら、いっそ無理に付き合わせず別々の店へ別れる


とは言ったものの、女性からしてみたらまったく彼氏が役に立たないこともあるだろう。選ぶ品物のセンスが合わない、この商品だけはどうしても自分で決めたいから選ばせたくない、など。そんなときはいっそ、別々の店へ別れた方がよい。

例えば筆者の場合は、雑貨や服よりも、本や家電製品を選んでいる方が楽しい。彼女の品物選びが長引きそうだな、と思った場合は、「ちょっとよそ見てくるよ」と言って、必要なときに電話で呼び出してもらうか、またはあとで合流する場所と時間を決めるようにすれば、あまりけんかにはならなかった。

ただいつもそれだと、今度は女性の方が「かまってもらえてない」という不満が出てくるかもしれない。そういうときは、雑貨と一緒に本も並んでいるヴィレッジバンガードや、服と一緒に家電製品が並んでいるビックロなど、お互いが楽しめるような複数ジャンルの商品を一緒に扱う店舗に行くのがオススメだ。

支払いや荷物持ちを遠慮されると男性は困る


近ごろは食事するのもワリカンというカップルも多い。買い物の際も、男性が「足りる?」と聞いてきたのに、「大丈夫!」と、せっかくの助けを拒んでいないだろうか。

けれど男性が女性と一緒に買い物をする目的には、欲しい商品を買う・買わせるというという以上に、女性に自分のいいところを見せつけたいというものがある。もし彼がお金を払ってくれるというなら、また、荷物を持ってくれると言うなら、遠慮なくそうさせてあげるといい。

最後に、「あなたのおかげで買い物が楽になった」という感謝の言葉を述べてくれれば、それだけで男性は満足できるのだ。

まとめると、男性が買い物デートに求めるものは以下の3つとなる。

●女性の買い物の補佐役としてかまってもらうこと
●男性が興味のない店には無理に付き合わせないこと
●遠慮されるよりも頼りにされること

これから先また男性と買い物デートに向かう際は、以上のことを考慮し、ぜひお互いが楽しく過ごせるように気をつけてみてはいかがだろうか?
(平原学)

この記事を書いたライター

平原学
1985年佐賀県生まれ。作家・ライター・小説家。妻から「私より女子力高い」と言われているのが悩みの種。著書に『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)がある。

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